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2017年12月12日(火) 16時24分20秒

Dr.ちむら「薬に頼らないうつ病治療」ガンとうつ病

テーマ:うつ 精神科 心療内科 池袋

私が自分のクリニックを始めて、もうすぐ14年になる。

 

自分でもよくここまで来たもんだなあ、と思う。

 

特に薬に頼らない治療に取り組み始めてからは、

「いかにすれば薬に頼らない治療を深める事ができるか?」

日々考え続けてきて、あっという間に月日が過ぎた。
それは大げさに言えば、

当たり前に見える世の中の医療情報を、一度白紙の状態に戻し、

私のクリニックに通院する患者さんに本当にあてはまるか?

プラスになるか?考える作業だった。
その経過の中で、いろいろな事を知る事ができた。

そして、世の中の

いろいろな仕組みや病気の背景には何があるのか?

そういう事も理解できるようになった気がする。

ガンの事も考えた。


うつ病とガンとは関係しているだろうか?

 

みなさんはどうお考えになるだろうか?

 

私の見解は、「大いに関係あり」だ。


うつ病と認知症はどうだろう?

 

私の見解は、「大いに関係あり」だ。


もっと正確に言えば、

「それぞれの病気は、共通の根っこから起こる心身の症状」であり、

私の目からは別々の病気とは思えない。
私がクリニックを始めてから14年間に、

何人もの通院患者さんがガンになった、再発した、転移した。

中には診察のたびに

「心身の負担を軽減しないと、

 将来ガンとか重大な病気を合併しますよ。

 無理してはダメですよ!」 と再三注意し、

具体的な指示をし続けていた方もいる。

 

でも、仕事が忙しかったのだろう、

あまり耳を傾けてくださらない方もいた。

精神科医の私にガンのことを言われても

「はっ?」かもしれない、それは理解できる。

何れにしても、私にとってはガンは想定内だ。

肺ガン、頭頚部ガン、乳ガン、白血病を始め、全身のガンだ。
 

うつ病というのは、

単に「うつ病になった」と言うことではなく、

いろいろな病気に至る前兆、

イエローカードとレッドカードの中間の

「オレンジカード」くらい危ない状態、という心身のサインなのだ。

それを治すのに、

ただ薬だけ飲んで他は何も考えない、

そういう治し方では根本解決から遠ざかるばかりでなく、

うつ病再発!重大疾患合併!となってしまう。
「薬に頼らないうつ病治療」というテーマに取り組んで、

それを2012年から本にまとめ始めた。

それらの本にも毎回書く、

「うつ病のピラミッド診断法」とそれによる治療を

今でも続け、徐々にグレードアップしている。
その詳細は膨大すぎて、

ここでは言及できないが、これだけ一つは覚えておいて欲しい。
睡眠は非常に重要だ」ということ。
短期的には別として、

短眠、睡眠不足、変則睡眠リズムの生活を

長期間続けることは、様々な心身疾患発症リスクになる。
 

ここに研究論文の一例を貼り付ける。

こういう研究は山のようにある。

私は英語は得意ではないが、

日本の医療情報が遅れているのは言語の壁がある。

文学書ほどは難しくないので是非、

医療関係以外の皆さんもチャレンジして欲しい。

大体、最後の方の数行に結論やポイントが書いてある。

医療は知っているか?知らないか?で差がつく。

それには、海外の生の情報がいい。

翻訳はフィルターがかかる。

本当に皆さんのためになる情報で翻訳されていないものが

山のようにあるからだ。

やはり日本は遅れている。
 

乳ガンと睡眠ホルモンメラトニン
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25876649
前立腺ガンとメラトニン
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15378522
 

 

最後にお知らせ。

今まで月例で開催してきた「薬に頼らないうつ病治療講座」は、

12月17日に第44回を開催し、

来年から不定期開催とさせていただく。

私のクリニックの次の5年を見据えて、

より充実した「薬に頼らないうつ病治療」を進める計画の関係で

そうさせていただく。
しかし一方では、東京以外での地方開催のご要望が多く、

それには今まで以上に力を注ぐ方針である。


今年もあとわずか、

先日日曜日に早朝から鎌倉円覚寺に出かけた。

昨年の夏期講座でお世話になりご縁をいただいた。
晴天の空気を吸って、久しぶりに座禅を組んできた。
今日の写真は、鎌倉の青空。

 


 

そして、心の不調ピラミッド診断法。


今年はみなさんにとってどんな年だったろうか?
日本の将来はどうなるのか?
医療はどうなるのか?
うつ病は増えるのか?
減らすことはできないのか?


