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横浜のプライド…俊輔復帰予定戦で2発快勝(スポニチ)

 横浜イレブンが意地を見せた。J1第14節は21日に2試合が行われ、横浜はホームの日産スタジアムで新人FW渡辺千真(22)が今季自身リーグ6点目となる先制弾を決めるなど、浦和を2―0で撃破。日本代表MF中村俊輔(30=セルティック)の獲得は絶望的となったが、当初は中村の復帰戦に予定していたリーグ再開の一戦を白星で飾った。

 俊輔復帰を今も信じる横浜サポーターが「SHUNSUKE」の横断幕を掲げる中、横浜イレブンが意地を見せた。開始直後の再三のピンチをGK飯倉の好セーブなどで防ぐと、後半に反撃。終わってみれば浦和の2倍となる14本のシュートを浴びせて2―0と快勝し、木村監督は「守備も粘り強さが出てきた。やる前からいいゲームができると思っていた」と胸を張った。

 クラブはこの試合を、獲得を目指していた中村復帰戦とするもくろみだった。だが、交渉は暗礁に乗り上げ、計画は頓挫。横浜には22日にも中村サイドから最終回答が伝えられる見通しだが、古巣復帰は絶望的な状況だ。それでも、選手たちは周囲のゴタゴタをよそに、ピッチの中できっちり結果を出した。

 口火を切ったのは、渡辺だ。後半14分、MF狩野のパスを受けて右サイドを独走したFW坂田からの折り返しを、相手GKの位置を冷静に見極めて右足で流し込んだ。国見高2年時に1つ上の平山(FC東京)と高校選手権で優勝し、早大では関東大学リーグ得点王に輝いたルーキーは「できれば(中村と)一緒にやりたい」と話したが、既に今季リーグ6得点目。14試合目で早くも中村や高原(当時磐田、現浦和)のプロ1年目の5得点を超えた。日本代表の岡田監督も熱視線を送る22歳は「まだまだ(点を)取れる」と誇らしげだった。

 後半20分には、中村が入ればレギュラーの座が危うくなっていたMF山瀬が追加点。「役割が明確になってきた。今のやり方を変える必要はない」と手応えを口にした。日本代表DF中沢不在でもゴールを許さず、DF栗原は「負けていたら何を言われたか分からない」と胸をなで下ろし、選手会長のDF松田は「オレらだけでもやれるところを見せたかった?選手はみんなプロとしてのプライドを持っている。それがないとプロにはなれない」と言い切った。

 チームはナビスコ杯も含めて3連勝。リーグの順位も13位から8位に上げた。横浜開港150周年の今季、タイトル奪取を掲げる横浜が中村問題を乗り越え、ここから反撃に出る。


セルティック意識?ユニホームも俊輔仕様(スポニチ)

 【横浜2―0浦和】横浜の選手は21日の浦和戦で、横浜開港150年を記念したユニホームでプレーした。試合が中村の復帰戦となることを見越して製作したもので、青と白の横じまで背番号は赤。海をイメージしたというデザインだが、中村が今季までプレーしたセルティックのユニホームにも似ていた。次節のG大阪戦(28日、日産ス)も同じユニホームで戦う。


見づらかった背番号…横浜開港150年ユニホーム(スポニチ)

 【横浜2-0浦和】横浜開港150年を記念した特別なユニホームで、横浜の選手たちがプレーした。青と白の横じまで背番号は赤。海をイメージしたというデザインだが、やや背番号が見づらいという難点も。次節G大阪戦も同じユニホームで戦う。



横浜が俊輔ショック振り払う1勝/J1(日刊スポーツ)


