■日本の明治文化遺産を韓国が認める、裏取引の内容

「世界のニュース トトメス5世」さんより
http://thutmose.blog.jp/archives/34806475.html


笑顔の裏で裏取引した日韓外相

引用:http://news.tbs.co.jp/jpg/news2522899_6.jpg


「明治日本の産業革命遺産」のユネスコ登録に韓国が強硬に反対し、審議委員を出している国に特使を派遣するなど妨害していた

しかし一転して認める替わりに、いくつかの要求を出した。


見返りに譲歩したものは・・・

15年6月22日、日韓両国は対立していた日本の明治文化遺産の登録で、電撃合意を発表した。

当初の発表では韓国は日本の「明治日本の産業革命遺産」を世界遺産登録に協力するとなっていた。
さらに、日韓両国が相手国大使館で主催する国交50周年式典に首相と大統領を出席させる。

さらに日本側が希望していた日韓首脳会議を前提とした外交交渉を始めるとされていて、韓国の一方的譲歩になっていた。

外交交渉である限り、対立していた一方だけが全面的に譲歩するなど、戦争以外では起こらない。

その後、遅れて日本側が譲歩した条件がコマギレ情報で報道され「ああやっぱり」という感じになっています。


日本側が韓国に譲歩した条件は以下の通りです。

1、日本は軍艦島などで朝鮮人を強制徴用した事を認め、世界遺産の登録時に説明する

これに関して日韓では解釈が違っており今後対立するでしょう。

韓国は「強制連行して奴隷のように働かせ、多くの犠牲を出した」としており、当然強制連行の展示を求めるだろう。

一方日本側は、世界遺産登録時に口頭で一度説明するだけだとしている。


2、日本は韓国が求めている「百済の歴史遺跡」の世界遺産登録に協力する。

百済は朝鮮半島が唐の属国になる前の日本の同盟国で、天智天皇が百済を助ける為に出兵して白村江の戦いで敗れた。

百済滅亡後は多くの百済人が日本に亡命し、法隆寺を設計したのも百済系の人でした。


3、安倍首相は8月15日に発表する「終戦70周年首相談話」いわゆる安倍談話の中で過去の戦争への「反省」を盛り込む。

これまた揉めそうな合意ですが、表向きは世界遺産と無関係なニュースとして流れてきた。

安倍首相は談話について、「過去の戦争の謝罪はしない」と明言しているが、謝罪ではなく反省ならするようである

そして安倍談話は過去の総理の談話のように閣議決定はしない事も発表した

閣議決定するのとしないのでは一見同じなのだが、決定的な違いが一つあり、閣議決定には天皇が署名し承認する事である。

天皇が署名した以上、日本国としての公式文書であり、署名が無ければノートのメモと同じである。

日本の元首は天皇なので、例えば総理大臣が米大統領と合意文書に調印しても、それを承認する文書に天皇が署名して有効になる。

国会の決議も衆院参院で可決しても、それだけでは無効であり天皇が署名する事で有効になる

安倍談話は政府の公式見解でも公式文書でもなくなる



◆韓国の言い分

外交交渉での日本と韓国の言い分はかけ離れており、今後も対立が続くと予想されている。

「明治日本の産業革命遺産」について韓国は「戦時中に朝鮮人労働者が強制徴用された施設が含まれている」と反対していた。

日本側は「明治産業革命遺産は日韓併合前で関連性はない」と否定してきた

この差は現在も埋まっていない。

6月30日には日韓外相会談が東京で開催されたが、対立点が浮き彫りになった。

朴大統領は国交50周年式典出席の前提条件として、安倍首相が誤りを認めて、従軍慰安婦に謝罪し賠償するべきだと言っていた。

日本側は慰安婦像の撤去、「奴隷」などの表現の撤回、他国での日本批判活動の中止を求めている。

韓国は慰安婦の動員に強制性があった事を認めるよう要求し、全て拒否した上で改めて謝罪と賠償を要求した。

日本側は慰安婦は自発的な商業行為で、韓国人らの業者がやっていた事だと主張している。

また戦時中の労働については相応な報酬を支払った労働行為であるとしている。

今回の合意で何かが解決するかと言えば、恐らく何も解決しないでしょう




 
■世界遺産、強制徴用も説明=政府、独の委員会で-韓国評価、内容調整へ
(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/ci?g=pol&k=2015062300843&pa=f

