仕事で訪れ、ちょこっとだけ街歩きをしてみたサンフランシスコ。 今回は、サンフランでの移動の話。
サンフランは小さな待ちながら、さすが観光地。さまざまな交通手段で楽しませてくれました。
まずは、サンフランシスコと言えば!という超有名なケーブルカーから。
なぜかケーブルカーが大好きで世界各地で乗っていますが、山や丘の頂上に登るのではなく、普通に街中を走っていくケーブルカーっていうのは珍しい。どんな感じなんだろ? うきうきと出かけたケーブルカー乗り場。 今回乗車するのは、ピッカピカに磨かれた、チョコレート色のケーブルカーです。
とりあえず片道のみで、チケットは 5ドル。乗り場ちかくの、チケットブースで買います。 チケット売り場の近くの小さな広場に人だかりができていたのでのぞいてみると、ケーブルカーがぐるりと一回転中でした。
なるほど!転車台に乗せて、手動でひっくり返すのですね。 さて、方向転換も終わり、いよいよ乗車! 観光客らしく、車両の中には入らずに、後方のデッキに立ったまま乗車しました。
後方には古めかしい鉄製のレバーが付いていて、これがブレーキになっています。
サンフランシスコのケーブルカーは、ケーブルが地中に埋め込まれているので、このレバーを使って、地中のケーブルと車輪をつないだり離したりしてブレーキをかけるんだそう。
車両には、グリップマン と呼ばれるブレーキ係 が乗車していて、レバーを手動で操作しています。 (すごい坂の途中で止まるときなんかは、かなり大変そうでしたよ!) とはいえ、ケーブルカーが出発するのは、街の中心部。このあたりは道が平たんなので、ケーブルの役目なんか全然想像もつかないくらいです。
何台ものケーブルカーとすれ違いながらいくと… ●
後部デッキに立っていたわたしは、思わずよろけてしまい、グリップマンのおじさんに 「しっかりつかまってな、嬢ちゃん!」 と言われてしまったり。 たぶん写真では伝わらないだろうと思うのですが、かなりの坂です!
徐々に日が暮れていく街をいくケーブルカー。
もちろん、登りより下りが恐ろしい。何かのアトラクションですね、もはや。
ちなみに、サンフランシスコの市民はたいてい車を持っているので、住んでいる人はかえってケーブルカーを使わないんだそう。今回、一緒に乗車したサンフランシスコ出身の同僚は、「ここで生まれて育ったのに、今日はじめてケーブルカーに乗った」 と言っていました。 さて、ケーブルカー以外にも、今回は地下鉄にも乗車。
チケットを買ってから乗ることもできるんだろうけど、自動改札に直接コインを入れてもOKなのが面白かった。
改札を入ると、ピっと切符が出てくる仕組みです。
この地下鉄は、湾の対岸にあるオークランドなど近郊とをつないでいます。湾を渡る際には、ベイブリッジではなく海底トンネルを通過。今回は Powell Street から Church まで乗車します。
メトロの全路線図を見て、「サンフランってやっぱり小さいんだなぁ」 と思ったけど、単に車社会なだけかも。
銀色で小さめの車両。中もそれほど広くありません。このあと小学生たちが乗ってきて、一気に騒がしくなりました。 今回サンフランシスコで乗ったのは、ケーブルカー、地下鉄と、タクシーでした。
そういえば、同僚が 「サンフランで一番急だ」 という長い坂 (Jones) をタクシーで通ってみましたが、上り坂がもう、90度くらいの崖に見えるんですよ。
そこを登る車は、かろうじて壁面に張り付いているけれど、今にもひっくり返って落ちそうに見える。
なので、自分の乗っているタクシーがひっくり返らないかどうか (いや、絶対にひっくり返らないんですけど)、すごくヒヤヒヤしました。
「Historic Streetcars ヒストリック・ストリートカー」 として、世界中から集められたトラムが復元されて走っているんです。(F ライン というのがそれ)。中には日本からのものもあるとか。
通常、街なかでの便利な足といえばバスですが、ここでは、花形のケーブルカーに主役の座を奪われて、なんだか寂しそうに見えたような。 次回はサンフランの、美味しい名物の話題です!
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