横浜 木村監督解任…後任に樋口ヘッドが昇格(スポニチ)

 横浜は30日、木村和司監督(53)と今季限りで契約を解除し、後任に大宮などで指揮を執った経験を持つ樋口靖洋コーチ(50)が昇格すると発表した。関係者によると、樋口氏の昇格で空席となったヘッドコーチには、ユースの松橋力蔵監督(43)が昇格する可能性が高いという。

 まさに電撃解任だった。J2京都に敗れた29日の天皇杯準決勝後に、嘉悦社長が木村監督に「求心力がなくなった」と解任を通告したという。嘉悦社長は「内容に前進や積み上げがなかった。戦術面で一貫した指導がなく混乱を招いた。この状況で来季に入るのは大きなリスクがあった」と説明。一方で、ACL出場権獲得を条件に掲げていた自身の去就については「いろんな方から“ここで辞めたら責任放棄”と言われた。続投しますが、(来季の)報酬を50%カットすることでケジメをつけたい」と話した。

 木村監督は30日午前に選手たちへのあいさつと荷物整理にクラブハウスを訪れ「結果にこだわりすぎて、ワシらしい(攻撃的な)サッカーが一つもできなかった」と無念をにじませた。一方、樋口新監督は「自分たちがボールを持って、常にイニシアチブを握れるようなスタイルを確立したい」と所信表明を行った。

 昨オフの選手大量解雇に続き、今季は年末の電撃解任。名門復活への道のりは険しそうだ。


解任の和司監督「ワシらしいサッカーできなかった」…横浜M(スポーツ報知)

 横浜Mは30日、木村和司監督(53)の解任と、後任として山形や大宮などで指揮を執った樋口靖洋コーチ(50)の昇格を発表した。戦術的な面でシーズンを通した一貫した指導ができなかったとして、29日に天皇杯準決勝の京都戦に敗れた後、横浜市内のクラブハウスで嘉悦朗社長(56)と下條佳明チーム統括本部長(57)が木村監督に通達していた。

 志半ばの解任だった。「厳しい世界よのう。求心力がなくなったって言われた。タイトル取らせてやりたかったな。もっと(力を)引き出してやりたかった。今シーズンは結果にこだわりすぎてワシらしいサッカーができなかった。悔いが残る」。解任通告から一夜明けたこの日、木村監督は静かに語り、段ボールに詰めた荷物とともにクラブハウスを後にした。

 就任1年目の昨季はリーグ8位。オフには新たに複数年契約を結んだ。今季は信条である“魅せるサッカー”を封印し、守備からリズムを作り、序盤は優勝争いを演じたが、終盤に失速して5位で終戦。目標だったACL出場には天皇杯優勝が条件だったが、ベスト4で散った。今季、木村監督から直接、主将に指名されたMF中村俊輔(33)は「プロの世界である以上…。ただ残念だよね、今は」と言葉少なに話した。

 来季新監督に就任する樋口コーチは「攻守においてイニシアチブを握るんだという部分をチームの確立したスタイルにしていければ」と木村監督のサッカーを継承しつつ自分色を出していく。

 今季、ACL出場権を獲得できなければ辞任を表明していた嘉悦社長は関係者の慰留を受け、自身の来季役員報酬を50%カットすることでけじめをつけることを明かした。


横浜木村監督が契約を2年残して電撃解任(日刊スポーツ)

 横浜木村和司監督(53)が電撃解任された。29日の天皇杯準決勝・京都戦(国立)での敗戦後に解任をクラブから通達された。30日、横浜市のクラブハウスで発表された。嘉悦朗社長(56)は、解任した理由として、リーグ戦後半の失速や戦術面での一貫したマネジメントができなかったことなどを挙げた。後任には樋口靖洋コーチ(50)が昇格する。今年はJ1の有力クラブの多くで監督交代があったが、年の瀬に名門クラブにも激震が走った。

 木村監督は段ボール箱を抱えながらクラブハウスの階段を下りてきた。「厳しい世界よの。(社長は)『求心力がなくなった』とか言ってたよ。(選手たちに)タイトルを取らしてあげたかった」と、ため息交じりに話した。契約期間を2年残しての電撃解任。「来年やろうと思っとったし、13年に集大成と。ええ勉強になったよ」と、最後は悔しさをかみ殺すようだった。

