中田英寿選手プレミアリーグボルトンへ移籍 世界のNAKATAは入団会見全て英語で
テーマ:サッカーイングランドプレミアリーグのボルトン へ1年間の期限付き移籍をしたMF中田英寿 選手(28)が本拠地リーボックスタジアムで入団会見した。背番号はセリエAボローニャで活躍した時と同じ『16』に決定。会見後はチーム練習に初合流した。8月21日のエバートンとのホーム開幕戦の試合前に予定されるお披露目イベントでプレミアデビューを果たす。
8月10日にイギリス入りしてから8日後、本拠地のスタジアムで設けられた待望の入団会見の場に、中田英寿 選手はジーンズに黒のジャケットとグレーのチョッキといういでたちで登場した。傍らに個人マネジャーのモラーナ氏を置きながらも、日英約120人の報道陣を前に約30分間、自力で英語を駆使した。セリエA在籍時にはイタリア語で会見に臨んでいた男は、いきなり語学の順応性を見せつけた。
「ワンダラーズ(ボルトン の愛称)のメンバーになれてうれしい。1日も早くプレーしたい」。柔和な笑みが浮かぶ。「2年前くらいからプレミアリーグで戦いたかった。今はW杯のことなんて考えていない。それよりもクラブで全力を尽くすこと。それだけ」。憧れだったプレミアリーグで戦える喜びにあふれていた。
隣に座ったアラダイス監督も驚くほど、中田英寿 選手は「enjoy!」を8回も連呼。写真撮影では背番号『16』の真っ白なユニホームを自慢げに広げてみせた。代表やクラブで着慣れた『7』や『10』は埋まっていたが、「1+6=7」になる。セリエAボローニャ所属時に背負い、恩師マッツォーネ監督のもと一時復権を果たした縁起のいい番号だ。
「プレミアは世界で最も厳しいリーグの一つだが、同じく厳しいセリエAでやってきた」と中田英寿 選手。セリエAでは7年間で5チームを渡り歩き、ASローマでは優勝も経験した。フィオレンティーナでは出場機会に恵まれず移籍を決意したが、環境に恵まれれば復権できる。会見後にはクラブの練習場へ直行し、チーム練習に初合流。ボールを蹴って汗を流し、チームメートと英語で交流して、早くも新天地でのスタートを切った。
正式入団を受け、ボルトン の中田英寿 選手売り出し戦略も開始する。8月21日にはエバートンを迎えホーム開幕戦を行うが、地元ファンに向けて中田英寿 選手のお披露目イベントを行うことを決めた。実戦デビューは来月11日のブラックバーン戦(ホーム)まで延びる見込みだが、ひと足早くピッチ上でプレミアデビューを飾る。
「経歴は自分には重要じゃない。サッカーを楽しみたい。そして、挑戦することが、経験こそが自分には重要なんだ」
カルチョの国を去り、サッカー母国に戦場を移した。英語もプレーも不安なし。日本の王様と呼ばれた男が、日本人3人目のプレミアプレーヤーとなって復権を目指す。世界のNAKATAはプレミアで再生する。
契約期間は1年間のレンタル移籍。中田英寿 選手は保有元のフィオレンティーナと2年契約を残しており、最後の1年間は完全移籍の買い取りオプションをボルトンが持つ。「UEFA杯やリーグ戦で活躍すれば当然ありうる」とアラダイス監督は今季の活躍次第での買い取り行使を示唆した。年俸は推定130万ポンド(約2億6,000万円)。
7年間セリエAでプレーし、記者会見等もイタリア語で対応し、語学に堪能と知られる中田英寿 選手だが、英語も地元記者を驚かせる力量だった。デーリー・テレグラフ紙の記者は、「英語がうまいので驚いた。静かで抑えめだが、とてもプロフェッショナルだった」と記者会見での印象を語った。
事前に告知された通りに、日本メディアからの質問も英語に限られ、記者会見では日本人同士が英語でやりとり。「今後も日本語は使わないのか」との質問には「自分たちがどこにいるかを考えなければいけない」と応じ、今後も英語だけを通す意向を示した。
・プレミア移籍決断の理由は
「幸運にもイタリアでは多くの経験を積めた。UEFA杯でリーズやリバプールと対戦したときに、プレミアリーグの環境に感動した。スタジアムや人々、ファンの雰囲気がとてもよかった」
・このクラブは16カ国もの選手がいるが
「僕はこれまで5つの違うチームでプレーしてきた。彼らと話すことは僕にとって非常に有意義な時間だった。そのようにやっていきたい」
・楽しむ、楽しむ、と強調するが
「もちろん楽しむためにはいいプレーをしなければならない。僕自身いいプレーを心掛けるし、楽しめるよう技術を磨き、努力し続けなければならない」
・イタリアを去った理由は、ケガとプランデリ監督と合わなかったことも理由の一つか
「その通り。残念ながら肉体面と、技術面での監督との問題があった。ただ幸運にもW杯最終予選とコンフェデ杯では貴重な経験が積めた。自分の世界の中での力量を再確認できた。もちろんよりコンディションを上げ集中力を養わないといけない。そうすればよりよいプレーができる」
・意気込みは
「プレミアに来られてとても幸せに感じている。ここでプレーする可能性を持つことができてうれしい。ただ、ベストを尽くしていきたい」
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■ ボルトン
1874年創立。主なタイトルはFA杯優勝4度。2001年にはFW西沢明訓選手(現セレッソ大阪)が所属。昨季リーグ戦は、16勝10分12敗、勝ち点58の6位でUEFA杯出場権を獲得。主力選手には、セネガル代表FWディウフ、ナイジェリア代表MFオコチャらがいる。本拠地はリーボック(2万7,879人収容)。フィリップ・ガートサイド会長、サム・アラダイス監督
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さすが中田英寿 選手。会見で全て英語で応対するなんてやっぱりプロフェッショナルですね。僕は中田英寿 のプロ意識には感服させられますし、とても尊敬しています。







































