フランス人が、子供によく繰り返すフレーズ。

「人が話している時には、話に割り込まない。」


というのは、普通のことのように思いますが…。




意外と、友達と話している時などに、
子供が話しかけてくると、さっさと静かにさせたいし、
つい、そちらの方を優先してしまいがちです。

というか、私も含め、たいていの日本人のママはそんな感じと
気付きました。
というのは、比較で。
フランス人は、「今、ママは話してるんだから割り込まないで!」
と、はっきり子供の話しかけを拒絶します。



こんなにちっちゃい子に、そんなこと言ったって、分からんだろ~。
かわいそうだ~。
という時もありますが、それはそれ。
そういう決まりのようです。

どんなに話しかけても無視。しつこいと怒られる。

ひと段落して「それでどうしたの?」と。

 

幼児学校(幼稚園)の授業の後、学童保育のようなものがあり、
先生とは別の保母さんのような方たちが、
残っている子供の面倒を見ているのですが、

お迎えに来た私と話している時に、ちっちゃい子が甘えに来ました。
ら、やはり同じ一言。「今、話し中だから、あっちに行ってなさい」

いや、子供の面倒を見てあげるのがお、お仕事では?
私との話(しかも雑談)は二の次にならないのでしょうか?
私を尊重してくださったのは大変うれしいですが、
なんかちょっと違和感が…。

 

そうか、と思って、自分がやってみようと思うと、
意外と難しい。

「話に割り込んではいけません。」と言っても、
子供は一度で引き下がることもなく、
話をさっと聞いてやって、さっさと黙らせた方が
早いような。と、つい。(悪循環)

日本人ママといると、
話の途中なのに、子供についてどっかに行っちゃったり。
そんで、「そいでさ~」と言って戻ってくるか、
子供といつの間にか塗り絵を始めたりする場合も…。
まあ、その時間は、子守りが主で、お話は時間つぶしという趣向なのでしょう。

 

ということは…、
フランス人ママ友同士のおしゃべりは、

「時間つぶしでなく、主要な活動」


と位置付けることができます。
公園で、子供に付き合ってるだけにしても。
=どこまでも、子供でなく自分中心の生活。


さすがフランス人!!


「人の話に割り込まない。」

というのは、空気を読む日本人にとっては当たり前ですが、
(子供は空気を読めない。そして、大人になれば、ふつうは
自然にできるようになる)


大人になっても空気を読まず、なおかつおしゃべりが命綱のフランス人にとって、
子供のころから、繰り返しこの規則を覚えさせることは、
大変、大事なことのようです。

 

 

 

ええ?もう、授乳の話はいいよ!
って感じですが、
記しておきたいことがあと一つ。


それは、母乳のあげ方、というか、人目。

 

パリでは母乳をあげているママは日本よりは
少ないのかも。と思いますが、

外であげている人は、断然多い。


というか、日本では公の場で授乳をする人など見たことありませんが、
パリでは、公園のベンチ、時にはカフェで…。

先日など、娘の学校で、先生との集まりがあったのですが、
輪になって話しているその場で、弟君の赤ちゃんに話を聞きながら授乳始めた人も~。


日本に帰ったとき、お店などにも、オムツを変えたり授乳をするスペースが
整っているのは大変ありがたい!と思ったのですが、
(パリにはそんなものない)


一度、隔離されてる授乳スペースで授乳をしてみて、
カーテンで1人ポツンと仕切られていて、
異様に寂しかったです。

なので、その次は、オムツを変えるところのベンチに座って、
妹か母かとベラベラしゃべりながら授乳していたのですが、

そこには、当然、どなたかのパパも入ってきます。


私は特に構わなかったのですが(別に隠してたし)、
あからさまに迷惑そうな、居心地が悪そうな顔をして
そのパパは出て行ってしまました。
そうまさに「逆セクハラ」!

