小川 洋子
博士の愛した数式

温かくて、ちょっぴり切ない。

今さらここで説明しなくとも、ご存知の方が多いと思いますが・・・

事故で80分しか記憶がもたなくなってしまった、数学博士と
その家に派遣された家政婦さんと、その息子の物語。

映画の予告CMをTVで見たあとで読んだので、

私の頭の中では、家政婦さんは深津絵里さんでした。
でも、博士は寺尾聰さんではなかったです。
ちょっとイメージが違いました・・・。

数学がこのお話では重要なポイントなんですが、
数学嫌いな私は、やっぱり
このお話に出てくる数式は理解できませんでした。

でも、数式がわからなくても、
数学の、数字の世界の奥深さや、不思議さは十分理解できました。

そして、博士の素敵な魅力も。

人は見た目では判断できない、なんて使われ過ぎてる言葉だけれど
このお話ではそれを深く感じることが出来ます。

目には見えないけれど、その人のなかにある広大な知識や
無償のやさしさ、温かさ。

それを知ることができたのは、触れることができたのは
とても幸せなことなんだと感じます。

数学の世界と、阪神タイガースの勝敗が
小説の展開とリンクしていくのを読んでいると

作者はどういう風にこの物語を思いついたのかな、と
そっちの方も気になったりしてしまいました。

苦手な数学と、まったくわからない野球の話だったのに
あっという間に読んでしまったのは、
自分でも驚きでしたが、

それだけ素敵な物語だったのだと思います。
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三崎 亜記
バスジャック

日常とちょっとズレた不思議な世界で。

昨夜読み終えたので、
今日はこの本を記事にしようと思っていたら、

今朝、TBS「王様のブランチ」松田哲夫さん
この本をちょうど紹介されてました。

松田さんはとてもオススメされていて、
次の直木賞候補だ、なんておっしゃってましたが・・・。

私も、デビュー作である前作『となり町戦争』(当ブログ記事は→こちら )を読んで注目していたので、

最近はあまり現代作家の小説を読んでいなかったのですが
三崎 亜記さんだけは、読みました。

長さも、設定もさまざまな7つの短編集
1作ずつ、かなり軽いあらすじと感想を。

「二階扉をつけてください」
  なぜだかわからないまま、自宅に二階扉を付けることになった
  男の物語。

  かなり奇妙なことが次々と起こります。
  三崎さんお得意の(?)詳細な見積書が出てきたりして、
  さらに奇妙な設定のリアルさが深められます。
  意外なオチもあったりして楽しめますが、
  しいて言えば、奇妙なことを起こしすぎかな・・・と。
  少しズレるくらいが、ちょうどイイような気もします。

「しあわせな光」
  街を見下ろせる丘の上から、おとこが自宅を見てみたら
  過去が見えて・・・。

  とっても短いお話(3ページ程)
  題名の通りで、イイお話です。

「二人の記憶」
  主人公の「僕」の記憶と、彼女の記憶が
  どんどん一致しなくなっていく・・・。

  こんな大きな記憶のズレはありえないだろう、と思いつつ
  でも、もしかしたら・・・と思わせて、怖いような切ないような。

「バスジャック」
  冒頭の一文を引用すれば、どんな物語か通じそうなので、
  引用します。
  ”今、「バスジャック」がブームである。”

  こういう架空のモノを、詳細にして、さもありげに書くのが
  三崎さんは上手いなぁ、と思わされました。
  意外な展開もあったりして、なかなか楽しめます。

「雨降る夜に」
  雨の夜、若い女性が突然、「僕」の部屋を訪れて・・・。

  これも短いお話(5ページ程)
  不思議で、やさしくて、イイ感じです。

「動物園」
  とある動物園に派遣されてきた女性、彼女の仕事とは・・・。

  なんだかとっても不思議な仕事が描かれます。
  三崎さんは史学科を卒業されているそうですが、このお話は
  理系の人が書いたんじゃないか、という感じです。
  ただ、ちょっと気になったのは、
  作者は主人公を女性に設定したのですが、
  男性っぽく読めてしまいます。
  文体のせいかなぁ・・・。

「送りの夏」
  小学生の麻美は、突然姿を消したお母さんを追って、
  とある別荘地へやって来ます。
  そこでは、マネキンを生きているかのように扱って暮らす
  人たちがいて・・・。

  前作でも感じた「静かで冷たい夜の湖と、
  でも、明るい月が浮んでいる」ような
  三崎さん特有の雰囲気が、この作品でも感じられました。
  最後の方では、少し泣きそうになりました。

  
お話はそれぞれ違いますが、起こっている場所は
三崎さんが作った架空の街、南都と東都で起きているようです。

これからもそれらの街が登場していくのかもしれないので、
今、この本を読んでおくと、今後の作品が
もっと楽しめるのかもしれません。

記事が長くなってしまいました・・・・・・申し訳ありません
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『不夜城』/馳 星周

テーマ:
馳 星周
不夜城

鼻血。

そういえば、最後に鼻血出したのはいつだったっけ?
と、ぼんやり考えてみました。

子供って、なにやらよく鼻血を出しますが、
大人になるにつれて、いつのまにやら鼻血って出なくなるような・・・。

小学生・・・いや、中学校1年くらいが最後かな、
と、私が結論に至ろうとしたとき、
思い出しました!!

