K&V今日のリザルト -2ページ目

K&V今日のリザルト

ビーグル犬キミ&ベッテル 時々ハンドメイド

初めての抗がん剤治療

朝の8時半に出発しました

もちろん、ふたりで行かなくてもいい

どちらかひとりが時間を作ればいいことでしたがふたりで行きたかったのでしょうね

そして、時間つぶしもひとりよりは、ふたりの方がいい

この日も、びぃをすぐに預けて、私たちは時間つぶしへ・・・

外に出るとびぃちゃんは、助手の人とお散歩をしてました

お散歩が好きだったので気がまぎれるのでしょう

私たちは、気付かれないようにそっと病院を後にしました

そして、治療を終え家に帰ったのです



その夜・・・星空

いつも、寝る時は私がびぃを2階まで抱っこして連れて行きます

階段を上がりきった所でびぃを降ろし、びぃは自分の足で部屋の方に歩いていきゲージに入ります

それが日課でした

ところがこの日、階段を上がりきった所でびぃを降ろすと突然きびすをかえして階段の方へ向かったのです

びぃの目はほとんど見えていません

びぃは、真っ逆さまに階段の下に落ちてしまいました

「もう、これまでかしょぼん

そんな風にも思いました

びぃは、よたよたと起き上がり・・・汗

奇跡的に無傷でした



この頃ののびぃはトイレが近くて、夜中になると私たちを起こしました

びぃは、トイレは外でするものと思っていたのです

最初は、1回だったのがだんだん回数も増えていきました

おしっこをせず、ただウロウロすることもありました

夜中に、起こす行動はもしかしてボケてるのかと思うこともありました

その頃、病院の先生に聞いて見たことがありました

ボケると壁などに頭を打ちつけたりするそうです

びぃの行動は微妙でした・・・

人に頭を擦り付ける行動をするようにもなっていました

ただ、その行動は甘えているかのような、頭が痒いかのような、そんな感じでもありました

もしかして、少しボケていっての行動だったかもしれません

その日以来、びぃを連れて行くのはお父さんにお願いし、ちゃんと部屋まで送ってもらうことにしました


11月1日

びぃは、元気がありません

朝ごはんも食べないで寝ていました

びぃには考えられないことです

フードを口に入れても、ポイって吐き出します

その時の私には食欲がないというのが考えられませんでした

今まで、びぃのこんな姿は見たことがありませんでしたから・・・

噛む力がなくて、吐き出しているとそんな風に考えました

噛まなくてもいいように缶詰のものを与えてみたりしました

この日は、元気がありませんでしたが、だんだんに回復していってくれました

とても、元気になったと思います

治療をしてよかった

病気は、回復してきたのだとそう思っていたのです・・・



つづく



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おばあちゃんは、この調子ならこのままでいいんじゃないかといい出しました

