2015年 GW。
タオルミーナのビーチから、高台の町に戻ってきました。
え? イタリアにギリシャの遺跡? と思いますよね。 そう、現在はイタリアのシチリアは、実は紀元前には古代ギリシャ、その後カルタゴやローマと数々の国に支配されてきた島なので、島中に、さまざまな時代の遺跡が点在しているのです。 こんなにも遺跡が多いということは、実はわたしも旅することを決めるまでは知らなかったことでした。 調べれば調べるほど各地に多くの遺跡があるので、遺跡好きとしてはここもあそこもとシチリアでの滞在を徐々に延ばした結果、もともとはマルタ島にいこうと思っていた旅がシチリアメインになってしまったのですが (笑)。
と、いうわけで、タオルミーナの町に残る古代ギリシャ劇場を見に行ってきましょう!シチリアではシラクーサの劇場に次いで、二番目に大きな劇場だそうです。 高台の端に建つ遺跡からは、遠くに海が見渡せるだけではなく、その向こう側にはエトナ山まで望めました。最高の立地!
ここを訪れたドイツの詩人ゲーテは 「この劇場から見えるパノラマは世界一美しい」 と言ったとか。
第二次世界大戦時に被害を受けたため、完全な姿では残っていませんが、劇場の壁なども形がわかるようになっていました。
上から見下ろすシアターは、片側にステージを持った半円形。 5000人が収容できる観客席は木のベンチも整備されていて、現在でも、イベントやコンサートなどの会場として使用されているそうです。
夏の夜にこんな劇場でみるお芝居やコンサートはとても雰囲気があるでしょうね!
当時楽屋裏として使用されていた部分なども歩くことができます。 ローマ時代はここでグラディエーターが虎と戦ったりしたのでしょうか?
シチリアでは、こういう古代遺跡をこのあともたくさん見ることになりました。
炎天下での劇場見学を終えたら、のどはカラカラだし、体も暑さでやや参り気味。道端の露天でフレッシュレモンのグラニータを買って、ビタミンCで元気回復!
ここからは、陽が暮れていくタオルミーナの町をぶらぶら歩いて、可愛いお店をのぞいたり、夕食をたべるレストランを探したり。
そんな中、「そういえば、タオルミーナの町にかわいい文房具のお店がある」 っていう情報をどこかで見た気がするぞ… ってことを思い出しました。 ローマのフィウミチーノ空港で乗り換えの際にのぞいた文房具やさんでみかけた手帳を買わずに出たのがずっと気になっていたわたし。もしかして同じお店だったりしないかなぁと淡い期待を抱いて、お店を探すことに! そして、メインストリートから2本ほど奥に入った細い通りでお店を発見したのですが… はたして、そのお店はなんと、同じブランドのお店だったのです! ワオ!
空港で見つけたトラベルノートの手帳も無事見つけることができました。 お店の人に、「実はローマの空港でこのノートを見かけて買わなかったことを後悔していたんだけど、タオルミーナにも文房具店があると知って探してきたら、同じお店を見つけてビックリしていたところ!」 と話したら、「だとしたら、君はとてもラッキーだよ!」 と笑われました。 というのも、このブランドの店舗があるのはシチリア内ではタオルミーナだけ。それに、この手帳は今日入ったばかり、なんだそうです! 偶然だとはいえ、すごくすごくうれしい偶然で、旅の幸先がよいというか、うまくいく感じがする!って感じてわくわくした出来事でした。
さて、暑さでちょっとくたびれたこともあり、手帳や荷物を持って一度ホテルの部屋に戻ることに。
水を飲んで、ベッドにボスンとうつぶせになってスマホ片手に日記メモしていたら、 …そのまま、寝てしまいました。 夜中に目が覚めて 「あーまたごはんを食べそびれた(二日連続)」 と思いましたが、もう今日は洗顔だけして目覚ましをかけて再びベッドへ。明日は朝早くから出かけます。
Hotel Continental http://www.continentaltaormina.com/ 1泊 8,734 円
入場料 € 8 (古代劇場) グラニータ € 3 (古代劇場通り) トラベルノート € 20弱 (Fabriano)
€ 1 (ユーロ) = 約130 円 __________________________________ ヨーロッパ イタリア 周遊 旅行 一人旅 シチリア タオルミーナ 古代ギリシャ劇場 円形劇場 |