『紋切り型 月之巻』

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(↑のリンク先は、オンライン書店”セブンアンドワイ”です。
こちらでは、すぐに購入可能なようです。
Amazon では、現在売切中のようです。)

広げてみれば、驚きの世界!

先日、NHKの『おしゃれ工房』という番組で出会った”紋切り型”。
一目見たそのときから、ビビッと来てしまい、

やりたいやりたい・・・と思っていたら、
偶然行った、和紙の伝統工芸会館で、この”紋切り型”の本を売っているのを発見!

早速購入して、毎日ちょこちょこ楽しんでいます♪

さてさて、”紋切り型”って何?と言う方には、
百聞は一見にしかず、ということで、

私の下手な写真も交えながら、簡単にご紹介を。

”紋切り遊び”は江戸時代からのものらしいのですが、
まずは紙を折ります。

”1ツ折り”から”5ツ折り”まで、折り方があるのですが、
今回は”5ツ折り”で。

作り方1

こんな感じ。
そうしたら、

作り方2

型紙(あとで何回も遊べるように、コピーしたもの)を貼ります。
(型紙はあとではがすので、簡単にくっつけます)

次に、黒い線の部分を残して、切り抜きます。
チョキチョキ・・・・・・

作り方3

切り抜くと、こんな風になります。
そして、慎重に慎重に、これを広げて行くと・・・・・・

作り方4

じゃ~ん! なんとこんなキレイな形が現れます!

ちなみにこれは”かげ組あわせ 八重桔梗”という紋です。

他には、
栗
”丸に三ツ栗の実”

杵
”丸に三ツ並び杵(きね)”

葛の花
”葛の花”

桔梗
”七宝竜胆(しつぽうりんどう)”

菊
”上下裏菊菱”

などなど、この本に入っている型紙だけで26種類、”紋切り遊び”ができます!

この本には秋にちなんだ型紙と、
江戸時代の人たちの”月”にまつわるお話や、俳句などが書かれた紙(カード)も入っています。

それに、キレイな色の和紙が100枚入っていて、
封を開けたらすぐに”紋切り”が楽しめます。

ちなみに、この”紋切り”、切って広げて終わり、じゃなくて、

無地のうちわや、コースターに貼ったり、
吊るしてモビールにしてみたり、

ハガキに貼って暑中見舞いにしてみたりと用途もいろいろ。

ものすごく簡単に、しかも、ものすごく楽しく
オシャレな紋が作れる、粋な遊び。

しばらくはハマりそうです。

もう1冊、別のシリーズも購入したので、
機会があったら、またUPしますね。
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ミヒャエル・ゾーヴァ, 那須田 淳, 木本 栄
ミヒャエル・ゾーヴァの世界

不穏? ユーモア? 不思議な世界。

前々から見たかった、ミヒャエル・ゾーヴァの画集が
なんと! 図書館の新刊棚に置いてありました。

もう嬉しくて嬉しくて、小躍りです

ミヒャエル・ゾーヴァといえば、
アクセル・ハッケの児童書『ちいさなちいさな王様』 (当ブログ記事→こちら )や、映画『アメリ』の絵や小道具を担当したことでも有名です。

この本は、画集といいつつ、

彼の作品よりも、彼が自作や自分自身のことについて語った
文章の方が多いかもしれません。

作品数が少ない、という点では、やや不満なんですが、
ミヒャエル・ゾーヴァの考え方や、人となりにも触れられる文章も
大変おもしろくて、魅力的です。

彼の作品といえば、ごく普通の静物画や風景画に
ちょこっとありえない動物がいたりするのですが、

それがどうやって生み出されたのか、とか

実は絵が手元にあると
より完璧に近づこうと、何度でも描き直してしまう
「上塗り家」であったりすることなど

「へえ!」と思える点がいっぱいありました。

私は、ゾーヴァの絵は「ユーモア」というよりは、「不穏」な感じが
とても好きなのですが、

この画集のなかは、まさにその不穏さと不思議さと、
奇妙な静けさに満ちていて、

なんだかクスッと笑えます。

リラックスして、感覚的に楽しめる本でした。
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津久井 智子
消しゴムはんこ。

ものすごくカワイイ!・・・でも

図書館の新刊棚にあって、
あまりのかわいさに思わず借りてしまいました。

消しゴムはんこと言われると
思い出すのはナンシー関さんの、似顔絵はんこのイメージですが

今や(?)消しゴムはんこは、
おしゃれでカワイイイメージなのです(?)