しかし、検査は途中までしかしていない・・・

このままでいいはずがありません


10月1日

検査の続きのため大学の病院に行きました

今度は、興奮をさせないためにも私たちは席を外すように言われびぃだけを預けることとなりました

仕方がないのでショッピングセンターで時間をつぶしてくる

検査が無事終わったという電話で大学の病院まで戻る

少しだけ、先生のお話がありました

前にも書きました が、その時にこの言葉を言われました

動物は死ぬものだということ、そして”死なせてしまった”ではなくて”どう生かしてやったか”が大事だということ

病気で亡くなるのはダメで老衰で亡くなるのはイイということではないこと

悲しいからもう動物は飼わないというのは間違っているということ


まるで病気であるような口ぶりですが、それとは裏腹にびぃから採取したものからは悪い顔は見えなかったことを告げられ、少しホッとしました

その採取したものは専門のところに送り、検査することとなるそうです

その日は無事に検査を終えて、家に帰ることが出来ました

検査の結果はお父さんに電話で連絡が入ることになっていました

それから、1週間後くらいに連絡が入りました

結果は悪性でした

覚悟はしていたのでショックは少なかったと思います


10月24日


今後の治療法について今度はお父さん、私のふたりで大学の病院まで行くことになりました

治療法は・・・

※手術をする

※放射線治療をする

※抗がん剤治療をする

※薬の投与で様子をみる

の中から選ばなければいけませんでした

びぃはもう14歳です・・・過酷な手術をさせるのはもうかわいそうでした

放射線治療をするのも結局は麻酔をしなければなりません

1回や2回ですむのならともかく、何度も受けさせなければあまり意味がないようです

そして、もっと高度な治療をするにはこの病院では満足なことは出来ない・・・

そうすると、もっと遠くの病院まで行かなくてはなりません

果たして、びぃの体に耐えられるでしょうか

今、薬を飲んで容態は安定してます

私たちはもう、びぃを苦しませたりすることはかわいそうでした・・・

薬で様子をみようと、そう思いました

先生の意見は・・・

薬だけならここまで通う必要はないし、抗がん剤くらいはやってみてもいいんじゃないかと言いました

その時は、抗がん剤に対してそんなに有害とも思いませんでした

どうせ、ここまで通う覚悟はしてました

今更、元の病院にも通いたくありません

私たちは、抗がん剤治療をすることを決意したのです



つづく




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しかし、大学側の話は「病院の紹介状がなければ診られない」と・・・

病院では紹介しないと言われていいます

これではらちがあかない

お父さんは無理やり病院に紹介状を書くように連絡をしました

先生の話は・・・「なんて、書けばいいんですかはてなマーク」ですって

「はっはてなマーク

そんなの、プロが考えることでしょうはてなマーク

私たちみたいな素人がわかるわけないじゃないですか!!

そもそも、カルテがあればそれを書けばいいんじゃないかと思いますけど

カルテをつけていない疑惑がまた深まりました

それでも、何とか書いてもらい大学にFAXしてもらいようやく検査の予約にこぎつけます


9月17日

びぃ、お父さん、私で大学の病院へ行く

担当の先生は、すごく太った人でした

動物の診療をしてる場合かなはてなマーク自分の健康管理をした方がいいんじゃないかと思ってしまった笑

助手の人(学生さんはてなマーク)がたくさんいる

「動物のお医者さんの世界だぁ」などとお気楽なことを考えていました

診察室に呼ばれて入りますが、びぃは極度の緊張からなかなか警戒心をとこうとしない・・・

慣れさせるために部屋でしばらくの間私たちだけにしてもらう

軽い診察でびぃは白内障のほかにも緑内障になっていることがわかった

太っていたためか心臓も弱っているとのこと

いよいよ検査だ・・・

しかし、病院嫌いのびぃは興奮のあまり、途中で熱中症を起こしてしまいました

先生の顔色は青ざめ、水や氷を大量にびぃに浴びさせて必死です

私は酸素マスクを持たされて

「びぃ、びぃ」と声をかけました

そんなことしているのとは裏腹に頭の中ではぼんやり・・・

「またすぐに元気になる」と思っていました

びぃは、よくおじいちゃんとのお散歩でこういう風な症状になりました

暑いのにムリに歩きたがるです

だけども、いつも時間がたつと復活しました

だから、そんなに大変なことのような意識がありませんでした

一歩間違えたら、命を落とすところだったのに・・・

しばらくの後、ようやく安定してびぃはICに入れられ

今度は冷えた体を冷やしすぎないよう温度調節をされました

私たちはIC室に案内されてそこで落ち着くまで、びぃに付き添うことになった

昼はとうに過ぎている

こんな時でもお腹は空くものだ・・・

お昼はどうなるのかわからなかったので、こっそりおにぎりを作って持っていました

私たちは、びぃを見ながら、こっそりとおにぎりを口に入れた

それから、しばらくしてびぃはようやく起き上がりおしっこをした


そして・・・検査は予定の半分しか出来なかった

CTも取る予定だったが、この体調ではムリだったし、先生も予定が入っていた

また後日、検査に来なければいけなくなった・・・


この病院で、心臓の薬など何種類かの薬をもらい飲ませることになった

地元の病院の先生には連絡をしておくと言われた

夜になって、地元の病院の先生から電話があった

検査で麻酔などを使わなかったことを話すと驚かれた

この先生は何かをするときはいつも麻酔を使う

耳の掃除のときですらだ・・・

もちろん、びぃは麻酔をしないと暴れて何も出来なかったからもある・・・

「私は、びぃさんのことをよく知ってる」と自負していた

しかし、今思うとそんなに麻酔ばかりに頼っていていいものだろうかはてなマーク

私たちの気持ちはもうこの病院から離れていた・・・



つづく



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