 前日29日の京都戦後に横浜市のクラブハウスで通達されていた。伝えた嘉悦社長は解任理由に「後半、パフォーマンスを落とした。残念ながらチームを立て直すことが出来なかった。このまま来季に突入するにはリスクがある」と説明。さらに「戦術面でシーズンを通して一貫したマネジメントが出来ていなかった。得点力を期待して招聘(しょうへい)したが改善がなされなかった」と加えた。

 リーグ戦では前半首位に立つなど好調な滑り出しだった。だが9月24日の仙台戦(日産ス)を機に4戦、勝ち点3を奪えない状況に陥った。最終的には5位。ACL出場には天皇杯優勝しかなかったが、京都に敗れ終戦。同社長は「天皇杯で劇的な変化、チームの雰囲気が変わることがあればと思っていた」とし、解任がこの時期に至った背景を説明した。だが、リーグ後半の失速が理由なら、天皇杯を待つまでもない。

 新監督には樋口コーチの昇格が決まった。同コーチは「攻撃面、攻守においてイニシアチブを取っていかないと」と方針を示した。内部昇格で劇的な変化をもたらすのは容易ではないはずだ。またACL出場を逃した場合の辞任を示唆していた嘉悦社長は「スポンサー、株主、行政の首長から『辞めることがあなたの責任ではない』と。責任放棄になる」と役員報酬50%をカットし、続投する。

 震災の影響もあり、観客動員は昨季に比べ1戦平均約15%落ちている。年の瀬に起きた名門クラブ指揮官の電撃解任。魅力あるサッカーを取り戻せるか。【今井貴久】

 ◆樋口靖洋(ひぐち・やすひろ)1961年(昭36)5月5日、三重県生まれ。四日市中央工から80年に日産自動車(現横浜)入り。85年に引退し、同クラブのスクールコーチ、ユース監督、トップチームのコーチなどを経て06年に山形の監督に就任。08年大宮、09年横浜FCの指揮を経て、10年から横浜にコーチとして復帰した。


木村監督「突然さ」横浜M、電撃解任を発表(サンスポ)

 J1横浜Mは30日、木村和司監督(53)との契約を今季限りで解除し、後任にJ1大宮などで指揮経験を持つ樋口靖洋コーチ(50)が昇格すると発表した。

 木村監督は同日午前、横浜市内での今季チーム解団式後、「厳しい世の中よの。突然さ。本音は、もうちょっとやりたかった」と話した。J2京都に敗れた29日の天皇杯準決勝後に通告を受けた。就任した昨季はJ1で8位、今季は5位で、選手に「タイトルを獲らせてやれず、悪かったな」と無念の表情を隠さなかった。

 嘉悦朗社長は「内容に前進がなかった」と解任理由を説明。自身は役員報酬を50%カットしての続投を表明した。

 「毎年のように監督が去っていく悲しい姿を見るのは辛い。選手が頑張るしかない」と日本代表DF栗原。J1通算109得点のFWマルキーニョスの獲得が内定し、エース格のFW渡辺千真はFC東京に移籍するなど攻撃陣の刷新も進む。8季ぶりの優勝へ、名門は変革の時を迎えている。


横浜M・和司監督、無念…電撃解任 (デイリースポーツ)

 J1横浜Mは30日、木村和司監督(53)の解任と、樋口靖洋コーチ(50)の監督昇格を発表した。29日の天皇杯準決勝でJ2京都に敗れ、今季の全日程が終了。試合後、嘉悦朗社長(56)、下條佳明チーム統括本部長(57)との三者会談で、サッカーの内容に進歩がなかったことなどを理由に解任を通告した。リーグ戦は昨年(8位)を上回る5位だったが、7年連続で無冠に終わっていた。

 電撃解任だった。契約期間は残されていたが、突然のリストラ。嘉悦社長は「戦術的な面で一貫したサッカーができなかった。後半悪くなったときに立て直すことができなかった」と、神妙な面持ちで説明した。

 リーグ戦では、7月に5年ぶりの首位に立つなど前半は好調。だが、終盤になっても内容に前進が見られなかったことを問題視。同社長は「結果だけ出せば、どんなサッカーでもいいということではない。守ってカウンターだけでは、このリーグで勝っていけない」と話した。

 自身の進退については、役員報酬を50%カットした上で来季も続投すると表明。アジア・チャンピオンズリーグの出場権を逃した場合、退任するとしていたが「ケジメはつけないといけないが、いろいろな人から『やめることが責任じゃない』と激励された」と説明した。