 日韓両政府は23日、「明治日本の産業革命遺産」の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産登録の問題について、外務省局長級による協議を開いた。日本側は28日からドイツで行われる世界遺産委員会で、強制徴用が行われた戦時中を含む歴史全体について説明する考えを伝えた。韓国側はこれを評価し、説明の具体的内容を今後両国間で調整していくことで一致した。

 協議に、日本側は新美潤国際文化交流審議官、韓国側は崔鍾文ユネスコ協力代表が出席した。
 これまで韓国側は、日本が世界遺産登録を申請している施設の一部で戦時中に朝鮮半島出身者の強制労働が行われたとして登録反対を主張。ユネスコの諮問機関が5月に登録を勧告した際、「各施設の歴史全体について理解できる計画」を求めたことを踏まえ、日本に対して「負の歴史」を明確にするよう要求していた。
 日本側は、申請の対象は1850年代から1910年までで、強制労働があった戦時中の1940年代は含まれていないと反論していたが、21日の日韓外相会談で、韓国が申請した「百済の歴史地区」とともに登録されるよう協力することで一致。これを受け、23日の協議で日本側は、韓国の主張を受け入れ、「1910年以降のことも含めて歴史全体を世界遺産委で説明する」と伝えた。
 ドイツでの世界遺産委は28日~7月8日に開かれ、日本が申請した産業革命遺産は新規案件を扱う7月3~5日に登録の可否が判断される。 (2015/06/23-22:25)


■ 日韓「世界遺産登録」互いに協力!日本は「明治産業施設」、韓国は「百済の歴史地区」より一部引用
http://www.j-cast.com/tv/s/2015/06/22238316.html

きのう21日(2015年6月)、東京都内で岸田文雄外相と韓国の尹炳世外相の会談が行われた。韓国の外相の訪日は4年ぶりだ。

   会談では強制労働問題で韓国から反発が出た明治日本の産業革命遺産について、説明文に「徴用工」の歴史的事実を記載する方向で調整する一方、韓国側の「百済の歴史(遺跡)地区」の踏力に日本側が協力することで一致した

   また、日韓首脳会談を適切な時期に実現すること、日中韓首脳会談を年内のできるだけ早い時期の開催で合意し、岸田外相が年内に訪韓して調整を進めることになった。


(私の感想)
日本のメディアは韓国に関して、悪い情報は流さないので、どの程度信用出来る情報なのか分かりませんが…(ーー;)

「 強制徴用が行われた戦時中を含む歴史全体について説明する」(時事通信)
説明文に「徴用工」の歴史的事実を記載する」( j-cast)
…とありますから、
日本政府がどういう説明をするか、今後も目が離せませんね!

事実通り「当時、朝鮮人も日本国民だったのだから、本土日本人同様に徴用があった」という説明であれば、日本としては全く問題はありません!(o^-')b

さらに、「歴史全体を説明する」のであれば、
『 国民徴用令は、日本人(内地人)や台湾人には1939年から終戦までの6年間適用したのに対し、朝鮮人には1944年9月から1945年3月までのたった6ヶ月間しか適用しなかった。
当時も、朝鮮人だけが、特別優遇されて、当初の5年以上もの間、国民徴用令の適用を免除されていたのだ!』
という内容まで入れて欲しいですね!

また、「トトメス5世」さんの記事によれば、
安倍さんは「安倍談話を公式文書にしない」と言っているようですが、
それは「反省」という言葉を入れるためでしょう。(^_^;)
あくまで後世の遺患になりそうなことはしない姿勢のようですね!(^-^;

今回の件、ぎりぎりのラインでうまく逃げるような気がしますが、
まだまだ白黒はっきりしていないのが実情のようですね…( ̄_ ̄|||)