選択 choice choix

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35歳を目前に、最近またやたらと話題に上る、子供作る、作らない話。

 

 

フランスでは、日本ほど「子供作らないの?」とか「作ったほうがいいよ!」とか言ってくる人はいない。その会話はもはや、一昔前のモラルレベルのもの。

 

今や、欲しくてもできない体の人のことを思えば、気軽に口に出せるものでもない。

 

 

うちの場合は現状、作らない選択をしている夫婦だけど、もし自分ができない体でそんなこと言われたらと思うと、胸が押しつぶされそうだ。

 

 

相方の同僚(といっても50代)の妻で、1人だけ毎回子作りをごり押ししてくる世話焼き南仏おばさんがいて、その人とはいつしか必要最低限しか会わないようになった。笑

 

更に、彼女の家庭環境が憧れるようなものでもないから、説得力に欠けてる。。。

 

 

自分の親ならまだしも、正直関係ない人にごちゃごちゃ言われるのは鬱陶しい。

 

 

渡仏後さらに、子供を作る作らないは、そのカップルの「選択」だと強く考えるようになった。

 

もはや、結婚→子供っていう流れだけが「当たり前」ではないのだ。

 

 

こちらでは、他国から子供を養子に取っている人が身近にいたり、子なしを選択して生きている人もいる。

 

 

子供を作って生きていく以外の選択肢が、周りにたくさん見える。

 

 

先日知り合った34歳のフランス人の女性は、自分の体が健康で、たとえ子供を作ることができても、恵まれない国から養子をもらうつもりで生きているといっていた。

 

 

ちょうどその2週間後に、「Lion」という実話に基づいた映画を見て、オーストラリアでインド人の養子をとった女性が同じことを言っていて、なんだかシンクロした。

 

 

数年前、実は同じことを考えたことがある。

 

 

地球は、人で溢れかえっている。

 

日本は少子高齢化でも、地球規模で言ったら人口は右肩上がりに増え続けてる。

 

それに伴って地球資源もどんどん搾取され、環境も破壊され続けてる。

 

だったら、既に生まれて来ていて、でもとても厳しく苦しい環境で生きていかなければいけない子供達を養子として育てるのも、一つの選択肢かもしれない。

 

夫婦で、真剣に、そんな風に話していた時期がある。

 

 

 

これは真剣に考えれば考えるほど簡単なことではない。

 

映画を見ても、近くにいる養子をとっているカップルを見ても、課題は山のようにある。

 

 

 

思うのは、考えて、作らない選択をしたカップルの意思も尊重してほしいということ。

 

子なし夫婦が子供を持つ夫婦に「作るべきじゃない。人口増えすぎてるんだから」って言わないように、子供を作らない選択をした人に「子供を作ったほうがいい。作るべきだ。」とか言うのはやめてほしい。

 

 

特に先進国は少子高齢化で、年金問題やら、経済的な問題もあり、メディアも政府も、子供を作ることが「美」とされるように、あらゆる手立てを使って国民に向けて情報発信しているから、そう思い込んでいる人も多い。

 

 

 

子供がいるカップルでも幸せな人もいれば不幸な人もいて、逆に子なしカップルでもそう。

 

幸せは、子供のあるなしで決まるものではない。

 

それぞれのカップルにそれぞれの考えがあり、それに他人が口を挟む問題ではない。

 

言っていいのは、孫の顔が見たい親まで!w

 

 

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