2016年9月9日、木星が天秤座に入りました。

木星は来年2017年10月10日まで天秤座に滞在します。

 

 

 

木星が移動した日は、わたしがちょうど神子修行を終えた日であります。

この神子修行では、出羽三山神社の随神門から修行に入り、修業を終えて随神門から出る時に、生まれ変わると言われています。

木星の移動と同じ日に生まれ変わったわたし。この天秤座の木星が大きなテーマになると感じました。

 

 

 

わたしがこの数日で悟ったことのひとつに、「自分と向き合う人はすべて自分自身を映す鏡である」「この世はすべて自分自身を映す鏡である」という考えです。(悟るなんて言うと大袈裟ですが…。)

それをどんな時に感じたか。それは例えば、修行に集中すればするほど、その集中のあとに強く感じたのでした。

 

 

 

修行は厳しいものでした。わたしはとてつもなく運動神経が悪いため、雨上がりのつるつる滑る崖を無事に渡り切らないといけない時は、生きるか死ぬかの恐怖を感じた瞬間さえありました。

すると、普段なら気にしてしまうようなこと、例えば、こんな事をしたら人からどう見られるかとか、人がどう評価するかなどは、本当に気にしている暇はありません。

究極の状態で考えるのはただ「今、自分がどうするか」のみ。ただ、ただ、その一点のみに尽きるのです。

 

周囲には一緒に修行している仲間がいて、例えば急な崖を渡ることなんて余裕を持ってこなし、こちらに声をかけてくれている人もいる。

でも、わたしにはそんな人達を気にしている余裕はありません。

わたしが真剣に「今、自分がどうしたらこの崖から落ちないか、死なないか」だけに集中している瞬間、他人はこの宇宙にまったく存在しないのです。

 

 

 

そんなこんな時間を過ごし、休憩にはいり緊張も解きほぐれると、わたしはふと感じるのでした。

他人がどうなのか気になっているうちは、結局わたしはそれだけの暇、余力があるということなのだと。

 

そして、一日、二日とたつごとに、わたしの心に変化が訪れました。

○○さんは○○だから困るよなぁ…とか、○○さんにきっと○○だと思われてるだろうな…とか、そんな感覚が薄れていくのです。

相手がどうか、人がどうか、そういう事がもうどんどんどうでも良くなっていきます。

他の人たちに対する諸々の雑念が、どんどん時空の彼方に消えていくのです

 

他者への感情がとてもニュートラルになっていくと、嫌な人も嫌でもありません。許せない人に対しても、なぜそこにこだわっていたか考えると、くだらなく思えてくる。

自分自身がとても楽に人と付き合えるような気になってきます。

 

すると、徐々に感じてくるのです。

そうか、もはや人がどうあるかが問題ではないな、と。

わたし自身が他者に抱く感情こそが、他者という人物像を作り上げているのだなと。

 

 

 

天秤座はそんな状態を示すのではないか…わたしは今そう感じています。

天秤座は、一対一の人間関係を象徴します。

天秤は一方が揺れれば、もう一方も揺れる。常にセットです。

だからこそ、「自分と向き合う人はすべて自分自身を映す鏡である」が、天秤座精神なのだと思うのです。

 

 

 

そして、次は木星の意味するところを見ていきましょう。

 

 

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木星は、占星術では発展をもたらす幸運の星と言われています。そして、天秤座とは、他者との関係を育む星座。

ですから、木星が天秤座入ると「パートナーシップに幸運が訪れる」と言われます。

 

でも、木星のパートナーシップとは、どんなパートナーシップなのでしょう。

木星という星は、コミュニケーションスキルの水星の天秤座、愛と豊かさで満たす金星の天秤座とは、レベルがちょっと違います

 

 

 

古代ローマ人において偉大な神ユピテル「木星」は偉大な統治者の象徴でありました。

ですから木星は、単に幸運、拡大、発展というだけではなく、公正さ、賢明さ、仁徳、寛大さなども表します。

そこには、偉大なる王としての「誇り」や「威厳」があるのです。

 

天秤座の木星とは、常に「国をどう統治していくかを考える王」のように、「他者に対する己の心のあり方はどうなのか」と自分自身に問うてくるような王のプライドさえ感じます。

 

ですから、愛情は愛情でも木星の愛情ですから、愛に+アルファの気高い精神を添えての尊敬し合うパートナーシップと言えるのではないでしょうか。

 

 

 

どんなに良いパートナーでも、長年一緒にいると荒ばかりが見えてしまいます。

だからこそ、相手の良いところを見つめる視点が大切になると思います。

ですから、これからの一年は、お互いが愛情+尊敬できるところを探す良い機会にしてください。

 

そして、木星らしい「敬意ある愛」を持って常にパートナーと接してみてください。

すると、相手も同じようにあなたに愛と敬意をもって接してくれるようになるでしょう。

さきほども書いたように、天秤座の木星は自分自身のあり方がパートナーシップを左右するのですから。

 

 

 

もちろん、シングルの方がパートナーを探す際も、相手の尊敬できる部分を見つけていくことが幸運の鍵。

相手も、あなたに敬意を抱いてもらったら、きっと嬉しいはずです。

 

 

 

木星が天秤座に移動した9月9日に生まれ変わったわたしも、これから1年は「自分自身を写す鏡としてのパートナーシップ」をテーマに過ごしたいと思います。

 

 

では、みなさま、木星が天秤座に入る2017年10月10日までの約一年間、お互いにいいところを見つめ合って、尊敬できる良きパートナーシップを築いていってくださいね。

 

いつも一緒にいると、お互いのいいところも見えなくなってしまうものですから…。

 

 

 

 

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