大橋美貴子のLove Peace Music

ライターの日々の仕事や日常を綴ります。


テーマ:
現在、ソウルです。
ヨンハさんの一周忌のお手伝いのために、
6月28日にこっちに来てから、怒涛のようなスケジュールでした。
私だけではなく、スタッフ全員、

万全の体制でその日を迎えるために睡眠時間もほとんどなく、
もうこれは、生前のヨンハさんの行いや、ご家族の人柄がそうさせるのだなぁと。

私は、「パク・ヨンハさんを偲ぶ会」にて、
つたないながらも司会を担当させていただきました。

あの場にたどり着くまでの間、
ご家族とスタッフと、ミーティングを重ねました。
当初はプロのMCを入れてという話もあったのですが、
結局は「大橋さん、司会もお願いします」ということで、
二つ返事で引き受けた。
うまく司会が出来るかどうかよりも、
心が大事だと思ったから。

司会的なことは、以前、ラグフェアのおっくんとトークライヴをやったことがある。
そして、ラジオに出ていた。
公開インタビューもしたことがある。
うん、大丈夫だ。
しかも、一緒にやるのはヨンハさんのご家族だ。
私が信頼していスタッフの方々もいる。

私はいつもお母様から、
どれだけファンの方々を大切に思っているか聞いている。
先日、来日されたときは、
「ソウルの街を歩いていても、
ファンの方に声をかけられることがあるんですよ。
すごく嬉しくて、『お茶の一杯でも』『お食事でも』と、
お誘いしたくなるんだけど、
一人の方にだけそうするわけにはいかないから、
とてももどかしいのよ」とおっしゃっていた。

偲ぶ会の打ち合わせの中でも、
「双方向」な感じが出せたらいいということもあったし、
お母さんも、皆さんと一緒にお茶を飲んでいるような感覚になってくれたらいいなぁと思った。
ファンの方も「何かのショーを観ている」という感覚ではなく、
アットホームで、
みんなに一緒に作り上げているような、
そんな「偲ぶ会」にしたいという思いで、
みんなでアイデアを出し合ったんです。そういうアットホームな雰囲気が、
ヨンハさんには似合っているし。
ご家族と一緒にヨンハさんを偲ぶなら、
まず聞いてみたいのはヨンハさんの子供の頃の話だろう。
活動を開始してからの姿を私たちは知っているけど、
ご家族しか知らない家庭での様子も気になる。

あ、そういえば、ヨンハさんにたくさんインタビューしている中で、
自分で子供の頃の話をしている録音データがある!!!
「LOVE」本で、文字になってはいるけど、
皆さんは音声は聴いたことがない。
しかも、インタビュー中に歌を口ずさんでいたりする場合は、
原稿だと「(唄う)」と省略されていて、
皆さんにその歌声までは届かない。
たった1フレーズでも、聞かせたい。
私の中でもいろいろアイデアが膨らみ、
スタッフからもアイデアが出てきて、
お姉さん夫婦と打ち合わせをしたときに、
そういう音声データがあるとことを告げると、
「会場で、その音声を流して、大橋さんがヨンハにインタビューしているようにしたらどうでしょう。
もしかしたら、みんな、泣いちゃうかもしれないけど……」

それならヨンハさんが天国から参加しているような雰囲気が出せる!!
ヘヨンさん、ナイスアイデアすぎる。

しかし、
その後の食事の関係もあり、
時間は一時間しかない。
全てのアイデアを詰め込めるだろうか。
ファンの方とご家族が交流できるようなコーナーもあったほうがいいと、
質問やメッセージを事前にいただいた。
出来る限り多くの人の質問を反映させて、
名前を読み上げて、皆さんと作り上げる会にしたかった。
それを「ヨンハダイアリー」のスタッフの方が台本にしてくれました。
でも、台本といっても、お母様は話したいことがたくさんあるので、
「もうそこは自由に話してくださいね」と、台詞を話してもつまらないので、
私の質問だけ決めておいて、時間に応じて、突っ込んだりしていこうと。
本番前も楽屋でお母様とたくさん話をしたのですが、
やっぱり一周忌が近づくにつれて憂鬱な気持ちになったと。
でも、日本からファンの方がたくさん来てくれて、
一緒にいられて良かったし、偲ぶ会があって良かったと。

