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実は私の誕生日の日
午前中に病院へ空に会いに行って
二人きりで話しをしようと約束していました。
点滴は理由を説明して一時的に外してもらい
病院内では話せないから…
と言うことだったので、
病院の駐車場まで行って
私の車の中で話すことにしました。
それは、ご飯を食べない理由をきくために…
私の中では予想していたけど、正直聞くのは少し怖かったです。
空は、コレという理由がある訳では無い！
話したからといって楽になる訳じゃない！
色々な思いがあるけど、まとめられない！
と、言っていました。
でも、私は空に
「空がご飯も食べられなくなるほど
苦しんでいるのに、何も教えてくれないと
ママは手を差し伸べることすら
出来ないんだよ…」
「空が苦しい〜辛い！助けて！って叫んでくれないと助けてあげることも出来ないんだよー」
「ただ、そばにいて、空が壊れていくのを黙って見てることは、ママには出来ない！！」
「お願いだから…！！」
と私は泣きながら必死で空に話しかけました。
そして、やっと話す気になってくれて
「じゃー病院の外で二人きりになれたら話す…」
って言ってくれたので、私の誕生日の日
車の中で話してくれました。
空を病院に連れて行こうと約束した日(入院初日)
当初は、ママの仕事が休みの日に行こうね！
と約束していました。
だけど、何だか胸騒ぎがして
急遽、1日前倒して行くことにしました。
仕事を休み、朝から突然用意をさせて不意打ちで病院へ連れて行ったのでした。
空が、
「実は、病院に行くって約束した日の前日
首を切って死のうと思ってた…」
と、涙を流しながら言いました。
私はヒヤッとしたけど、
間一髪で間に合ったんだと…
少しホッとしました。
死にたい死にたいと思っているのに
ご飯を食べるなんておかしい…
と思って食べるのをやめてたら
食べなきゃと思っても、もう食べられなくなった
口に入れても味もしない
不味くてゴムみたい…
口に運ぶと吐き気がする…
食べないと病院で診てもらわないといけないんだよー！
点滴しないとダメなんだよー
胃にチューブで栄養入れないとダメなんだよー
ってママが心配してたから
頑張らないと！と思ったけど、
もう、受け付けなくなってた…
入院すればマシになるのかなって
思ってたけど、もっともっと食べられなくなった…
空なんか生きてる意味もないんだよ
どんなに頑張っても頑張っても
皆みたいにはなれない！
勉強頑張っても頑張っても成績も頭も良くならない…
努力したって
認められるレベルにはなれい
誰も認めてくれない。
生きてる意味もない。
そして、自分が大嫌い…
そう、話してくれました。
苦しみのループから抜け出せずに
空は1人で苦しんでいました。
私も感じていた、この子は死にたいと
思っている…と、
生きる気力も失い
水分すら口にしなくなった空をみて
もう危険だと感じて
慌てて病院へ連れて行ったのでした。
食べない事の危険性
水分すら取らないことの危険性を
主治医からもコンコンと説明
してもらいましたが、
空には食べないことが悪いことだとは
もう思えないレベルになっていました。
これは、手遅れになる前に
空の心のケアをしないと…
本当に空と二人で泣いて泣いて、
空を抱きしめて
地獄の始まりか…と思うような
自分の誕生日の午前中
そして、そのあとは
空からの愛溢れるプレゼント🎁
お友達からのサプライズケーキ🍰💗
空と、病院で過ごす誕生日
そして、夜病院から帰った9時頃には
1人寂しいだろうと察した私の親友は、
子供がたくさんいて
夜出かけるのが難しい子なのに
私にプレゼントを持ってお祝いに来てくれて
二人きりで、泣いて笑って
たくさん喋って
日にちが変わるまで一緒にいてくれた
親友に感謝🙏🏻💕
本当に濃い濃い忘れられない日となりました。
最後までお付き合い下さり
ありがとうございました