最後に出したのは、これです!
『不夜城』の読後!

私が持っている文庫は初版で平成十年。
ってことは、最後の鼻血はざっと七年前・・・。
(そんな情報、いらないですか?)

で、なんで鼻血が出たかというと、
『不夜城』の結末衝撃興奮

す・・・すげぇ・・・と、文庫片手にソファーに倒れこんだら、
たら~と鼻血が出てきたんですねぇ。

これには自分でも驚きました。

映画化もされたし、結構有名な作品なので、
内容をご存知な方も多いと思いますが、

新宿歌舞伎町の中国黒社会を描いた、
嘘と裏切りの物語です。

ラストがすごい
私にとって、こういうラストはツボです。

ただやっかいなのは、登場人物の名前、でしょうか。
(私の友人はそれで挫折したそうです)

楊偉民→ヤンウェイミン とか、 元成貴→ユエンチョンクイ とか、
ふりがなもはじめだけ、というのもツライ。

私はどうやって克服したかというと、
メモ用紙に名前とふりがなを書き連ねて、しおり代わりに挟みながら
読みました。

東映
不夜城

映画もなかなかオススメ。原作を読んで頭のなかで想像していた世界が
見事に映像化されていた感じ。
ただ、どうなのよ?と思うのは、椎○桔平さんの髪型です・・・。
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著者: 江國 香織
タイトル: 冷静と情熱のあいだ―Rosso

江國さんの中間地点的な作品?

(小声で)
江國香織さんが好き、と言っておきながら、
昨夜、この本を読み終えました。

再読じゃないですよ、初めて読んだんです。

映画にもなって、ベストセラーにもなりましたよねぇ。
そうなると、ファンは返って手に取りにくいものです。

でも、この本を読んでちょっと謎が解けました。
江國さんの作品の転換期に関して、です。

最近の小説と、初期の頃の作品を比べてみると、
だいぶ違ってきています。

文体とか雰囲気とか。

それが、いつ頃からなのかなあ・・・と思っていたんですが、
どうやら、この辺りらしいですね。

現実離れした、ちょっと奇妙な登場人物たちが
たまらなく魅力的な江國作品ですが、

この小説にいたっては、みんな現実的なんですよねぇ・・・
妙ちきりんな人が、1人も出てこない。

しかも、時間軸が突然ズレたりして、
今、主人公はどこにいるんだ? と混乱させる部分もしばしば。

説明描写をあまりにも排除しすぎているような気もします。

以前から、江國作品に登場する小道具(食べ物・飲み物など)は
オシャレでしたが、それは奇妙な設定の物語にしっくりなじんでいて、
うっとりするような作品世界を作っていましたが、

今回のこの作品は、設定がミラノ
で、主人公はなんだか完璧お金持ちマーヴというアメリカ人と住んでいて、
家・食べ物・車などなどが、オシャレ&リッチ。

こうなってくると、なんだかトレンディドラマみたいで・・・。
現実的な登場人物で、現実的な設定の物語なのに、
なぜか現実味がなくなっていく・・・という。

『冷静と情熱~』は、
安らかで平らかで、温かかった作品が
大人のビターな感じで、現実的で、冷たい作品(『泳ぐのに安全でも~』など)に
変わっていく、ちょうど中間地点だったのかなあ・・・
と、今読むと思います。

