黒猫:さて、今夜で第四回を迎えます、活字ラジオ。そろそろ僕は研究も忙しいから、作者一人でやってもらいたいんだけど、今日で最後というのはどうかな?
作者:いいわけないだろ? タイトルに君の名前が入っている。
黒猫:抜けばいい。
作者:その場合は付き人の夜話になって、俺は毎回付き人とお喋りを楽しむことになる。もちろんお喋りだけとは限らないし、そのへんはまあ密室で二人だけなんだから何が起こっても文句言わないでほしいな。
黒猫:……まあ、喋るのは嫌いではないからね、君にからかわれることさえなければ、参加すること自体は問題ない。
作者:恥じらいもなく妥協したな。
黒猫:何の話だ?
作者:恥じらいもなく惚けるなぁ。すごい……。
黒猫:早く今日の本題に移れよ。前回話していたとおり、『花酔いロジック』の続編が出るんだろ?
花酔いロジック 坂月蝶子の謎と酔理 (角川文庫)/KADOKAWA/角川書店

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作者:そうそう。『花酔いロジック 坂月蝶子の恋と酔察』ね。発売日は6月27日。(地域によりたしょう前後しますのでご了承ください)
花酔いロジック 坂月蝶子の恋と酔察/KADOKAWA/角川書店

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じつは今日見本が届いたのだ。これがそう。



で、帯をとったのがこれ。



装画は前回に続いてゆうこさん、装丁は西村弘美さん。
お酒の入ったグラスのなかに二人や東京の街があるような不思議な構図だ。

ちなみにカバーをとると、こんな感じ。




黒猫:いいね。青春ものらしい、爽やかなデザインだ。内容は、相変わらず飲んだくれてるのかな?
作者:そうだね。でもこれはサークルの流れを描いた物語でもあるから、そこらへんが、単に前回の流れを受け継ぐって感じではない。何しろ、もう神酒島は今回幹事長を辞めているからね。
黒猫:誰が幹事長をやっているんだ? 浮かぶのはあの頼りない人物しかいないのだが……。
作者:そう、まさかのその頼りない人物が幹事長をやっている。そして、蝶子も二年目。いよいよ新入生を歓迎する側に回る。
黒猫:新キャラ登場の匂いがするな。
作者:そのへんも期待して読んでいただきたい。ところでそのへんのこともあって、じつは一つ前の記事で、花酔いロジック関連PDFの無料ダウンロードのお知らせをしている。まだご存知ない方はぜひチェックしていただきたい。この短篇に登場する人物が、今作のどこかに登場するので。
黒猫:そのあたりも愉しみと言えば楽しみだ。
作者:幹事長を引退した神酒島は自分の人生を歩み始めており、蝶子も、飲んでばかりの毎日のなかで、それでも自分の人生に思いを馳せる。まあ、要するに大学二年の頃にありがちな倦怠感と焦燥感みたいなものを描いてる。
黒猫:ふむ。僕にはそんなものはなかったけどね。ひたすら美学に邁進していただけだから。
作者:そういえば君はいつ頃付き人に目をつけたわけ?
黒猫:目をつけたとは人聞きの悪い……。
作者:「卒論指導」によればたしか……。
黒猫:話題を戻すよ。今回の各話の構成はどんな感じなのかな?
作者:そうだね、前回はほぼすべてホワイダニット一辺倒だったんだけど、今回はわりにバラエティ豊かに、いろいろ試してみた感じかな。あと大学の行事も、前回扱えなかったものを扱ってみた。ハロウィンとか卒コンとかね。でも最後まで読んだ自分の感想としては、全体に前回より甘くてほろ苦いかな。やっぱり大学一年より大学二年は、なんだかんだ大人の味だよね。
黒猫:ふむ。大人になり始めた世界の空気感を楽しめるわけか。
作者:あと相変わらずの馬鹿騒ぎもね。蝶子には強力ライバルが出現する。俺はこの子がけっこう好きなので、この子と神酒島に付き合ってほしいとちょっと思ってるくらいなんだけどね。
黒猫:そういう私情は挟まないように。まあとにかく、僕もそろそろ学生時代の記憶が消えつつあるから、じっくり堪能させてもらおう。
作者:ぜひお酒を片手にお読みいただければ幸いです。
黒猫:それでは、恒例の音楽のコーナーに移るよ。今回は?
作者:んん、これ書いているときには特に聴いてなかったんだけど、書き終えた後に、サザンオールスターズの『ヤングラブ』ってアルバムを久々に聴いてたんだよね。
Young Love/ビクターエンタテインメント

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僕はサザンの音楽って好きなときと嫌いなときがけっこうあって、一回うるさいと感じちゃうともうしばらく聴けないんだけど、「ヤングラブ」の頃のサザンって、一つバンドとして完成された時期なのかなという気がする。音のバランスもいい。この後になると、J-POPをかき混ぜてやるっていう意識とか老いの自覚とかがミックスされて、よくもわるくも歪んできたり、わざと隙をつくるようにもなるから、いちばん誰でも聴けるのが「ヤングラブ」なんじゃないか、と(このあたりは異論がいくらでもありそうだけど)思う。
これを聴きながら酒を飲んだら、何となく「ああ、花酔いロジック2に合ってるかも」と思ったのでそれを今回は推しておこうかな。作中には他にもいろんな音楽が出てくるので、そのへんも愉しみに読んでみてください。

黒猫:よし、それではこのへんで。
作者:おっと、その前に、サロメ特典にご応募された方々に厚く御礼申し上げます。特典PDFの最後の一篇は読んでいただけたでしょうか。いやー、まさか付き人があんなところであんな人に遭遇していたなんて、驚きですねー。
黒猫:ちょっと待て……何を書いたんだ?
作者:あははは、何も。これは僕と応募者の皆さんだけの秘密だから。まさかあの人にあんなことをされるなんて。
黒猫:ちょっと待て! 貴様何を書いた?
作者:それでは皆さん、今夜はこのへんで。
黒猫:こら、待ちたまえ。いいから白状を…!
作者:蝶子2年目をどうぞよろしく。それではおやすみなさい。
黒猫:森! 森ぃいい……(マイク切られる)……

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こんばんは。

今夜は用件だけで手短に。

現在、文庫『花酔いロジック 坂月蝶子の謎と酔理』が全国発売中です。

花酔いロジック 坂月蝶子の謎と酔理 (角川文庫)/KADOKAWA/角川書店

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じつは、この本は単行本『名無しの蝶は、まだ酔わない』の文庫化なのですが、単行本化の際に特典クイズを出し、正解者に登場人物とゆかりのある人物が主人公として活躍する短篇「まだ、残っている」のデータをプレゼントさせていただきました。

あれから一年ほど経過したこともあり、今月、続編である『花酔いロジック 坂月蝶子の恋と酔察』が発売されることでもありますので、「まだ、残っている」のデータを期間限定にて、無料でダウンロードとさせていただきます。
※すでに昨年お読みいただいている方はダウンロードされる必要はございません。

以下をクリックしてデータをダウンロードのうえ保存していただければと思います。
無料ダウンロード期間は6月1日~7月15日です。

※期間を終了したのでURLは削除させていただきます。多くの方にアクセスいただきましたこと、深く御礼申し上げます

なぜこのようなことをするかと言いますと、
今度出ます『花酔いロジック 坂月蝶子の恋と酔察』にこの人物が、必ずどこかで登場するからなのです! さて、どこで登場するのか、楽しみにしていただければと思います。

本日、ゲラの最終やりとりを済ませました。
皆様、蝶子2年目発売まで、いましばしお待ちくださいませ。



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