 

てわけで、みんなのためを思うと、
コッソリ隠れた方がよいのか?!と感じました。
人様に見せるものではない。


出産直後、母が病院に来てくれたのですが、
その場にフランス人の義父もいました。

授乳をしているのに、普通~にその場にいる義父の存在を、
うちの母、気にしていました。
普通だったら席外すのに~!みたいな。

私は頭が呆然としていたので、別にいいや。
と思ったのですが、そういうものか~。

といった反面、授乳室が異様に隔離されているので、
私がイヤだと言ったら、

「やりすぎよね。昔の母はバーンと出して、
人前でも授乳してたけどね。」

と、なんか正反対の発言も。


バーンと!って、おかみさんとか、平屋とか、井戸くみとか、
そんなイメージなんですが…。いつの時代や~。

 

 

授乳のコンプレックス?

 

ある調査によると、フランスの授乳率は
他のヨーロッパの国に比べても低いそう。


出産院での授乳率は70%。(※)
(っていっても、入院期間は3日とか5日とかですが…)
1ケ月後になると50%程らしいです。(あれ?意外と多い…?)


そして、教育を受けた長さによっても変わっていて、
低学歴の人ほど、授乳率は低いらしい。

高学歴、高齢の人ほど、「母乳育児は推奨されてます。」
という情報を受け取り易いこともあり、
また、子供にできる限りのことをしたい!
という余裕もある。からとも思われます。
(年をとって、とりあえずもう遊ぶのはいいや。とか
誰かに必要とされたい!と思うのかも)

さらにパリの授乳率はおそらく似たような理由で、
他の地方よりも高いようです。


と、全体的にフランスの授乳率というのは、
ちょとだけだけど上がってきているという話。

さて、フランスの70年代位に出産した女性は、
ミルクをあげるのが当たり前!
「自分は赤子の奴隷ではない!」
と、完全ミルクだった模様。

あとは、粉ミルクの会社の商売魂にのせられた~!
という話もあるようです。
(→フランス人お得意、誰かのせい)


最近はWHOも6カ月までの完全母乳育児を推奨しているし、
できるならば母乳を。という話もなくはないのですが、
それと面と向かって戦うのは、
その時代完全ミルクで子供を育てた母親たち。

母乳がよい、と聞くと、自分の子育てを否定されたような
気持ちになるのかもしれません。


たとえばうちの義母は、私などが娘たちに授乳をしているのを、
大変快く思っていなかったようです。

いつになったらミルクをあげるの、母子べったりはよくないわ!
と、陰で聞こえるように愚痴を言ったり、
知り合いの○○は、母乳をあげていたのに乳がんになったのよ!!
と、嬉しそうに、というのは変だけど、
授乳したからなんじゃい。といった雰囲気を作りまくっていました…。


ここまで熱くなるのは、かなりのコンプレックスとおみうけして、
あまりかかわらないようにしていましたが、
このような年配の女性は、彼女だけではない。

母乳がいいか悪いか、というのは、宗教の話と同じく、
一般に避けた方がよいかと思われます。


いずれにせよ、うちの夫は、完全ミルクで育ちましたが、
別にだから変。身体が弱い。精神的に不安定。という感じはしません。
当たり前か。

ま、年をとってきて、面倒くさい性格になってきてはいますが、
それはお互いさま?

※参照サイト
http://miisa12.com/rac/allaitementlemonde.html


http://www.lemonde.fr/societe/article/2012/09/18/la-pratique-de-l-allaitement-varie-fortement-en-fonction-du-niveau-social-de-meres_1761653_3224.html

 

「授乳は絶対に必要!母親なんだから!」(←日本式?)
と当たり前のように言う人と、

「授乳?毎日?なんで?」(←フランス式?)
なんていう、両極端な意見の中で生活していると、

なんだ、どっちでもいいのか。
なら、自分で好きなように決めてもいいのでは?と、
楽な気分になれる育児テーマの一つです。

 

ここ、パリの地では、

「母乳あげたよ~!大変だった~っ!2週間も!」というママ友とか、

「1年以上も授乳?長い、長すぎるわ!(あなた自分がない?)」
と不審な視線を受けたこともあります。

日本の人は、社交辞令としても大抵、「偉いね~!」と言ってくれるが。


パリの女性の場合、授乳する場合でも、
周りで聞いた感じ、平均2ヶ月くらいでしょうか?
この時期すでに仕事に復帰する人も多いのでそんな感じ?