でも、Amazon のレビューでは評価が低いですが、
過去が吹っ切れずに怠惰な日々を過ごしてしまう主人公・アオイの気持ちは
私にはよくわかるんですけどね・・・。

同じ江國作品でも、
過去の男を今でも追いかけてしまう、という設定なら
この本よりも、『神様のボート』の方をオススメします。

さて、このあとは辻仁成さんの方、Blue を読むか否か・・・
それが問題だ。
著者: 江國 香織
タイトル: ホリー・ガーデン

女の友情。

今日、友人から徳島みやげをもらいました。
さぬきうどんと、徳島らーめん

G.W中に行ってきたのだそうです。

この友人というのが、中学・高校とずっと
同じ女子校だったのです。

って、なんでこんな話をしたのかというと、
このホリー・ガーデンという物語と似てるからなんです。

この物語の主人公、
果歩静枝も高校までずっと同じ女子校でした。

気づくといつも一緒で、お互いを知りすぎていて、
今ではまったく違う価値観生き方をしています。

それに、その生き方自体にもお互い少し釈然としない部分も
持っていたりします。

が、30歳目前のいまでも、ふたりの友情に変わりはありません

私も友人とはまったく違う価値観と生き方をしていると思うのだけれど、
程よい距離感を保ちながら、
つかず離れず、友情は続いています。

そのお互いを想う気持ちとか、
距離感っていうのが
なんだかよくわかるんだなぁ、この小説読むと。

意外とこんな友情なんてなさそうだけど、
実は女の友情なんてこんなものよ、と的を射ているような
そんな小説。

江國さんの初期作品なのに、
なぜかだいぶいろいろなものを読んだ後に読みました。

本当のこというと、江國作品のなかでは
あまり好きな方ではないです。

が、とっても心に響いた1行がありました。
(それは秘密だけど)

(もひとつおまけに秘密だけど、
実はまだ『冷静と情熱のあいだ』も読んでないのよね・・・
あれだけ売れちゃうと、かえって斜めに構えちゃって
ファンとしては手を出しにくかったりします・・・)

『キオミ』/内田春菊

テーマ:
著者: 内田 春菊
タイトル: キオミ

角川文庫の顔をして、中は実はスゴイんです。

今朝、ポスト
新聞と一緒に、ユニ○ロの袋が入っていました。

きちんとクチがテープで止めてあったので、
ほほう、カタログかなにか宣伝か?

と、思って開けてみたら・・・

ひ、卑猥な写真集がッ!!(俗に言うエロ本というモノです)

な、な、な、なにゆえ?!

それも、読み終わったあと、いらなくなって捨てた、という感じではなく、
買ったばかり、ページをめくってもいません、という感じ。

いやぁ・・・こんなものご丁寧にポストに投函していただいてもねぇ・・・
私も女なもんで、ちょっと喜べないっすよ・・・。

と、言うわけで。
そんな卑猥な写真集買うお金があったら、これを読め!ってことで、
内田春菊『キオミ』を。

過激な性愛描写短編集
表題作「キオミ」は、芥川賞候補にもなったんだとか。

文学作品は、多少の性愛描写も官能的だ、という表現がなされて、
少々、芸術的に受け取られますが、

これはもう、官能的って言うのとは違う次元。

角川文庫の顔をして、他の文豪や作家さんたちと一緒に
棚に並んでていいのだろうか・・・と思います。

装丁も題名も、なんらそんな気配がないので、
買って読み始めてみて、
なッ!これはとんでもない小説じゃないか、と
ビックリしてしまいました。

ちょっと、嫌な感じになるところもあるにはあるけれど、
まあ、おもしろく読めます。

女性向けの小説のような気もしますが、
万人ではなくて、
明らかに引く女性がいることも確かだと思います。

というか、今度はポスト
エロ本じゃなくて、札束を入れてくれるとうれしいな・・・。

著者: 金城 一紀
タイトル: レヴォリューションNo.3

読書嫌いな、あの子にオススメ。

とりあえず、装丁が良くないですか?
銀色のピカピカよ?

で、表紙をめくって、さらにもう一枚めくると
オレンジ色の紙一面に、
いろんなポーズをした男子高校生たちが。

踊ってるみたいで、コミカルで、
なんともこれから始まる物語が
しそうな予感がするではないか。

その予感は裏切りません。
なんてったって、中身もおもしろい!

おバカだし、モテナイ落ちこぼれ男子高校生たちが、
生物教師のドクター・モロー

「君たち、世界を変えてみたくはないか?」

という一言から、
ザ・ゾンビーズを結成。

良家の子女が通う女子校の文化祭への
潜入作戦を準備しはじめ・・・

なんてったって、キャラがイイ。
登場人物は結構いるけれど、ひとりひとりが個性的

それにちゃんとツボを押さえてます。
笑いのツボ、泣きのツボ。
ガンガン笑えて、しっかりしんみりできたりもします。

こいつらバカだぁ~いつつ、
ちょっとうらやましくもなったりして。

自分が男の子で、こんな風に高校生活を送れたら、
楽しかっただろうな・・・。

クサくて読めなくなりがちな青春小説を、
ここまで見事な爽快感のある青春小説にできる
手腕はさすがだな、と思わせられます。

勢い良くビュンビュン読めちゃうから、
読書嫌いな、否、読書の魅力を知らない中高生には
是非ともオススメしたい一冊。

小説ってこんなに読みやすくて、おもしろいものもあるんだな、と
思ってもらえるんではないでしょうか。
著者: 江國 香織
タイトル: つめたいよるに

一家に一冊。

あなたを本の世界に引き込んだ一冊は何ですか?

