
著者: アレックス・ロビラ, フェルナンド・トリアス・デ・ペス, 田内 志文
タイトル:
Good Luck
素直なこころで読もう。
言わずと知れた、昨年のベストセラー。
発売当初は気になっていたのですが、話題になるにつれ、
だんだんと読む気がなくなっていくのは私だけでしょうか・・・。
読む気はなかったのですが、
図書館の棚に入りきれずにこの本が転がっていたので、
読んでみることにしました。
物語は複雑ではありません。
描写も、本当の意味での物語や小説を期待していたら、
思わずため息が出てしまうかもしれません。
本書は、やさしい大人のためのおとぎ話といった感じで、
運と幸運の違いを説いています。
要は、
「あせらず、地道に努力しましょう。そうせれば誰にでも幸せの芽が出ます」
といったところでしょうか。
物語のなかに出てくる白の騎士は、
広大な森のなかからほんの小さな一ヶ所を選んで、
そこに努力を注ぎます。
そこに芽が出たからいいようなもんですが、
努力の方向を間違うのも人間なんじゃないでしょうか。
私は間違ってしまった、実を結ばなかった努力も、
また別の新たな形で実を結ぶかもしれない、
という方が励まされます。
本書は、順風満帆のマックスの話を、
素直に聞き入れられる、仕事も財産も失ったジム(64歳)
のような姿勢で読むべきなのかもしれません。
私が思うに、64歳ですべてを失っていたら、
幸せ者な幼なじみの話を
なかなか素直には聞けないと思うのですが・・・。