来年も多くの患者さんたちと一緒に考えていきたい。
 

寒い日々、みなさんお身体に気をつけてお過ごしいただきたい。
最後に再び

「たくさん寝ること!短眠は自慢にならない!」
(超重要ですから、是非シェアをお願いいたします。)
ではまた次回に。

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2017年12月01日(金) 15時27分27秒

Dr.ちむら「薬に頼らないうつ病治療」うつ病と亜鉛

テーマ:うつ病 薬にたよらない治療

昨日は「日本栄養精神医学研究会」会長の奥平智之先生から

お声をかけていただき、奥平先生とコラボで

亜鉛とメンタルヘルス」というテーマで

お話する機会をいただいた。

座長は秋根良英先生がしてくださった。

会場は昔の私の通学路、

そして

精神科を学んだ東京医科歯科大学のすぐ近く、御茶ノ水。
大勢の皆さんがご参加くださり、

奥平先生の熱意に惹かれてみなさんお集まりなのだなと、

感動した。

始めに奥平先生が亜鉛について総論から各論まで、

検査の注意点、日中の血中濃度の変動、

亜鉛と食事、銅など他の栄養素との関連など

日頃気にせずにいたポイントをお話くださり、

たいへん勉強になった。

 

私はうつ病を中心に、なぜSSRIだけでは治らないのか、

炎症や免疫反応、

グルタミン酸などがいかにうつに影響しているか、

それを亜鉛にも関連させてお話した。

実際の検査データなどもお示しして

ご理解をいただけるようご説明したつもりだが、

みなさん何かをお感じいただけたであろうか?

今回の演題をいただいてから約1ヶ月間、

改めて資料を集めたり、カルテを見直してみた。

そのプロセスでいろいろな事がわかり、謎の一部が解けてきた。

うつ病の発病や診断、治療にはいろいろな要素がからむ。

だが、それは小さな要素の集合であり、

その中のどれが大きな比重を占めるかが

一人一人異なっているだけなのだと思う。

セミナーや勉強会講座に参加して感じるのは、

参加する方々の多くが、心身の健康について、

まるで学校で学ぶように、

あるいは定期的に習い事に通うように、

熱くかつ淡々と続けておられる事だ。

そういう方々は、

「何か、これで治る!というものは無い」

と知っておられるので、

小さな要素の一つ一つを

地道に学ぶ事を続けておられるのだ。

そして、

それらは徐々に組み合わさって、

ジグゾーパズルのように全体像が見えて来るのだと思う。

私もうつ病について、まだまだ理解できていない。

昨日の最後にもお話したのだが、

うつ病は所詮

医者の経験や知識だけで解決できるほどたやすいテーマでは無い。

社会の多くの方々の知恵と力が不可欠だ。

これからも、みなさんを見習って勉強しよう。

それはさておき、亜鉛!

これはうつ病治療にとって非常に重要なファクターである事は間違いない。

SSRIの事を夢中に検索するのもいいが、

亜鉛やマグネシウムなどミネラルについても是非お調べいただくと、

うつ病のご理解はより一層深まるだろう。

そういう事で、奥平先生、秋根先生、事務局の皆さん、

ご参加の皆さん、最高のひと時を過ごさせていただき感謝&感謝!

 

私のクリニックで11月26日(日)に開催した

「双極性障害患者さんの治療体験談を聞く会」は、

大勢の皆さんにお集まりいただき、盛況のうちに終了。

質疑応答もあり時間を超過してしまった。

 

12月は17日(日)に「年忘れ交流会」と題して、

世間話と近況報告、質問大会などを通院中の方々と予定している。

詳細はメルマガでお伝えする。

 

寒くなってきた。

みなさん風邪ひかないように気をつけて!
寒い時期は動物は活動低下。

こんな時期になぜ日本人は忙しくするのか?

年末、忘年会、お歳暮、クリスマス、大掃除、年越しなど。

昔は冬で農作業がなくて年末行事自体が仕事だったが、

今は通常の仕事をしながら年末行事だから大変だ。

そして、受験生とそのご家族も大変だ。

多少の活動低下はすぐに「冬季うつ!?」と即断せずに、

まずは「冬はぬくぬくと過ごす」を徹底してやってみて欲しい。

ではまた、次回に。

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2017年11月08日(水) 17時44分33秒

Dr.ちむら「薬に頼らないうつ病治療」うつ?双極性障害?発達障害?

テーマ:病気の診断について

私のクリニックには、他から転院してくる方が多い。

「うつ病でずっと治療を受けているが、治らない」

再発や休職をくりかえしている

双極性障害に診断が変わった

うつではなく発達障害、と言われた」 などの相談だ。

 

「デパケン、ラミクタールなどいろいろな薬が処方されている」

そして

「うつではなく、あなたは統合失調症ですよ、と言われた」

というご相談もある。

そういう方には、

エビリファイ、ジプレキサ、リスパダールなどが処方されている。

ご本人もご家族も本当に困っておられる。

さらに迷うのは、

ネットで調べると、どれも当てはまっているんです

ということ。

 

一体何がどうなっているのだろうか?

