手前味噌ですが。

テーマ:
第92回全国高校選手権東京都予選B決勝(味フィ西って略称じゃ分かりづらいよ。味の素フィールド西が丘。つまり西が丘。味の素スタジアム西競技場じゃありません。)

駒澤大高 0-4 國學院久我山

【得点者】
前半14分 松村遼
前半27分 松村遼
後半25分 松村遼
後半38分 渡辺夏彦


ちょっと次元が違いました。


今の川崎フロンターレと久我山のサッカーはスタイルが酷似しています。川崎の風間監督は特に具体的な名前は出していませんが、久我山の李監督は「バルサスタイル」を標榜し、実践しています。長短織り交ぜたパスで徹底的に崩す。得点は多ければ多いほどいい。

昨日の試合後のインタビューでも「たくさん点が取れたので良かったと思います」と言っていました。

スタイルが似ているが故に、試合中にイラつくポイントも同じなのですが(笑)


彼らの足元の技術は、ちょっと高校生離れしています。もちろんまだ高校生、細かいミスは散見されるけど、それを補って余りあるボールタッチ。彼らがドリブルで相手を抜くたびに、スタンドからはどよめきが起こっていました。

左サイドの選手が後ろから来たロングボールを走りながら右足のアウトサイドで軽くトラップしてドリブルを始めやすい位置にボールを置くとか、どこのレナトだよ(笑)


日本の高校のサッカー部員である以上、選手権が目標であることは全国どこの高校も一緒だと思います。しかし久我山はそこを目標にしつつ、でも「最終目標」にはしないようにしているそうです。選手権に出るためだけに勝つならもっと簡単な方法 - 例えば、最前線に高くて強い奴を置いて、そこにロングボールを当てまくる - はあるけれど、それはしない。

彼らはその先にある「プロになること」が目標だから(当然、もっと先も見ていると思うけど)。なので、いわゆる高校生っぽいサッカーには弱かったりするところもありました。でも、今年のチームはちょっと次元が違いました。



全国大会にちょいちょい出る私学の体育会系部活なのでいろいろ優遇されていると思われがちですが、そんなことは無く。寧ろ環境は悪い方だと思います。

サッカー部専用グラウンドは無し。狭い校庭を野球部と半分に分けて使っている状況。
ちなみに校庭には野球部のための(人工芝グラウンドになる前からあった)ピッチャーズマウンドがあるため、真っ平らではありません。
練習は基本的に放課後の1時間半から2時間のみ。
$ミルクホール日記-仲間君

選手権予選決勝を翌日に控えた練習でも、野球部との併用は変わらず。

肝心なのは量では無く質。与えられた環境の中で何が出来るか。
そして仮に負けたとしても、環境のせいにはしない。

ちなみに中間・期末試験で赤点を取った奴は、どんなに優秀でも試合には出さない。「サッカー選手である前に高校生である」という方針。これは久我山全体でそうだったはず。


野洲高校の「セクシーフットボール」ともちょっと違う、久我山のサッカースタイル。
彼らのサッカーが全国でどこまで通用するか、今から楽しみです。


ミルクホール日記-円陣


ミルクホール日記-先制点!


ミルクホール日記-渡辺


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ミルクホール日記-集合写真


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