(もちろん母乳の出る出ない、薬を飲むから。などは別の話です)


授乳そろそろ8か月位の時に、
乳腺炎になって、大変つらかったので、
かかりつけの婦人科医に電話。

そしたら、「なんで私に電話するの?お医者さん(medecin)にかけろ!」

と怒られました。(専門医は医者ではないのか?)


なので、お医者さんにかかったら、
「抗生物質を飲むので、授乳を止めろ。ええ、今すぐ、ここで」

と冷たく言われました。
え?辞める時の赤ちゃんへのケアとかは?

授乳を止める際に、
ちょっとずついい聞かせるとか、
徐々にミルクにする。
とか、そういう繊細な概念は存在しないのか?

しかも、乳腺炎なんて、よくある症状だろが~!!
(あ、もしかして知らない?)


結局、泣きながら出産した病院の助産婦さんに相談したら、
「授乳しててもOK!」の薬を当たり前のように出してくれました~!

助産婦さんブラボ~!!
「産を助けるだけ」の女性たちではない~!
赤ちゃんと、出産後疲れ果てた女性たちの味方だ~~!!!


と、母乳育児は立場が低い?関係の話には事欠きません。


 

唯一、次女の出産で入院していたとき、
授乳に苦労しているママが集まっている授乳室で、

「長女は一年半授乳した」と答えると、みなさんが、
「はは~!」とその場でひれ伏しそうな憧れの空気を感じました。

ま、産院から実社会に戻ったとたん、
「~っていう、ちょっとおかしい中国人がいたよ!!」
と、話題になってたかもしれません。

 

ある日、小児科の待合室で、まだ赤ちゃんだった次女に授乳していたら、
あるおばあさんが、

「あら、授乳しているの?!
私は、6人の子を全部、自分一人(の乳)で、育てあげたのよ!」


と、とても誇らしそうにおっしゃいました。

どこのアジアの人か知らないが、私ならわかってくれるだろう、
と思ったのでしょう。

きっと、その育てあげた娘たちにも、わかってもらえてないのかもしれません。

 

…明日は我が身かも?

 

 


 

日本でも子供に、「ありがとう」と言いなさい。
としつけをしますが、フランスでも同様。


彼らは謝らない割に、お礼にはきちんとしている印象があります。
(ま、すべてのフランス大人が礼儀正しいかは置いておいて)



何かをしてもらった後などに子供が無言でいると、

「何て言うの?(Qu’est-ce qu’on dit?)」

と、お礼を促すし、


お礼を言わなければ、まさに子供が手にしたのにを引っこめたりするし
(コレはなんかやりすぎな気もするが↑)。



また、「メルシー!」とだけ、子供が言った時には、
「誰にありがとうなの?(Merci, qui?)」


と、その後に、名前または呼び名?を付けるように教育されます。

「Merci,maman.(ママ、ありがとう!)」のように…。




しかし、この、相手の名前を後に付ける。というの、妙に難しいです。
メルシ―だけでなく、ボンジュールなどにも使用が強く推奨されているのですが、



例)「Merci, Michel!(ありがとう、ミッシェル)」
「Bonjour, Juliette!!(こんにちは、ジュリエット)」


ホントなんてことなはいことなのに、しかも、
「彼らと同じようにしなくては、立派にフランス社会に溶け込めないわっ!!
失礼な人、教養のない人と思われるかも~!!」


と頭ではわかっていても、


何故か精神的にブロックされて、
「Merci!」「Bonjour!」の後、モゴモゴしてしまいます…。



今回こそ言おう、がんばるぞ!と思えば思うほどいけません。

(と、くらだんことでエネルギーを使いすぎ)


逆にぼ~っとしてる時、また、あまり知らない人の時の方が、

うまくいく確率は高いです。(たまにポロっと言える)

つまり、自意識の問題ですね!(はじめからわかってるって)


てわけで、条件反射的に鍛えることが必要です。

だから小さい時からびしばし教育するのか?

(違うか)




パリジェンヌに勝つためのブログですが、ここで一息、

別の視点から眺めてみたいと思います♪



毎日フランス人を相手に暮らしておりますが、

やっぱ、君たちも私と同じ人間だね!
と共感することもあれば、


はあ?なんでそうなるん?