<J1:横浜2-0浦和>◇第14節◇21日◇日産ス

 横浜が「俊輔ショック」を振り払う意地の勝利を挙げた。難敵浦和を相手に、後半14分に新人FW渡辺千真(22)、同20分にFW山瀬功治(27)がゴールを決め、2-0で下した。序盤は粘りの守備でしのぎ、相手の運動量が落ちた後半に攻勢に転じる作戦通りの快勝。日本代表MF中村俊輔(30)の復帰はならなかったが、順位も13位から8位に上げ、上位進出に向けて再スタートを切った。

 横浜イレブンは、スタンドに向かい誇らしげに手を振った。「SHUNSUKE」と書いた横断幕を掲げた観客からも、大きな拍手と声援が送られた。チームリーダーのDF松田が言った。「いろいろあるけど、それで負けたら駄目だよね。プロのプライドを持っているから。そういう気持ちになれないなら、プロになっていない」。誰もが勝利の重みを感じていた。

 当初は中村の復帰戦になる予定だった。開港150周年を記念した限定ユニホームも、中村が今季まで所属したセルティックをイメージした横じまにした。大々的な宣伝も行い、中継テレビ局もカメラを増やして対応。まさに「俊輔フィーバー」となる日のはずだった。だが、獲得はならなかった。もしも負ければ中村不在がクローズアップされてしまう。「今でも俊には来てほしい」(松田)という気持ちはあるが、何としても負けられない試合だった。

 浦和に力負けしなかった。前半の序盤は押され気味も、木村監督は「レッズは終盤に足が止まる」と見ていた。ハーフタイムにも「残り20分までしのげ」と指示した。しのぐ時間は予想よりも短かった。後半に入るとペースをつかみ、後半14分に渡辺が先制ゴール。同20分には山瀬が追加点を奪った。ともに相手を崩した状態でシュートに持ち込んだ。DF中沢が体調不良で欠場しても、ベストメンバーの浦和を、無失点にも抑えた。

 かつて中村がつけていた背番号10の山瀬が言う。「チームとしてやろうとするサッカーが形になってきている。前半は押し込まれたが、チームの自信や雰囲気はあった」。中村が特別な選手であることは間違いない。だが、獲得に失敗したからといって、チームの未来が必ずしも暗くなるわけではない。この日の戦いが大きな第1歩になる。



横浜FW渡辺が6点目にも貪欲/J1(日刊スポーツ)


<J1:横浜2-0浦和>◇第14節◇21日◇日産ス

 横浜のルーキーFW渡辺千真(22)が、リーグ戦6点目を挙げた。後半14分、右サイドのMF狩野からFW坂田と渡ったボールを中央で待ち受け、右足で決めた。渡辺は「坂田さんが(相手を)引き付けてくれたので、自分は落ち着いて入れるだけでした」と振り返った。順調に得点を伸ばしていることについて「ある程度の結果は出せていると思うけど、内容には満足していません。もっと得点を重ねていきたい」と、貪欲(どんよく)な姿勢を見せていた。


横浜M、快勝の再スタート!8位に浮上(サンスポ)

 J1第14節最終日(21日、横浜M2-0浦和、日産スタジアム)いまや格上ともいえる浦和を狙い通りに倒し、木村監督は冗舌だった。「レッズは後半に足が止まると思っていた。そこまでしのげば勝負できると考えた」。後半の2得点でリーグ再開を白星で飾り、13位から8位に浮上した。

 6月はナビスコ杯で2連勝し、中沢が不在でも守備に粘りが備わりつつある。序盤は守勢に回ったが慌てず、徐々に運動量の落ちていく相手を尻目に素早くパスを回して攻勢に出た。後半14分、右サイドを崩して渡辺が先制点を挙げ、さらに6分後に山瀬が強烈にネットを揺すった。

 ピッチ外では、日本代表MF中村俊(セルティック)が復帰するか否かで騒がしいが、松田は「そりゃ戻って来てほしいけれど、みんなプロのプライドを持って戦っている」と話す。全員がピッチ内に集中し、完成度は高まってきた。