 木村監督は30日午前、横浜市のクラブハウスを訪れ、選手やスタッフと別れのあいさつを交わした。最後のミーティングにも参加し「タイトルを取らせてやりたかった。ワシらしいサッカーが一つもできなかった」と言い残し、練習場を後にした。

 突然の解任劇は選手にも不信感を与えた。ある主力選手は「俺たちにも責任がある。勝っていれば交代はない」と厳粛に受け止めた上で「毎年のように監督が去る悲しい姿を見るのはつらい。(監督を)呼んできたのは社長でしょ?」と苦言を呈した。

 来季に向けては「結果を求めすぎると、今年と同じになる」と嘉悦社長。まずはチームの土台づくりを優先する方針を示したが、ここ5年間で6回も監督が交代。迷走気味であることも否定できない。名門復活へ。来季は真価を問われる。


J1横浜F・マリノスが木村監督を解任、後任は樋口コーチ/神奈川(神奈川新聞)

 サッカーのJ1横浜F・マリノス(横浜M)は30日、木村和司監督(53)と今季限りで契約を解除し、樋口靖洋コーチ(50)が監督に昇格すると発表した。 

 横浜Mは、J2京都に敗れた29日の天皇杯全日本選手権準決勝後に解任を通告した。

 30日に横浜市内で取材に応じた木村監督は、「タイトルを取らせてやりたかった。(選手の良さを)引き出してやりたかった。今シーズンは結果にこだわりすぎて、面白いサッカーができなかった。悔いが残る」などと話した。

 嘉悦朗社長は「結果は残しているが、内容をよく見ると大きな前進、積み上げがなかった」などと解任の理由を説明。木村監督の下でコーチを2年務めた樋口氏を昇格させることについては「継続性が大事。やろうとしていたサッカーの共通理解はある」と述べた。

 木村監督は就任2年目で、チームとはあと2年の契約が残っていた。昨季はリーグ8位、今季は5位で、天皇杯も敗退し、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場を逃した。

 嘉悦社長は、ACL出場権を逃した場合は辞任すると明言していたが、自身は続投し、来年の役員報酬を50%カットすることも明らかにした。


横浜FW渡辺千真が来季J1の東京へ移籍(日刊スポーツ)

 横浜FW渡辺千真(25)が来季、東京に移籍することが30日、分かった。これまでに神戸、東京から正式オファーを受けており、この日までに東京入りを決断。横浜にも契約更新しない旨を代理人を通じて伝えた。東京には国見高の1年先輩で、共に03年度の全国高校選手権を制した平山がいる。J1昇格を決め、天皇杯決勝にも進出する勢いあるチームで「国見FWコンビ」が実現する。

 渡辺は09年度リーグ新人王に輝くなど得点力の高さが魅力だ。今季は7得点に終わったが、29日の天皇杯準決勝(対京都、国立)でもMF中村からのスルーパスを受け、先制弾を決めた。試合には敗れ、結果的には「惜別弾」となったが、新天地でも実力を爆発させる。


横浜MのFW渡辺千真がFC東京に移籍(デイリースポーツ)

 横浜MのFW渡辺千真(25)が、来季J1に昇格するFC東京へ移籍することが30日、分かった。浦和などからもオファーを受けていたが、この日までに決意。「最も評価してくれていたし、いいチーム。(国見高校の)先輩もいる」と話した。09年には13得点で新人王に輝いたが、今年は途中交代も多く7点止まり。新天地で復活を期す。


千真 FC東京へ移籍!平山との伝説コンビ復活へ(スポニチ)

 Jリーグ09年新人王、横浜のFW渡辺千真が来季J1に昇格するFC東京に移籍する。今季限りで契約が切れるとあって、FC東京のほか、浦和、神戸、大宮など複数のクラブが争奪戦を繰り広げたが、渡辺はJ1昇格の目玉としていち早く獲得に動いたFC東京への入団を決断した。

 長崎・国見高では平山(FC東京)らと03年度の全国高校選手権を制しており、来季は伝説のコンビが復活する。


横浜Mの長谷川を獲得(東京中日スポーツ)

 FC東京が横浜MのMF長谷川アーリアジャスール(23)を獲得することが30日、分かった。関係者によると、長谷川はオファーを受けていた新潟入りを断り、東京に入団の意志を伝えたという。長谷川は父がイラン人、母が日本人のハーフ。186センチ、70キロと大柄だが、ドリブルとスルーパスを得意とする。FC東京はトップ下からボランチまでこなす万能型選手の加入で、中盤の強化に成功した。
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