と、驚き落胆し、しまいには笑ってしまうこともしばしば。



そこで…。


「子供時代のフランス人が、その後のフランス人を作る!」

という観点から、


私たち日本人が、「フランス人」というものを少し理解するために(完全には多分ムリ)、
彼らの子供時代に、焦点を当ててみます。



日仏、子育ての違いは、本質的なこと、表面的なこと、いろいろ。
もちろん、同じところもあります。

(大都市とそれ以外の違い、世代の違い、などの方が大きい時もある。)


子供への関わりから、フランス人の価値観があぶり出されることもあれば、
当たり前と思っていた日本の習慣を、客観的に見る機会にもなるかと思います~。(


怪しいSMS

あるとても寒い日曜日、公園の前を通ると、
上の娘の友達が遊んでいました。



ただでさえ、特にすることもない日曜日、
子供は退屈しています。
しかも寒いので、親が与える活動内容と言えば、
「家でおやつ」。くらい。


という訳で、娘は、一緒に遊びたい!!
と騒ぎ、夫がしぶしぶ付き合うことに。



そして、予想外の幸運!と、
家に帰って一人羽を伸ばしている私の携帯に、

あるSMS(テキストメッセージが)。


「お嬢さんはウチに遊びに来る」


公園で遊んでいた友達のお母さんから。
(でも、彼女は公園にはいなかった。)


「ウチに遊びにこない?」「きてもいい?」
だったらわかるけど、
「遊びに来ます。17時か17時半ごろ。」


って、随分断定的だな。


でも、フランス人の中でもさらに、ちょっとエキセントリックな彼女、
そんな言い方もするのかな?
テキストメッセージのフランス語も、いつも正確さを求めている感じではなく、
適当だし~。



彼女も、そのうち子供を迎えに公園に行くのだろうし、
現場で直接話を付けてもらいたい、
と、公園にいる夫の携帯に電話しました。


ら。


「もう、その子の家に遊びに行ったよ」

とのこと。あっそ~。なんだ、ちょうどよかったじゃん!

と。その後、夫は出かけ、


運よく?私の友達もウチに遊びに来たので、
楽しくベラベラおしゃべりして、
18時ごろ。そろそろ~。フランス時間、こんなもんだろ。


と迎えに行きました。



ら。そのママ、なんか、いつもちんたら長話をするおしゃべりな人なのに、
すごく急いで、私たちを帰そうとする。あれ?


ま、いろいろあるよね。

と家に帰って、もう一度先程もらったメッセージを見たら…。


「彼女はウチに来るから、17時か17時半ごろに(迎えに来て)」


と、取れなくもない。
イヤ、きっとそうだ!


きゃ~~~!!!!


相手はいい加減なフランス人だから!っと思いこんで、
私の方が失礼なひと?


そもそも、17時半においで。って、

遅すぎる!と思ったのですが、それも、

「変わった人だから、こんなに遅くにお誘い?」


と、勝手に私が思いこんだだけでした。



メッセージが理解できませんでした。
と伝えると、私のフランス語力と、私への信用がなくなる!


「こんな人には任せられない!」と、
もう、うちで娘と遊ばせてくれなくなるかも!と、



「さっきは遅くなってゴメン!メッセージ見てなかった!(←ウソ)」

と、謝りのメッセージを入れたら、


「いいのよ~~~~!ちょうどよかったから~~」
と、明るく返事してくださりました…。



今日のところは、大変思いこみ激しく、フランス人以上にフランス人化しすぎました。
ちょっと反省…。(←するとこは日本人。)