ちいさな頃に読んでもらった絵本
それとも、度肝を抜かれたミステリー小説

私は小学校低学年の頃までは本好きだったのですが、
だんだんとお友だちと遊ぶ方が楽しくなって、

中学に入ってから音楽中心の日々。
(音楽といっても、ロックとかパンクだけど・・・)

でも、ある日、この本をたまたま見かけて、
なんの気なしに読んでみたら、
もうすっかり本の世界に引き込まれてしまいました。

この短編集
「つめたいよるに」「温かなお皿」に分かれています。

前半の「つめたいよるに」
子どもが主人公の短編が多いです。

日常と非日常の境があいまいで、
するすると、不可思議なことが起こります。
ときにけて、ときにかされて、ときになくて・・・。

このなかの『デューク』『桃子』『草之丞の話』などは
絵本にもなっているので、ご存知の方もいらっしゃるのでは?

後半の「温かなお皿」の方は
どちらかというと、大人が主人公の短編が多いです。

さまざまな人々の、日常のほんの1コマを切り取っているのですが、
どれもくて、魅力的

すべて原稿用紙3~5枚の短編なのですが、
設定、展開、文体、語彙、雰囲気が
私のこころにすっぽりとハマッて
もう大好きな一冊です。

確かに好き嫌いはあるでしょうが、
私が思うに、「一家に一冊」あっても損はない本だと思います!
著者: 村上 龍
タイトル: イン ザ・ミソスープ

読むのにベストな時がある。

この小説、97年の読売新聞夕刊で連載されていました。

その頃は、あまり村上龍の作品は読んでいなくって、
どんなもんなんだろ? という気持ちで、
毎日読み続けていました。

内容は、
東京で、外国人観光客アテンド(主に風俗的な観光のアテンド)の仕事をしている
二十歳になったばかりのケンジが主人公。

年末、アメリカ人のフランクという男が、夜の性風俗ガイドを
ケンジに依頼してきます。

フランクは奇妙な肌で、不気味な感じ。
ケンジは、売春をしていた女子高生が手足と
首を切断され歌舞伎町のゴミ収集場に捨てられた、という
記事を思い起こします。

そして、犯人フランクなのではないかと思います。

気持ちが悪くなるほど、凄惨殺戮場面
そしてフランクという男の異様さ。

この、フランクが大量殺戮を犯す回が
夕刊に掲載されていたとき、

あの神戸・須磨区の事件が起こりました。

連日連夜、伝えられるニュースと
村上龍のこの小説が
奇妙にリンクしだして、

読んでいる当時、
私には衝撃的でした。

でも、なぜかラストを読み逃していて、
文庫化されて、しばらくたってから読み直しました。

もうだいぶ月日は経っていて、
神戸の事件も騒がれなくなっていた頃に読んでみると、
なんだか、
あの衝撃度は薄れていました。

村上龍は、その時々に、タイムリーな話題を取り上げて小説を書いているので、
月日が経ってしまうと、色あせてしまうのは仕方がないのかな、
と思います。
(そこに普遍的なテーマがあるのかもしれないけど、私にはそこが読み取れません・・・)

だから、村上龍の小説は、出たときにすぐ読むのがベストなのかな・・・。
著者: ブルック ニューマン, Brooke Newman, Lisa Dirkes, 五木 寛之, リサ ダークス
タイトル: Little Tern

当たり前のことには気がつかない。

、または読書のいいところのひとつに、
何年かして読むと、まったく違う感じを受けたりする、ということが
あると思います。

だから同じ本でも、何度でも新鮮に楽しめる。

前回読んだときは、まったく感動などしなかったのに、
今回読んでみたら、こころに染み入るように感動してしまった、なんてことが
たまにあります。

この本がまさにそう。

空を飛ぶのが当たり前の、アジサシが突然、飛べなくなってしまうことから
物語は始まります。

そのアジサシが、奇妙なモノたちと出会うことによって、
再起を果たします。

飛べなくなったアジサシは、何に出会い、何を考え、何を知ったのか。

常に当たり前に自分にあるモノは、あまりにも当たり前すぎて、
それが当たり前だということにすら気がつかないものです。

失って初めて、それが当たり前だったことに、私たちは気づくのです。

そして、その当たり前がいかに大切なモノなのかは、
当たり前を失った人
もしくは、当たり前を置き忘れてしまった人にしかわからないと思います。

そして、当たり前には、暗い影があることを知ることができるのも、
当たり前を置き忘れた人だけだと思います。

その影を知ってしまっても、なお、飛び立てることの勇気と希望
教えてくれるのが本書です。

絵本のように平明なのに、内容は深くて難解。
だけれど、読む人が読む人なりに解釈ができるし、
きっとこれから先、生きている間に
何回も読み直すであろう作品。

そのたびに、きっと違ったメッセージこころに
響く
んだろうなと思えます。

今回は私なりの解釈で、わかりにくい文章だったら、申し訳ありません。
百人が読んだら、百通りのメッセージがあるような本だと
私は思います。