正直、私もこの準備があったので、本当に忙しくて、余計なことを考えずにすんでいた。
お母様の気持ちが痛いほどわかった。

「偲ぶ会」はしんみりした雰囲気ではなく、
楽しい雰囲気にしてほしいというご家族の希望もあったので、
私の中での裏テーマは「笑顔で司会をする」。
台本にはおおまかに流れは決まっていて、
私の言葉に関しては、ちょっと台詞っぽいところもあったのだけど、
お母様やお姉さん、お義兄さん、もちろんチソンくんは、
自由にやっていただきました。


皆さんで一緒に「ONE LOVE」を歌う企画。
実は、流れを考えている最中、あのステージを取り仕切っていた方が、「一緒に唄ってもらいたいよねー」と最初から言っていたのだけど、
お客様のテンションがわからないから、唄ってくれるかどうかわからないし、
不謹慎ってことになったりしないかなぁと躊躇していたんです。

でも、事前にいただいたメッセージの中に「ヨンハさんに歌をプレゼントしませんか?」というものがあり、
「こういう提案がありますよ。やりましょうよ」とみんなで決断した。
そうしたら、ヨンハさんの甥っ子のチソンくんが手伝ってくれて、
本当に心のこもった「ONE LOVE」になった。ここで皆さんとひとつになれたなぁと思っていたら、
最後にお母様が「みんなでヨンハの名前を叫びましょう」と台本にないアドリブを。
あんなことはなかなか演出では出来ない。
お母様の心のからの気持ちが噴出した。
お母様はずっと、堂々と大きな声で色んな思いを込めて、
ヨンハさんの名前を叫んでみたかったんだなと思ったら、涙が出た。
お母様、気丈にしているけど、我慢して強く振舞っていた部分もたくさんあるだろうと思う。
息子を失い、夫を失い、それでも前に進む。
あの叫びで、少しは我慢していた思いを発散させてくれていたらいいな。
楽屋で「お母様、感動しました!」と言ったら、
「叫んでみたかったの。皆さんとひとつになりたいと思ったの」と言っていた。
間違いなくひとつになりましたよね? 
本当に、企画の段階から、ファンの方に参加していただいて企画している感じがしていましたし、
みんなでヨンハさんのことを思い、偲んだ会になったと思います。

ただ、私は本当に申し訳ないほどつたない司会で。
(プレッシャーには強いはずなのですが、実はストレス性のジンマシンを出しながらの司会だったんです。まだかゆいです)
今回は普通のプレッシャーとは全然違いました。

皆さんに石を投げられるのではないかと恐れていましたが、
翌日の一周忌法要でファンの方に「お疲れ様でした」と温かな声をかけていただきました。
ちょっとホッとしました。
スタッフの方にも「プロのMCがやるよりもアットホームで良かったと思う」と感想をいただき、
一安心です。
とにかく、ヨンハさんの一周忌の前日という特別な日です。
私も含めて、皆さんがナーバスです。
絶対に失敗できない。
司会のプロでないなら、心を込めるしかなかったので、
それが伝わっていたらいいと思います。
少しでもご家族とヨンハさんを思うファンの方々の役に立てたならいいけどなぁ。
「偲ぶ会」を支えてくれたスタッフの皆さんも本当にお疲れ様でした。
一周忌のことも書きたいですが、今日はこの辺で。
近々、チソンくんの様子等も載せますね!

ご家族と、どんな想いでこの「偲ぶ会」を作り上げたかブログに書きますねとお母様に話し、
せっかくだから写真も掲載したいと「偲ぶ会」後に一枚。
……と思ったら、撮った写真を見てお母様、
「大橋さんが笑ってないから。笑顔でね、キムチ!」と、
再撮の一枚。
photo:01


余談ですが、お母様は絶対に私と同じくB型の匂いがすると思っていたら、
やはりB型でした。
「B型、最高よね?」と言われました(笑)。
そして、なんとヘヨンさん、チソンくんもB型!

下の写真を撮影前に、お義兄さんに、
「チソンくんの血液型は?」と聞いたら、「AB?」と言ったんです、
すかさずヘヨンさんが「あなた、自分の息子の血液型も覚えてないの?Bよ」とツッコミが(笑)。
A型のお義兄さんはタジタジっとなっていました。
photo:02


とても素敵な家族の光景でしたが、
ヨンハさんだけ写真での参加……。
でも空気のように、私たちのそばにいてくれると、信じています。

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