2006-02-02 14:46:34
『博士の愛した数式』/小川 洋子
テーマ:その他の小説
- 小川 洋子
- 博士の愛した数式
温かくて、ちょっぴり切ない。
今さらここで説明しなくとも、ご存知の方が多いと思いますが・・・
事故で80分しか記憶がもたなくなってしまった、数学博士と
その家に派遣された家政婦さんと、その息子の物語。
映画の予告CMをTVで見たあとで読んだので、
私の頭の中では、家政婦さんは深津絵里さんでした。
でも、博士は寺尾聰さんではなかったです。
ちょっとイメージが違いました・・・。
数学がこのお話では重要なポイントなんですが、
数学嫌いな私は、やっぱり
このお話に出てくる数式は理解できませんでした。
でも、数式がわからなくても、
数学の、数字の世界の奥深さや、不思議さは十分理解できました。
そして、博士の素敵な魅力も。
人は見た目では判断できない、なんて使われ過ぎてる言葉だけれど
このお話ではそれを深く感じることが出来ます。
目には見えないけれど、その人のなかにある広大な知識や
無償のやさしさ、温かさ。
それを知ることができたのは、触れることができたのは
とても幸せなことなんだと感じます。
数学の世界と、阪神タイガースの勝敗が
小説の展開とリンクしていくのを読んでいると
作者はどういう風にこの物語を思いついたのかな、と
そっちの方も気になったりしてしまいました。
苦手な数学と、まったくわからない野球の話だったのに
あっという間に読んでしまったのは、
自分でも驚きでしたが、
それだけ素敵な物語だったのだと思います。





