和風な梅の花やスイカ、花火に
アジアン風な象に蓮の花。
レトロなカメラに、レゲエなライオン。

どれも、カワイイ!と思わず声をあげてしまうはんこが
ハガキや紙袋、包装紙などの紙製品だけでなく

Tシャツや靴下、クッションカバー、赤ちゃんのよだれかけなどの布製品、はたまた、コップやお皿などのガラス製品陶器まで

なんにでも押せちゃうのです。
(布用のインクや、ガラス・陶器用のインクなどを使います)

しかも、消しゴムはんこは絵が描けなくっても大丈夫。
トレーシングペーパーにシャーペンで図案を写したら、
消しゴムにのせて、爪でこすれば、なんと!
消しゴムに転写できるのだそうです。

この本にもたくさん図案が載っていて、
どれもかわいくって、いいなあ、いいなあって思うのですが、

消しゴムはんこって、彫るのが難しい・・・

(前に、消しゴムで落款を彫ったからわかるんです)

作者の方は、カッターを動かすのではなく、
消しゴムの方を動かして切るのがコツ!とおっしゃってるのですが、

細かい部分も多いし、上手く彫れなくてイライラすること間違いなし。

ものすごくカワイイのだけれど、実際やるとなったらなぁ・・・
と思ってしまい、見るだけだったんですが、

センスがとってもイイので、消しゴムはんこにしなくとも
イラストや刺繍などの参考にもなりそうです。

ちなみに作者の方のプロフィール欄もさりげなく笑えました。

”中学生のころから、授業中に消しゴムはんこ彫りに没頭しはじめ・・・”

授業中ってところが、もう最高です(笑)
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秋草 愛, こんぺいとうたち
やさしい色えんぴつ―24色で小さなスケッチブックに描く

色鉛筆画の本 No,1 !(私の中で・・・)

図書館にある色鉛筆画の本を、
端から借りてみましたが、
これが一番、かわいくて、わかりやすくて

購入して手元に置きたい! と思える本でした。

この本では、24色の色鉛筆を勧めているのですが
メーカーによって、
色鉛筆の芯の硬さや、塗り重ねたときの感じに違いがあったり、
24色セットと一口に言っても、
入っている色に違いがあったりと

メーカー別の特徴がわかりやすく説明されています。

スケッチブックの紙の違いや、サイズのいろいろ
表面の目の粗さによって、どんな風に変わるかなども
説明されています。

特におもしろいと思ったのが、削り方

他の本では、芯を長めに出して先を尖らせましょう、と
書いてあるのもあったけれど、

この本は、芯の出しすぎに注意して、
先は尖らせ過ぎないように、と書いてあります。

(描く絵の感じによっても、削り方が違うんだ! と
この本で気がつきました)

肝心のお手本となる絵の数々は、
ホンットーーーーにかわいいですッ!!

フルーツ、野菜、花、キッチン雑貨、お菓子の箱、
ビンにケーキに、テディベア、ブーツにおうち、看板・・・

どれもカラフルで、やさしい感じで
もう興奮してしまうくらいかわいいモノばかり。

なんだか身の回り、その辺にあるものを
チョチョッと描きたくなるような衝動にかられます。

でも、この本を見て気がついたのですが、
色鉛筆もスケッチブックも
ちゃんとしたのを選んで買わないとダメだなあ・・・。

100円ショップで買ったスケッチブックは、やっぱり描きづらいし
絵の雰囲気も変わってきます。

それに色鉛筆も、私が使っているのは芯が硬めのもの。
もう少し柔らかいのがいいなあ・・・なんて

知らなかったら、そのまま使っていたであろう画材に
文句が出てきたり。

でも、近くに画材屋さんがないんだな(苦笑)


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池田 あきこ
ダヤンのスケッチ教室―色鉛筆と水彩

気軽に、かわいくて上手い。

色鉛筆と水彩を使って、スケッチしましょう!
と、スケッチを勧める本。

著者曰く、スケッチいたずら描きの延長
気に入ったものを好きなところだけ切り取って描きましょう。
構図なんて関係ありません!

