今日も、DVについてです。



DVから逃げられない理由について、「トラウマティック・ボンディング」や、被害者本人の「自分にも悪いところがあるから」のような意識が働いているからと紹介しましたが、今日は、この本人の意識について、もう少し詳しく書こうと思います。



今日も、昨日に引き続きノーラ・コーリ著の「愛は傷つけない 」を参考に書かせて頂きます。



まず、被害者の女性が、パートナーつまり彼に対してどんな想いを持つと、別れる決心がつかなくなるかです。



いつか彼が変わるのではないか

 結婚前は優しかった、私が傷ついていることに気付いたら、また、あの当時の彼に戻ってくれるかもしれない。

 しかし、加害者が二人の関係を修復したいと考えていたら、通常1・2カ月で変わるはず。

何年経っても変わらなければ、彼は、今の関係を変えたくないと思っている。



いつも悪いわけではない、いいときもある

 優しいと感じることもあるでしょう。しかし、それは加害者の狙いです。

 加害者は、飴と鞭を使い分けて被害者を支配下に置きます。



言葉だけだから

 言葉の暴力をDVと見ていない人が大勢います。DV相談のうち身体的暴力の割合は、全体の10%です。

 「体がだるい」「熟睡できない」「食欲がない」などの症状は、このモラハラが原因で起こる身体的症状です。



まだうちはそれほどひどいほうじゃないから

 モラハラを長く受け続けていると、感覚がマヒしてしまいます。

 また、夫は、モラハラ以外では、仕事にも行き、いい父親だったりします。そんな状態に波風を立てることを面倒だと思っているかもしれません。



日本の男性はこんなもの

 テレビのドラマや自分の親を見てて、多くの日本の家庭では、対等ではなく主従関係が一般的だったりします。



彼のことをそれでも愛している

 恋愛時代や新婚時代を思い出し、本当に彼を好きだったことを再認識すると、もし彼があの当時の彼に戻ってくれたらと、夢を見て、以前の彼に未練があるのです。

 しかし、当時あなたは、まだ彼のものではなかった。今彼はあなたを所有し、コントロールしているのです。今の彼が現実です。



彼がまだ私を愛しているから

 何を根拠に彼の愛が確かと言えるのか。言葉で「愛している」「愛しているから叱るんだ」と言っても、それが果たして本当の愛なのか。

 本当に愛しているのなら、貴方を悲しませたりするでしょうか。

 彼の愛は、あなたへの愛ではなく、自分かわいさゆえの自分に向けられた愛ではないでしょうか。



彼は私なしでは生きていけない

 長年の情から夫を一人にさせてはかわいそうと思う被害者もいます。

 また、被害者は、自分の心の中の空白を、被害者から必要とされていることで埋めようとしている。 

彼の「俺を一人にしないでくれ」と言う言葉に、必要とされている嬉しさを感じていませんか?



家を出ることが分かると、いじめがエスカレートする

 被害者が自立をほのめかすと、それを妨害し、嫌がらせがエスカレートします。

 嫌がらせがさらに増すのが分かるので、自立に踏み出せなくなります。



これらの想いがあって、DVから逃げることをとどまってしまうと言うことです。



この彼への想いの他に、「自分への想い」また子どもや親などの「周りへの想い」もあります。

それについては、また別に書こうと思います。



これらの想いは、特別なことではないと思いました。



誰にでも起こり得ることだと思います。



特に思い悩んでいたり、心が傷ついて弱っていると、しっかりと考えられなくなってしまうものです。



もし、今、「もしかしたら自分も…」と少しでも感じていたら、もう一度冷静に客観的に、自分を見つめ直してみてください。



そして、出来れば友達や親とかではなく、専門機関に相談をお勧めします。

身近な人の方が相談しやすいのは、当然ですが、専門的に学んだ人でないと、自分の価値観を押し付けやすいものです。



今は、各都道府県に必ず相談機関が設置してあります。

各市町村の自治体にも、相談窓口があるところもあります。



こちらに相談窓口の一覧が載っています。

配偶者からの暴力被害者支援情報 相談機関一覧


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