2017年、冬。 山にばかり行っていた2016年。そして迎えた冬。 年明けに唐突に 「そうだ、箱根あるこう」 と思いたちました! 箱根の主峰は町の中心にある活火山の駒ヶ岳ですが、現在は中心部に立ち入ることができません。でも、過去の火山活動で周囲の地面が隆起した 「外輪山」 と呼ばれる山々がぐるりと周囲をかこんでいるんです。そこで、5回にわけて箱根の外輪山を歩いてつなぐトレイルを計画してみました。 箱根は比較的あたたかいので冬でも歩きやすく、下山後の温泉というご褒美感も手伝って、晴れた週末を待つのが楽しみだったな~。 箱根の最高峰である活火山、箱根駒ヶ岳の外側をぐるりと囲む外輪山を5回に分けて歩いたのが今回のトレイル。
出発点とした金時山を中心に、歩いた順番は 赤 (金時山→桃源台) 水色 (箱根町→箱根湯本) 青 (桃源台→箱根町) オレンジ (金時山→宮城野) 緑 (宮城野→箱根湯本) と順不同です。 最後の 2つは箱根に1泊してプチ縦走。 それぞれのコースはだいたい 10~15km、コースタイムは 4~5時間ほど。 (夏であればもう少し長めに歩けるのですが、日が落ちるのが早く、朝夕寒い冬だとこれくらいでちょうど良い感じ)。 それぞれのコースに目的地となる山があるのでピークハントの楽しさもあり、歩いてつなげていく縦走の楽しさもあって、とても楽しかったなぁ!
(金時神社 → 金時山 → 桃源台) 箱根トレイルの始まりはここから。お正月に登ってきた金時山です。
ちょうど箱根駅伝の朝で、湯本駅でバスを待つ間にランナーが走り過ぎていきました。 公時神社前から登って、1時間ちょっと。 金時山の山頂の山小屋、金時茶屋さんにてカレーうどんのランチです。
みなさん、信じられない回数、登っているんですね。
14歳から茶屋の看板娘である 「金時娘」 は現在 84歳!いまでも毎日山頂まで通っているそうです。すごい!!
金時山からは長尾山、乙女峠、丸岳を経由して、桃源台まで歩きます。 左手に仙石原を一望。天気は良かったのですが雲が取れず、この日は最後まで富士山が顔を現してくれませんでした。
桃源台からはバスで箱根湯本まで。日帰り温泉施設 「弥次喜多の湯」 で汗を流したら、温泉まんじゅうとカマボコをお土産に帰宅~!
大人 休日 1,200円
(箱根町 → 箱根旧街道 → 浅間山 → 箱根湯本) 「箱根八里」 と呼ばれ、天下の難所と言われた箱根旧街道を一部歩きながら、途中で山に入って滝を見てくる欲張りコース。
この日はすっきりした冬晴れで、富士山がとてもきれいに見えました!
旧街道は石畳の急坂で、つるつる滑ってなかなか手ごわかった!
途中からは旧街道から道を外れ、竜飛の滝を経て鷹巣山、そして浅間山へ。 竜飛の滝は神奈川県で最大規模の滝だそう。 かつての鷹巣城跡、そして湯坂城跡などを経由し、歴史が降り積もった場所をつなぎ歩いて箱根湯本まで下ります。歴史ウォークも箱根歩きの楽しさですね。
大人 休日 1,250円
(桃源台 → 三国山 → 箱根町) 芦ノ湖の北端から三国山を経由して南端まで、左手に湖を見ながら歩いた約4時間。
箱根湯本からはバスで桃源台まで。 2月は箱根にも雪が降ったので、この日はちょっと久しぶりの山歩きでした。わりと単調なコースなこともあって少し疲れたけど、地味なコースだからこそ人も少なく静かでマイペースな山歩きができたのは良かったかな。 ゴールの箱根港ではお土産に箱根ビールを購入。うきうき。
箱根ビール
さて。後半の 2コースは箱根に1泊して(!!) 2日連続で歩きます。 箱根のゲストハウスでの楽しい夜の様子も。
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