と、食べ物・動物・人・花・景色などなどのスケッチが
たくさん載っています。

(具体的な描き方の説明も少し載っていますが、
基本は著者のスケッチ満載。
こんな風に気軽にスケッチしてみましょう!という感じです)

以前、ダヤンの絵本を読んだことがあるのですが
そのときはあまり感じなかった、著者の絵の上手さ。

この本を見るとビックリします。

う、上手いやんけ!

前述したとおり、スケッチはいたずら描きの延長・・・
いたずら描き・・・

いたずら描きでこんなに上手いんかいッ!

・・・やっぱりプロは違うんだな、と思わされました(泣)

また、書き慣れていない人と違って、
サラサラッと力を抜いて描いた感じが、ふんわりと
柔らかさと温かさをかもし出していて、
イイ感じです。

そりゃ、描かなきゃ上手くならないけれど、
こんな風にスケッチが出来たら楽しいだろう!と
ちょっと嫉妬してしまう一冊。

ホント、こんな風に描けたら言うことありません(泣)


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望月 聖子, 荒井 海々
楽しく描こう いろいろ色鉛筆―デッサンからはがき絵まで

いろんな画風があるんです。

のモチーフ、のモチーフ
愛しいもの小物など、と4つに分けて

色鉛筆画が載っています。

具体的な描き方の説明は少なめですが、
同じ食のモチーフでも
リアルに描いたものと、イラストっぽく描いたものなど

いろんな画風が楽しめる一冊になっています。

どちらかというと
くっきりと輪郭をペンで描いて、色鉛筆で塗る
といった感じのイラストが目立ちます。

正直、その画風があまり私の好みではありません(汗)

最後の方には
色鉛筆ではがき絵教室の生徒作品が
ずらりと並んでいて

みなさん、自由に楽しく描いているんだなぁ、というのが
伝わってきて、こちらも描く気が沸いてきます。

色鮮やかに、楽しく自由に描きましょう!
という気持ちに溢れた一冊です。

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河合 ひとみ
素敵な色えんぴつ画入門―色えんぴつ画を楽しむための基本技法と実作例

写真みたいに描けるんです。

この本の著者、河合ひとみさんの絵は
一言で言ったら、「上手すぎる!」です。

植物・果物・野菜・動物などなどを描いているんですが
もはや「色鉛筆で描くイラスト」ではございません。

芸術の域に入ってます。

本当にこれを色鉛筆でっ?!
というぐらい繊細で、緻密。

特にハイライト
光の入れ方や、影の入れ方が抜群で
写真? と思ってしまうくらい。

ガラスの瓶や人面カメムシ、うさぎなど
描き方が丁寧に説明されているのですが、

昨日今日ポッと思いついて描き始めた、素人の私に
描けるかッ!!

と、思わずツッコミたくなるほどの
上手さです。

確かに色鉛筆画の道具の説明や
色鉛筆の持ち方、削り方など
基本的な説明もありますが、

この本は初心者向きではございません・・・。

見る分には感動しますが、
ヘタしたら、これから色鉛筆画を始めようという気が
失せてしまうかもしれません(涙)

でも、こんなに上手く描けるようになったらいいなぁ・・・
と、つくづく思いました。

色鉛筆という画材のあなどれなさ
色鉛筆画奥深さを思い知らされた一冊です。
江國 香織
日のあたる白い壁

絵画の持つ不思議さ。

お久しぶりです。
いい加減な更新で、本当に申し訳ありません(汗)

今回は前々から読みたかった
江國香織さんの絵画にまつわるエッセイです。

私が知らない絵ばかりだったので、
ページをめくるたびに新鮮な出会いでした。

でも、後半になって気がついたことがありました。

私、江國さんとは絵画の趣味が合わない・・・(泣)