それで相談にいらっしゃる。

最近は他科ドクターの紹介、

鍼灸漢方など統合医療関係の方から聞いた、

と受診なさるケースが増えている。

 

いつも私のクリニックスタッフ、

治療スタッフだけでなく医事課など全員に話すのだが、

今の精神科心療内科の医療の混乱は、

診断の複雑化と細分化

目の前の表面の症状だけで診断治療を進めるところ

その他いろいろなことから来ているのだ。

人間をある一面だけから見ても正確な診断はできない

体の病気であれば確認するファクターはわかりやすいが、

心の不調では患者さんを取り巻く環境も含めて、

考慮すべき要因が非常に多い。

 

検査方法も確立されておらず

光トポグラフィーも私から見れば非常にあいまいだし、

TMS磁気刺激による治療にしても無効なケースが少なくない。

 

私のクリニックスタッフは長年勤務の者が多いが、

経験を積むうちに心の不調を様々な角度から見ながら、

患者さんと接してくれるようになる。

そして「患者さん、本当に振り回されてますね」

としみじみ語るようになる。

薬に頼らない治療の意味と必要性を理解してくれるようになる。

 

心の病気だからといって、心だけ見ていてはダメなのだ。

そうかと言って、

「うつは脳の病気!」とか言って、

脳の検査ですべてわかる、というアプローチでは不十分だ。

多角的にチェックしているうちに

未発見の体の病気を見つける事も多い。

 

治らない!

再発する!

何かいい治療法はないか!

 

そういうお気持ちは、

みなさんをネット情報検索に没頭させることになる。

その結果、良くも悪くも

ネット情報にからめ取られることにもなりかねない。

今のいろいろな混乱の一因は

ネット社会が急速に進んだことも関係しているであろう。

 

昔は医療機関の宣伝広告は看板や駅広告に限られ、

表示内容が規制されていた。

しかし、ネット社会になり

ホームページに表示する内容は事実上無制限となった。

薬やサプリ、健康食品の広告についても同様の傾向だ。

 

医療相談サイトには、

質問者も回答者もどこの誰だかわからない?というものもある。

そうなると

ネット情報と実態が大きくかけはなれることも多いだろう。
治してくれる診断治療」をさがす方法がネットだけにかたよると、

ますます真実から遠ざかる結果になってしまうかもしれない。

 

それどころか

最近はSNSを介して信じられない事件がおこった。

ネットに異常な信頼を置く現代の風潮

直接の人間関係でなく、

 ネット上の匿名者との関係を信じる現代人のこころ

を逆手に取った悲惨な実例であろう。

 

フェイスブックでも

匿名偽名や偽写真、嘘職業のアカウントが溢れている。

以前私の投稿に反論コメントしてきた精神科医は、

実材しない架空の偽医者アカウントだった。

 

みなさんの会社や業界が

ネットをどう営業的に戦略的に活用しているか

を考えていただければ、

ネットの医療情報の実態はきっと推測できるであろう。
「ネット情報はうのみにせず、距離を取り冷静に活用すること」

転院してきた初診の患者さんには、必ず話している。

 

メディアで取材された私の見解の一部と書籍を紹介する。

沢井製薬以外は紙媒体で発行されたものが

後日デジタル版でネット公開されたものである。

 

「週刊朝日:減薬断薬」http://bit.ly/2yYruzV
「夕刊フジ」http://bit.ly/2gB8BM7
「日刊ゲンダイ:書評」http://bit.ly/2hX9PO8
「日刊ゲンダイ:千村クリニックの治療」http://bit.ly/2xH3E7L
「医者の9割はうつを治せない」http://amzn.to/2scHgkz

 

「沢井製薬からだの豆事典:健診データの見方」http://bit.ly/2xWy2iz

 

 

11月26日(日)開催の

「双極性障害患者さんの治療体験談を聞く会」の詳細
https://www.reservestock.jp/events/221019

 

寒くなってきた。皆さん風邪ひかないよう気をつけて!
そして、寒い時期は動物は冬眠に入るくらいだから、

生物はすべて活動が低下する。

これは当たり前のこと。
多少の活動低下はすぐに「冬季うつ!?」と即断せずに、

まずは「冬はぬくぬくと過ごす」を徹底してやってみて欲しい。
そして紅葉を楽しんでくださいね。

ではまた、次回に。

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