学校で娘が楽しくやれてるのかどうか、
友達がいるのかどうか、


など、いろいろ気になったり、落ち込んだりしていましたが、

最近は落ち着きました。



「家で自信を付けられるような生活をさせる」、
「親の不安を子供に押し付けない。」

と二つを決めてから、



先日も、○○が仲間外れにしたので、一人でつまらなかった。

と言って帰ってきた時も、

その○○については、サロップ!ぺタース!ばかヤロ~!
と心の中でコッソリ繰り返したものの、

あまり、私自身の心乱れませんでした。



悲しい時間を過ごしてかわいそうだけど、
本人はすごく頑張っているわけだし、


結果、自分でどうしたら良いのか、そのうち、
分かってくるだろうと思うし…。


「しょうがないから、知らない子と遊んだ」
と、肩を落としていたので、


「世の中には、すご~~~くたくさんの人がいるんだよ。
どの人が自分に合っているか、わからないし、

一緒にいて、もっともっと楽しい人がいるかもしれないよ。

それを知るためには、知らない人と遊ぶことも
とても大事。よいことをしたよ」



と言ったら


なんか、彼女。目がうるうるして、泣きそうになってしまいました。

その涙の意味はちょっとよく分からないけど、
(ママがわかってくれてる!と思ったのか、こいつ分かってない!
と思ったのか)

そんな風にも考えて欲しいと思ったので、言ってよかったかとは思います。


夫にその話をすると、「アイヤイヤイ!問題の時期が始まったか!」
と言っただけでした…。



ま、フラ女の閉鎖性、グループでがっちり、
というのは、世界的に有名なフランス人の個人主義に

ガッチリ反するような気がするのですが、

勝手にグループを作る、と言うのも、個人の勝手でしょ。てか?



今日も、学校でちゃんと遊べているのか気になりはしましたが、
双眼鏡でのぞいてみたりもしたが、(見えない)


私の心は、前ほど、落ち込んだりしていないような。


1.2時間学校でさびしい時間を過ごすのと、
家で何時間もさびしい時間を過ごすのと、

比べることができるなら、


家で出来るだけ楽しい時間を過ごさせてあげるのが、
大切なのではないかと。


もっとケアしてあげられることがあるんじゃないかと、
忘れないようにしよう、と思いつつ、


夕食の支度とかが忙しくて、子供をほったらかしの自分に、
「もっと簡単なものを作らなきゃ!10分で出来るものとか!!」


とか、日々焦っております。



昨日は、ビオ(オーガニック)で有名なパン屋さんに行ってきました。
(肉屋ではない)


パンについてちょっと聞きたいことがあったので、
若い女性の店員さんに質問したら、


とっても、感じよく返事をしてくれました。

しかも、(フランス人にしてはめずらしく)かわいらしい人。


なんか今日はラッキ~、くらいに思って、お金を払おうと待っていた時。



私の後ろに並んでいた子連れ(なんと日本人)の、子供の方が、
普通の子供らしく、ガラスケースに両手をかけました。


(キャ~!汚れる!と自分の家なら思ったところ。でも、他人の店なので無感情)



そのかわいい店員さん、かわいらしい笑顔のまま、突然


「このガラスケース、あんたが掃除してくれんの?!」


と、叫びました。


はっ?!




娘がいきなり叫ばれたので、私以上に、驚いたその子のお母さん、

「どうしたんですか?」


と聞いたら、かわいい彼女、笑顔を真っ赤にしつつ
(肌が白いので血の色が透けやすい)、


「こうやるから(ガラスを触る真似)、
この子が拭いてくれるの?って聞いたんですよ」


そのお母さんは、「あら、すみません!」
と平然と謝っていましたが、


キャ~!怖い。


「ねえ、ココは触ったらいけないのよ」
とか、
「手の跡が付くから触らないでね!」


のように、普通に、直接的に言えないのでしょうか?

その皮肉な物言いは、単なるパン屋の貫禄オバサンと
同じではないですか~!!


店の女主人が、様々な皮肉を客に言っているところを、
見つつ、教わりつつ、そんな文化を継承していってるのでしょうか?
(顔が可愛いだけに、もったいない)


いや~、さっき質問した時に、優しいモードでよかったよ…。

「パンの原料はわかっても、味までわかるのかしら~」
とか、皮肉言われなくてよかった、よかった。


今日は勝ったというより、
パリジェンヌの威力に縮こまっただけでした~!