私はどちらかと言うと、抽象画や落書きみたいなポップアートなど
が好きなのですが、

江國さんが取り上げる絵画は人物画が多くて、
どっしりしていて、雰囲気がある”絵画”といった感じ。

ちなみに、江國さんのエッセイが先に掲載されていて、
最後にその絵画が載せられている、という構成なのですが、

構成そのままに読むよりも、絵画を先に見てから、
江國さんのエッセイを読むほうが楽しめます。

自分ではこんな印象を受ける絵画だけれど、
江國さんはこんな風に感じたのかぁ・・・
と比較できる楽しみが増えます。

この本のなかで、唯一素晴しい出会いだと感じたのは、
オキーフの桃の絵です。

桃の色合いといい、存在感といい、
不思議な魅力があります。

絵の好き嫌いというのは、
本当にこればっかりは理屈じゃなくて、
感覚的なものなのだなぁ、と改めて実感。

そういう言葉にならない感覚というのも
私は大好きだったりします。
著者: 岡本 敏子
タイトル: 芸術は爆発だ!―岡本太郎痛快語録

春の太陽のような人。

昨夜の、岡本敏子さんの突然の訃報に、
私は驚き、しばらく呆然としてしまいました。

79歳は、まだ若すぎます。

岡本敏子さんは、きっと岡本太郎さんよりも、
岡本太郎を知っていた人なのではないかと思います。

この本で、語られる岡本太郎さんの人生は、
詳細で、生き生きとしていて、
まるで太郎さん自身が語っているかのようです。

芸術家の母親のもとに生まれ育った幼少期。

ひどいイジメにあった学生時代。

恋愛、芸術、スキー、そして亡くなってからのこと。

この本を読んで感じるのは、
なによりも、敏子さんが太郎さんのことを本当に本当に
愛しているんだということ。

尊敬のまなざしで、熱く、ときにおかしく
敏子さんは太郎さんのことを語っています。

ときに母親のように、恋人のように、妻のように、友のように、娘のように・・・。

その姿は、太郎さんがギラギラとした真夏の太陽なら、
敏子さんは、春のあたたかな太陽のようです。

太郎さんのもとへ行けてよかった・・・かもしれないけれど、
太郎さんのことをあんなにも生き生きとありありと
語れる方がいなくなるのは、
やはり残念で仕方がありません。

ご冥福をこころよりお祈り申し上げます。




著者: 木内 昇
タイトル: 東京の仕事場


他人の仕事場をのぞきみ。

今をときめくクリエイターたちの仕事場を、
豊富な写真インタビューで紹介しているのがこの本です。

どんな人たちが紹介されているのか、ずらっと並べてみましょう。

寄藤文平・佐内正史・西本修・タナカカツキ
ダブルオーエイト・しりあがり寿みうらじゅん
しまおまほMAYA MAXX明和電機
デザインフェスタ・岩井俊雄・中原慎一郎・tote
TUGBOAT・馬詰佳香・小澤幸夫・吉田昌太郎
根本きこ・山本タカト・吉田耕治・川内倫子
ナスマサタカ・宮藤官九郎・松浦弥太郎
庄野裕美・map・小田島等

以上、28名です。

ふわっとした写真のせいか、
どんなに乱雑な仕事場もオシャレ個性的

部屋ひとつとっても、
その人となりが見えてなんだかとっても面白い

クリエイターの裏側を覗き見しているみたいな
わくわく感もあります。

インタビューのなかにも名言がちらほら。

例えば宮藤官九郎
「そのジャンルで“自分らしさ”を確立したって、
絶対その“自分らしさ”に自分で飽きる
だから音楽でも脚本でも
いろんなことをやっていた方が楽しい。と言っています。

また、装丁も私のお気に入り
黒い色画用紙に生写真をぺたっと貼り付けた感じになっています。
なんだか手作りっぽい

最後にみうらじゅん名言を。
無駄な努力って一番面白い
いいじゃん、そういう努力してる人って。
なにか必死でやってさ、“水の泡”っていうのがいいんだよ」