2011-01-14 15:32:34

一度、見に行かねば。(アジア杯、もう少しましな報道があっても。。。)

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後半の山場での、不可解なPK、GK川島の一発退場が問題視されている今朝方のアジア杯シリア戦。

たしかにあれはあんまりであるし、またその後の日本のもらったPKもかなり怪しいもの。気持ちの入った良い試合がぶち壊しになったこともあるし、そうはいっても、本当に審判がむちゃくちゃな場合に比べれば、試合全体としはまあ帳尻があったという部分でも、日本への<試験>のような感じもした。日本が毎度情けない戦いぶりをするせいか話題に事欠かないアジア杯であるが、初戦のヨルダン戦での相手側の戦術、今回のシリア側の緊張感、日本と違ってアジア杯の結果をより重視する状況にある中東勢の戦いにかける部分の重さがあった。また、<完全アウェー>と繰り返すテレビ解説にも、首をひねりたくなった。


「・・・・インシャッラー」という表現を、アラブ人は良くする。直訳すれば、「神のおぼしめしで・・・」というようなことであるが、そうした重たい意味だけではなく、日常的にも非常に良く使われるものである。例えばタクシーに乗って、

次の交差点を右に行って、などと頼むと「インシャッラー」。つまり、日本的に言えば他力本願的に「わかったよ。

(きっとそうする。)」というようなもの。これを日本では、数年前まで、ステレオタイプのイスラム教的ニュアンスをこめてか、「神のお導きで勝てる。。。」などと訳されているのが一般的であった。まあ遠い国々で、誤訳だと突っ込まれることのないこうしたものならより面白く、日本人に受け入れられる、と捉えてられていたのかもしれないが、

逆を考えると恐ろしくなる。

ちょっと前の話になるが04年にイランの地方都市に行くと、ホテルのテレビでは日本のJリーグのチーム紹介を、

個々の選手紹介までしながら放送していた。05年3月のW杯アジア最終予選、敵地で戦う日本がバーレーンのオウンゴールで決勝点を決めた瞬間、バーレーン・テレビの放送はニュースに切り替わり、サッカー中継には戻らなかった。が、そこは日本戦。アル・ジャジーラ・スポーツも中継しているというように、私が観戦したヨルダンを含めて中東中で観られている。そうそう、プロはないとはいえサッカーの人気が高いヨルダンでは、注目を集める試合は街中に大スクリーンを設置されたりしていて、例のPK戦までもつれ込んだ04年の試合については、そんな場でも語り草になっている。「あれはねえ・・・内容的にはヨルダンが勝っていたよね。まあ、日本だから良いけれどさ、うまいことやったよね。」


何が言いたいかといえば、中東は基本的に非常に親日だということ。もちろん審判の質、政治的な無茶な要求などがあるのは確かだが、人々は日本に注目している。だから、今回のシリア戦のようにアラブ諸国で行われる試合でも、一方的な雰囲気で暴動が起きたり、それが試合全体するような形にはなりにくいと思う。そういう意味では、前回04年の中国でのヨルダン戦なんかの方がよっぽどアウェーだったのでは?湾岸で行われれば、確かに時差は少ないし同国人が多いだろうが、スタジアムも見てのとおりの規模。

(今回のアジア杯について、現地でまた話を聞いてみたいが。)


2022二年には、カタール(+周辺諸国の可能性もささやかれているようだが)でW杯が行われる。日本はヨーロッパ遠征や中東での試合ではエミレーツ航空(アラブ首長国連邦・ドバイ)、カタール航空なんかを使うことが多いようなので、せっかくだから湾岸でキャンプを張ってみたら?より親日度が高まり、産油国リーグに移籍する若手が出てきたりもするかも。

アル・ジャジーラはやっと日本でも認知されたようだけれど、あちらにはまだたくさん同様の大型アラブメディアがり、欧米のテレビの支局も日本にあるのとは比較できない規模。ドバイのメディア・シティを訪ねれば、すぐに現実が分かるだろうし、欧米に対しても日本のマスコミなどとは違う影響力がある。遠い国、わけのわからない難癖ばかりつける地域、と決め付ける前に、普通に付き合ったほうが実利もある。実際、石油他の経済関係では非常に密な関係になっていて、少なくともあちらは、弱体化していく日本でも好意的に見ているのだから。

気候についても、湾岸地方はシリアやヨルダンなどとは全く異なる。気温も高いし、湿気ていて、シリアやヨルダン、レバノンなどから働きに来る人々にとってその変化は、日本から中国や韓国に行くのとは比べ物にならないほどの変化である。これだけ毎回苦労しているのだから、少しはマスコミも研究してほしいものである。まさか、

サッカー協会が分かっていないとは思わないが。

(次回、中東で日本戦がある時などは、一度ちゃんと取材してみないと。中東が分かるサッカー・ジャーナリストは

 いないようだし、ネットでの一般人の分析の方が先をいっているというのは、なんだかなあという感じなので。)


阿部華

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2010-12-15 16:52:10

注目:将来のアラブ最強軍団。パレスチナ女子!

