みなさま、おはようございます。

星のセラピスト☆ミエルです。

 

今日の記事はあまりウケが良くない記事だと思います。

ですが、大切なことなので書いていきますね。

 

 

 

現在、乙女座で絶賛水星逆行中ですね!

水星逆行は、近年ネットで拡散されると共にとても有名な事象になり、数年前にはニューヨーク・タイムズのコラムで紹介されたことで話題にもなりました。

 

水星逆行の注意点についてのコラムは検索すればたくさん出てきますので、今回わたしは天文学的な水星逆行のメカニズムについて書いていきます。

 

この辺は占星術家の方と話していても良くわかっていない方もいるように感じます。

「こんなことはわからなくても星は読めます!」と説明してる占星術講座もあるようです。

 

ですが、これは基本的なことで、とても大切なことなので、しっかり理解していきたいところです。

 

わたしもここに説明を書いておきますが、どこか間違えていましたらご指摘お願いいたします。

 

この辺をしっかり理解しておくと、占星術理論が確立されるまでの歴史の中で、占星術家たちが実際の天体観測を行った上で惑星の特徴を捉え、その上で惑星の定義をしていったという過程がより実感とともに理解できます。

 

占星術の深い理解につながるでしょうし、天文学に携わっている人たちと話す時も星を扱う専門家として恥ずかしくないはずです。

 

 

逆行に関しては、内惑星(水星、金星)と外惑星(火星より外の惑星)とではそのメカニズムが違うのですが、今回は水星逆行について説明します。

 

※金星逆行も周期が違うだけで水星逆行と同じような仕組みです。

 

 

 

 

1.まずは、水星逆行とはどういうことか確認しておきましょう

 

水星逆行とは、地球から見ると水星が通常の公転の進行方向とは逆に進んでいるように見える現象です。

 

これは簡単ですね。

 

 

 

2.水星の見え方について

 

水星は太陽に最も近い惑星で、太陽系で最も内側の軌道を公転しています。

 

そのため、地球から見ると、太陽から最も離れても約28度です。

 

ですから、水星はいつも太陽のちかくにあり、太陽とともに動いているように見えます。

 

水星を見るのは難しいと言われるのは、太陽と一緒に昇ってきて、太陽と一緒に沈んでしまうためです。

 

 

※画像は国立天文台より

http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/CFC7C0B12FCEB1.html

 

 

地球から見て、水星が太陽から一番離れて見える角度を「最大離角」といいます。

 

水星が太陽の東側に最も離れて見えるのが『東方最大離角』です。

この日は水星が太陽の東側にあるので、水星は夕方の西の空に見えます。

 

反対に、地球から見て、水星が太陽の西側に最も離れて見えるのが『西方最大離角』です。

太陽の西側にありますので、水星は日の出前の東の空に見えます。

 

 

 

この最大離角の日が太陽から水星が約28度離れる日なので、水星が最もよく見える日です。

 

※ただし、同じ最大離角の日でも、水平線に対して垂直に高く高度があるならよく見えるのですが、水平線に対して高度がないとほとんど見えないことにはなるのですが…。

 

 

ちなみに、ホロスコープ上でも最大離角の日が、太陽と水星が最も離れたアスペクト28度を形成する日となります。

 

 

 

3.水星のサイクルについて

 

この水星の公転周期は約88日。

地球との会合周期は115.9日です。

 ※この計算法は省きます(笑)

 

この約116日の間に、水星は

 

内合(太陽と地球の間に水星が入り一直線に並ぶ)

西方最大離角

外合(太陽の向こう側に水星がきて一直線に並ぶ)

東方最大離角

 

と移動していきます。

 

先ほどの図を参照しながらこのサイクルを確認してみてくださいね。

 

 

そして、地球の公転周期は365日、地球と水星の会合周期は約116日なので、一年で約3回内合することになります。

 

つまり、地球から見ると水星は一年の間に太陽の周りを3回巡っているように見えるのです。

 

 

 

4.水星の逆行について

 

この会合のサイクルのうち、東方最大離角から西方最大離角に移動する時に、水星は太陽と地球の間を通ります。

そして、地球ー水星ー太陽と並ぶ時を内合といいます。

 ここも先ほどの図を見ながら確認してみてくださいね。

 

※逆に、西方最大離角から東方最大離角に移動する時は、地球から見ると太陽の向こう側を通ります。

そして、ちょうど一直線に並ぶと外合となります。

 

 

東方最大離角から西方最大離角に移動する時、水星は地球に接近して、内合のところで地球に追いつき、地球を追い越していきます。

太陽に近い惑星ほど公転スピードが早いのです。

 

これを地球から見ると、水星が東から西に移動しているように見えるのです。

 

これが水星逆行の期間です。

 

 

※ちなみに「留」の期間とは、順行から逆行、または、逆行から順行に移行する時に惑星が止まって見える期間のことです。

 

 

 

また、水星逆行が1年に約3回起きるのは、水星は1年で約3回地球に近づき追い越していくからです。

 

 

※さらに詳しくはこちらのサイトも参考になります。

http://www.s-yamaga.jp/nanimono/uchu/wakusei-01.htm

 

 

 

 

 

5.注意ポイント:自転と公転は全く違った動きなので要注意!

 

 

これらの公転に関わる動きは、太陽や惑星が一日で昇って沈む自転の動きとはまた違う仕組みです。

 

自転の動きはとても単純で、地球から見ると、惑星が地球の周囲を東から西へ一日に一周していく動きとなり、この時は横道12星座ごとぐるっと動いてしまいます。

 

それに対して、惑星の公転の動きは、地球から見ると惑星が黄道上を西から東に移動していく動きです。

そして、逆行になると惑星が東から西に動いているように見えるのです。

 

 

ホロスコープ上の地球の自転の動きは、惑星が星座ごと時計回りに移動する動きとなります。

 

そして、その自転の動きと共に惑星は公転の動きをしていることとなります。

 

このホロスコープ上の公転の動きとは、惑星が順行の際は星座の度数を反時計まわりに進んでいき、惑星は逆行の際は時計回りに星座の度数を戻っていく動きのことです。

 

 

 

 

6.この水星の動きから、水星の意味が生まれたのです!

 

 

占星術家であってもホロスコープばかり見ているのではなく、たまには実際に夜空の星を見上げてみてくださいね。

 

長い歴史の中で占星術家たちは、夜空の星の動きを観察して星々の特徴をとらえ、その意味を定義してきました。

 

水星を観察すると、太陽の西に行ったり、東に行ったり、逆行したりと忙しいわけです。

水星は太陽系で一番忙しい動きをする惑星です。

 

 

※ちなみに、惑星とは「惑う(まどう)星」と書きます。

逆行したり、順行したりと、惑うからなんですね。

英語のplanetも、ギリシャ語の<さまよう>という" planetary "が語源になっています。

 

 

さらに、水星は太陽の近くにあるので、太陽神アポロンとのからみの神話がたくさんあります。

素早い動き、ずる賢い神などとも神話に描かれてもいます。

 

この水星の動きが神話の水星神の特徴となり、また同時に、占星術の水星の基本的な意味となり、そこから水星逆行の意味へと発展していったのです。

 

この辺の水星神話については、また機会があれば書いていきます。

 

 

 

では、水星逆行の仕組みを知ることで、より水星の意味、水星逆行の意味を自分で考えていけますので、ぜひ理解していきましょう。

 

 

 

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