10月30日
初めての抗がん剤治療
朝の8時半に出発しました
もちろん、ふたりで行かなくてもいい
どちらかひとりが時間を作ればいいことでしたがふたりで行きたかったのでしょうね
そして、時間つぶしもひとりよりは、ふたりの方がいい
この日も、びぃをすぐに預けて、私たちは時間つぶしへ・・・
外に出るとびぃちゃんは、助手の人とお散歩をしてました
お散歩が好きだったので気がまぎれるのでしょう
私たちは、気付かれないようにそっと病院を後にしました
そして、治療を終え家に帰ったのです
その夜・・・
いつも、寝る時は私がびぃを2階まで抱っこして連れて行きます
階段を上がりきった所でびぃを降ろし、びぃは自分の足で部屋の方に歩いていきゲージに入ります
それが日課でした
ところがこの日、階段を上がりきった所でびぃを降ろすと突然きびすをかえして階段の方へ向かったのです
びぃの目はほとんど見えていません
びぃは、真っ逆さまに階段の下に落ちてしまいました
「もう、これまでか」
そんな風にも思いました
びぃは、よたよたと起き上がり・・・
奇跡的に無傷でした
この頃ののびぃはトイレが近くて、夜中になると私たちを起こしました
びぃは、トイレは外でするものと思っていたのです
最初は、1回だったのがだんだん回数も増えていきました
おしっこをせず、ただウロウロすることもありました
夜中に、起こす行動はもしかしてボケてるのかと思うこともありました
その頃、病院の先生に聞いて見たことがありました
ボケると壁などに頭を打ちつけたりするそうです
びぃの行動は微妙でした・・・
人に頭を擦り付ける行動をするようにもなっていました
ただ、その行動は甘えているかのような、頭が痒いかのような、そんな感じでもありました
もしかして、少しボケていっての行動だったかもしれません
その日以来、びぃを連れて行くのはお父さんにお願いし、ちゃんと部屋まで送ってもらうことにしました
11月1日
びぃは、元気がありません
朝ごはんも食べないで寝ていました
びぃには考えられないことです
フードを口に入れても、ポイって吐き出します
その時の私には食欲がないというのが考えられませんでした
今まで、びぃのこんな姿は見たことがありませんでしたから・・・
噛む力がなくて、吐き出しているとそんな風に考えました
噛まなくてもいいように缶詰のものを与えてみたりしました
この日は、元気がありませんでしたが、だんだんに回復していってくれました
とても、元気になったと思います
治療をしてよかった
病気は、回復してきたのだとそう思っていたのです・・・
つづく
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