先日、ピンポーンと、同じ建物(マンション)の
ご婦人が、うちのドアベルを鳴らしました。


知り合いではあるが、こうして尋ねてくるのは、
何か文句があるのが90パーセント。



バリっととした、ご婦人で、その旦那さんは、
気が優しそうで、いつもニコニコしています。
(彼女はニコニコしていない)


まあ、お二人で、建物の組合のまとめ役をやってくれたり、
いろいろ頑張ってくれているので、いい人たちとは思うし、
感謝はしているのですが…。



彼女いわく、「ある気になる音の原因を探している!」

とのこと。

お風呂場の辺らしい。(上階も下階も、大体同じ間取り)


私は、気になっていることはこれっぽちもなかったので、
知りません。と、その場は平穏に終わりました。



が、

3日後くらいに、夫がシャワーを浴びている時に、
すごい顔で怒鳴りこみ。


「絶対オタクよ!!今音がしてる!ほら今!!!」


と、どうやら、うちの風呂場のお湯を使うと、
ボコッボコッ!音が聞こえるらしいです。


確かに、ちょっとそんな音がするかな。お湯が出るときに。

でも、4階まで響く音だとは…。(うちは7階)



ちょっと対処を考えます~。
と約束したものの、


「じゃあ、(唯一の楽しみ)夜のお風呂入れないジャン!」
と、私はガッカリ…。


しかし、
「原因がまだはっきりしないことで、生活を変える必要はない!
子供が寝た後で、ゆっくり自分の時間を持つのは大切。


例えば、エレベーターの音が聞こえるからって、
階段で上がる必要はないように!!」



という夫の声に従い、止める。という選択肢はなくなりましたが…。


納得できるかは別にして、おお、さすが、(自己本位)フランス人!!と、
この場合は感心しました。



ま、彼女がノイローゼ気味、という可能性がないわけでもなく…。
(そういう人多い。時々の自分も含む)




いろいろ工夫して、特に夜中の私の風呂は、
極力、音が出ないようにしました。



その後、そのご婦人と、朝、夫がすれ違ったらしいです。

私たちの気遣いもどこ吹く風、前後の違いも分からんらしい。(フランス的)

音に関していろいろ文句を言い始めましたが、


朝はとても不機嫌な夫、

「勤めて冷たく対応したら、向こうは徐々に感じがよくなった」


らしいです。こいつはヤバい?と思った?
その辺の力関係が調節できるのは、うらやましい限り。



一方私は…?


その数日後、音を出さないようにお湯をちょろちょろ出していると、
時間がかかってしょうがないので、


子供のお風呂の時に、普通に蛇口をひねると、ゴボッという音がしました。
まあ、いいか、まだ6時だし。と放っておいたら、やってきました~~。



「ちょっと~~~!一階まで聞こえるわよ!(なんで、一階で聞く?)」

「お宅のタンク(お湯をここでためて沸かす)に、石灰がたまってるせいだと思うわ!!」


と、人の話を聞かない彼女は、べらべら一方的に話していました。



特に気のきいたことも、言葉を挟むことも、
突然不機嫌になることもできん私、


はあはあ、と聞いていましたが、ふと、


「そうですね!なるほど!」
「わ~~。そりゃ、大変だ!!」


と、大げさに相槌を打ち、

「なら、すぐに配管工を呼ばなきゃ!!」


と言ったら、
「いや、まず、うちに音を聞きに来て!」

と相手はちょっと弱気に。



試しに、
「いやいや、うちの所為だとしたら大変だから、
すぐにでも、直さなきゃ。今すぐ!!!

いくらかかるかわからないけど!あ~!!」


と、身ぶり手ぶりを大げさに嘆くと、



「やっぱり、原因をもうちょっと考えてから、ムニャムニャ~」

と、トーンが落ちてきた。


原因が彼女の言ったとおりでなかったら、責任を取らされるのが、
突然怖くなった??




チ~ャンス!!!!


「いや~~!言われてみたら、私もこの音が実は怖くって!!どうしよう」


と、泣きそうな顔で言うと、

こいつバカか?と、苦笑いをしつつも、


「じゃ、そういうことで~。(なにが?)」

とそそくさと去っていきました…。



強く出れなかったら、大げさなくらい弱く出るのも、
時には有効?と思いました。
(向こうのアタフタした感じに、勝利を感じた)


※その後、本当に配管工を呼んだら、
ばっちりうちの所為と言われ、工事しました…。涙。



※もちろん、どんなに弱気にみせても、こちらの非を認めるように、

誤ってはいけない。

自分が被害者、悪いのは別のなにか、というニュアンスが大切と思う…。