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 来年6月、女子のW杯がドイツで行われるが、今年11月、その予選として「アラブ・カップ」が開催された。そこで「パレスチナ」女子代表が、強豪エジプトに0-4で敗れたとはいえ、セミ・ファイナルまで進んだ。優勝は、エジプトを1-0で下したヨルダン。と、ここで疑問が沸いてくる。

 ヨルダンの人口の約7割がパレスチナ系といわれている。この国は、政治的な理由があるとはいえ、パレスチナ難民にも国籍を与えているのだが、そうなると代表チームにもかなりの数の「パレスチナ人」がいるのではないか?ぱっと調べただけでは分からなかったが、その辺は現地で調べてみねばなるまい。いずれにせよ、ヨルダン女子まで優勝しているのだ。

 「パレスチナ代表」イスラエルによる占領下にあるヨルダン川西岸地区とガザ地区、東エルサレム代表チームがベスト4。実は、このチームは、「パレスチナ」代表という言葉すら使いづらいのが現状だ。政治的な理由から、イスラエル国籍を持つ150万ものパレスチナ人は、「パレスチナ」代表には入らない。また、ガザ地区からも、イスラエルの封鎖で外に出られないため、また西岸地区の自治政府が、西岸地区の当局を支持するものにしかパスポートを発給しなかったりしているため、ガザ地区から選手が送られていない。つまりこの代表は、西岸地区代表(+東エルサレムということも考えられる)なのである。

 ユダヤ人は、4年に一度、ユダヤ人のオリンピックをイスラエルで開催し、オリンピックのメダリストも参加している。ならば、せめてサッカーで、世界中のパレスチナ人を、占領地、ヨルダン、イスラエル国籍者を含めて組織しても良いではないか。アメリカの言いなりになって無駄金だけ投じて、結局平和に逆行させている日本などは、こうした政治以外のところに注目した方がましだ。

 JICAが元日本代表の北澤氏などを送ってパレスチナ人の子供にサッカーを教えていたりしたが、まずは、「日本政府、オール・パレスチナ女子代表結成を後押し」とかいう方が、夢もあるし、毒もない。




 今後はオタク的に、パレスチナ女子サッカー軍団を取材し、将来のスター候補を発掘していかねばなるまい。将来海外でプロになる者などでれば、小さいとはいえ久々に明るい話題である。

 実は、11月30日にヨルダンからイスラエル/パレスチナに入る国境を訪れた時、このチームのメンバーらしき女子を目撃した。ただ、大型連休を前にしてか、国境は非常に混雑し、彼女たちの近くになった時がパスポート・コントロールの目の前であったので、声は掛けられなかった。

 外国人とは違い、彼女たちが国境を越えるのにどれほどの時間を要するのかは、予想できない。国境を越え、エルサレム、西岸行きのバス停で彼女たちを待っていたが、誰も建物から出てこなかった。(阿部 華)

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2010-05-16 21:43:39

祝・ワールドカップ「次代のムスリム・スターは誰?」

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 日本がワールドカップ予選に出る場合、必ず当たる中東圏。今回は、サウジもイランも本戦に出ないので、ムスリムとワールドカップについて書く。



史上最高のサッカー選手と称されることもあるジナディーヌ・ヤジッド・ジダン(Zinedine Yazid Zidane)、この名前は、アルジェリア語のフランス語読みだという。元はアラビア語で、ザイヌディン・ヤジッド・ザイダン(Zainuddin Yazid Zaidan)で、ザイヌディンは「宗教の麗しさ」、ヤジッドは「成長する者、大きくなる者」、そしてザイダンは「増大する者」という意味を持つ。ファーストネーム・ザイヌディンの中にあるディン(din 宗教)とは違って、彼は信仰に篤いわけでなく、本人も 宗教を実践していないと語っているが、ムスリム一のサッカー選手と慕われ、熱狂的なファンがいるのもまた事実。
 インターネットで調べてみると、少年少女たちが、ジダンがムスリムかどうかを大真面目に論じあっているページがすぐに見つかる。



 「ジーズーはムスリムとして生まれたけど、宗教実践もしていないし、子供もクリスチャンネーム。彼はフランス人を選んだんだよ。ムスリムでもクリスチャンでもないフランス人。」



 「彼はムスリムだよ。1988年のワールドカップの前に祈ったビデオもある。毎日、宗教実践はしてないと思うけどね。彼の奥さんはクリスチャンで、子供もクリスチャンネームだけど、アラブの名前の子もいるんだよ。アルジェリア系だから多数派のスンニ派でしょ。」



  今回も、ヨーロッパ各代表には、中東系やイスラム教徒の選手が出場しそう。例えばリベリー。少女買春の嫌疑か掛けられている彼は、どう評価されるのだろうか。



実は、イスラム論争ほどではないが、日本についても中東では結構語られる。日本の小学生は、みんな時計を作れるとか。サッカーについては、「正確無比」、「ハイテク」のイメージで括るには、日本代表が実力不足で残念そうだが、0812月の世界クラブ選手権で健闘したガンバ大阪の遠藤は、ヨルダンやパレスチナで一躍人気者になり、「ころころPK」の真似をする子供も。本田についてはまだ確認していないが。



将来ムスリムの日本代表が登場したりすれば、大騒ぎになるのかも?

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