 山瀬は「役割が明確になってきた。今のやり方を変える必要はない」と手応えを口にする。次戦もG大阪と「格上」相手だが、渡辺は「いい流れで来ているので勝ちにこだわる」と、自信の漂う口ぶりだった。


横浜M、浦和に2発快勝!俊輔にラブコール(サンスポ)

 J1第14節最終日(21日、横浜M2-0浦和、日産スタジアム)横浜Mは浦和に2-0で快勝。日本代表MF中村俊輔(30)=セルティック=の復帰問題で騒がしい中、動揺をみせずに前節2位の強豪を撃破した。横浜Mは8位に上昇、浦和は3位に後退。

 周囲の騒がしさを結果で黙らせた。まずは後半14分。FW渡辺が日本人得点ランク3位タイとなる今季6点目を右足で押し込むと、同20分にはMF山瀬が左足弾。後半、運動量が極端に落ちた浦和を一蹴した。

 「何か(俊輔の話を)言ってほしそうですけど、何もないですよ」。木村監督がこう口にすると、試合後の会見場は笑いに包まれた。

 前日20日に同監督が「本当なら俊輔が起用できたのにね」と苦笑いを浮かべた通り、復帰戦になる可能性もあった試合。しかし、スペインリーグ・エスパニョールのオファーなどで結論は保留され、喧騒は日に日に増していた。

 くしくも、この試合で着用した横浜開港150周年記念の特別ユニホームは、セルティックそっくりのボーダー柄。スタンドには『SHUNSUKE』の横断幕も掲げられた。その千両役者が不在、DF中沢も体調不良で欠場する中で公式戦3連勝を飾ってみせた。

 選手には意地があった。元日本代表DF松田が「もちろん(俊輔が)来てくれれば強くなる。でも、みんなプロとしてプライドを持っている。負けられないと思っていないようでは、プロになれない」といえば、DF栗原も「それがどうだからダメといわれるのは嫌だしね」。ダメ押し弾を決めたのは、俊輔がかつて背負った10番を受け継いだ山瀬だった。

 もちろん、22日に俊輔側から、朗報がもたらされる可能性はある。しかし、自らの力で名門復活への道を切り開けることを、横浜Mはこの日、確かに示した。


俊輔復帰騒動渦中の横浜M プライドの勝利(デイリースポーツ)

 「J1・第14節、横浜M2-0浦和」(21日、日産ス)

 意地だった。MF中村俊復帰騒動に揺れる横浜Mだが、選手たちが誇りを見せた。「俊輔がいればもっと強くなっていたかもしれない。でもオレらもプロとしてプライドがあるから。それで(獲得失敗で)負け、とはなりたくない」とDF松田はほえた。

 後半14分の先制点はFW渡辺。今季6点目。中村俊、浦和FW高原の1年目(5点)を超えた大卒ルーキーは「まだ取れる」と頼もしい。追加点は背番号10を背負うMF山瀬功。体調不良のDF中沢を欠いた守備陣もよく耐えた。

 この日は中村俊復帰戦となるはずだった。だが、フロントの失態で急転し、22日の最終交渉後にエスパニョール入団の決断を下す見込みだ。DF栗原が「負けてたら何を言われてたか分からない」と話したように、雑音の中で戦っていた選手の奮闘は見事だ。

 会見で一連の騒動の影響を問われた木村監督は「何もない。何か言ってほしそうだけど、何もないです」と胸を張った。“俊輔システム”でもあった4-3-3も形になってきた。次節の28日・G大阪戦で、この勢いを本物にする。


横浜マが後半2得点、浦和を破る〈J1第14節〉(朝日新聞)

 J1は21日、2試合があり、広島が神戸との競り合いを制して5位に順位を上げた。後半、一度は逆転を許したが、終盤に再び勝ち越した。横浜マは3位の浦和から後半に2点を奪って勝ち、14位から8位に浮上した。

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広 島4―3神 戸

横浜マ2―0浦 和
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