先行研究を検討するという研究:レビュー・・・大学院入試 / 修士論文 / 卒業論文 /研究計画書
テーマ:研究計画書こんにちは。
今日は、調査や実験をせずに先行研究の検討で書く研究で研究計画書を
書けるかどうか、あるいは、修士論文・卒論を書けるかどうかについて
考えてみたいと思います。
研究計画書や修士論文・卒業論文でよくみられるのは、
どこかの論文から切り張りして、
モザイク上に組み立てた内容になっているものです。
そういった内容の場合
「~さんは、・・・言って、また、~さんは・・・言った。」、とか、
「~は・・・・・・であると言われている(XXXX 2010)」
のように引用だらけになっている場合が多いです。
まったく、出典を示さず、自分の意見のように述べているのは論外ですが・・・
そういう盗作的な意図なく、いろいろ難しい理論や観点を紹介して、
なんとなく、専門っぽく、難しっぽくできあがったことで、
これで良いと錯覚的に自己満足に陥る危険性を回避すべく、
今日から、3回にわたって
、「レビュー」、「ポートフォリオ」、「問題と背景」
について説明していきたいと思います。
修士論文や卒業論文を考えられている方、
大学院入試の研究計画書を作成される方などに
ご参考いただければと思います、
「レビュー 」とは********
ある特定の分野の先行研究を多く紹介してまとめる論文は
一般に「レビュー」と言われます。
過去の研究に対する再検討や、論評といった内容が一般的で、
一つの論文の形です。
しかし・・・・・、これははっきり言ってかなり難しい。
なぜなら、その分野の研究をおおよそすべて概観して、その潮流を見極め、
それに対して批評することが必要だからです。
学術雑誌でレビューを書かれている研究者の多くが、
その分野の第一線で活躍されている方が多いのはそういうわけです。
たとえば、エイジングについて諸理論にいたる変遷を押さえし、
現在はどのような理論のグループがあるのか、
その相違点は何か、
各々の限界点は何か、
日本の場合はどうなのか、
今後の方向性はどのようなものかなど・・・・・
いわゆる時間軸の縦と横からの概観が求められて、
かつ、様々な次元についてのオリジナリティのある分析や評価が
必要とされたりします。
一般的に、研究の初学の段階でこのような研究スタイルをとることは
非常に難しいです。
先行研究を羅列して紹介しても、それは、研究にはなりません。
何らかの自分のオリジナリティのある視点から、
分析し批評することが必要です。
レビュー的な研究を考えられている方は、今一度再考されてみてくださいね。
研究を始める最初の段階では、
多くの人が何から手をつければよいのか迷うわけですが、
その右往左往のひとつに、
先行研究の海におぼれてしまうことがあげられます。
なんだかよく内容を理解しないままに引用したり、
難しく書くことが重要と勘違いしたり。
かくいう私も最初のころは、なにをどう読み取ればよいのか検討がつかず、
悩みました。
そんなとき、数人の先生や研究者が私にいったのは、
上から眺めて研究の地図を把握しろということでした。
そんなこんなを思い出し、今日は記事を書きました。
もうすぐゴールデン・ウィーク。
研究計画メモをポケットに忍ばせて出かけるのもまた一興ですね。
ではまた。






