2012年02月16日(木) 21時32分21秒

「メンタルヘルス顧問医」Dr.千村の心日記

テーマ:うつ 人間関係 メンタルクリニック 池袋

こんばんは、南池袋クリニックの千村です。

数ヶ月前からFaceBookを始めました。

いろいろな方がお友達になってくださいました。


日頃の感想を投稿なさる方、ビジネス情報を投稿なさる方、時々「ドキッ!」とする辛口コメントを投稿なさる方など、本当にいつも楽しみにしています。


ただ、「自分のビジネスネタだけ」の方は、ちょっと苦手です。

対面の人間関係でも、いつもご自身のビジネスの話だけ!という方は苦手なので。


ところで最近しばしば、「会社のメンタルヘルス顧問医になって欲しい」というご相談をお受けします。

多くの企業経営者の方が、メンタルヘルスの重要性を認識していらっしゃるのでしょう。

社員の健康と会社の発展は、車の両輪みたいなものだと感じています。


有名企業でも、社員への負荷が著しく大きい会社が散見されます。

でもお考え頂くとお分かりと思いますが・・・従業員が千人いるとその家族は数千人、その親戚はさらに数倍で、それらの合計はおそらく数万人。

数万人というと、その企業のサービスや製造品目の購買層総人口の何%かになるのではないでしょうか。


つまり社員とその関係者はマーケットの数%を占め、一番身近な顧客だと思うのです。

「社員のメンタルヘルスは企業活動とは関係ない」とおっしゃる経営者は身近な顧客を失っているのかもしれません。


「あっ、いけない!」つい自分のビジネス、メンタルヘルスに関してお話してしまいました。

でも、いつもそういう訳ではありませんので、お許しください。


私のクリニックの近くでも雪の日が続いていますが、確実に春は近づいています。

みなさん、風邪などにお気をつけてお過ごしください。


いつも最後までお読みいただきありがとうございます。

ではまた、お目にかかりましょう。

2012年02月12日(日) 09時36分33秒

「震災から1年、宮城にうかがいました。Part1」Dr.千村の心日記

テーマ:日々の出来事 人間関係

おはようございます、南池袋クリニックの千村です。

寒い寒いと言いながら、もう2月も半分近く過ぎようとしています。

春もそこまで来ていますね。



もうすぐ3.11から一年です。昨年は突然のことで、そしてクリニックスタッフの交代時期などと重なり、被災地の方々になんのご協力もできずに過ぎてしまいました。

最近一段落してあらためて考えていました、「何もしていなかった!」と。



ちょうどそんな思いにとらわれていた頃、ある方から「仙台に来ませんか?」とお声をかけていただきました。

仙台でのスケジュールを立てながら思い立ち、いつもお世話になっている「ひきこもり親の会KHJ本部 」の池田会長さんのお願いして、「KHJ宮城県タオ」の武田会長さんをご紹介いただき、宮城県の皆さんにお目にかかる機会をいただきました。




精神科医 千村晃のブログ 宮城と
東京でひきこもり関連の事情は同じだろうか、何かご参考になるお話ができるだろうか???いろいろ悩んだ結果、事前に武田会長さんにお目にかかりお話を聞かせていただきました。



当日、仙台市内の会場にはおおぜいの方にお集まりいただきました。

ひきこもりの代表的なケースをいくつかに類型化して、日頃感じていることをそのままお伝えいたしました。

そして、ひきこもりは決して特別な事態ではないこと、あるゆる年代層で起こりうること、うつの方々で休職などが長期化しているケースは、ひきこもりときわめて類似した状態となっている事、などをご説明しました。

みなさん熱心にお聞きくださいました。

後半はご参加のみなさんから、お話をお聞かせいただきました。若い方々からも貴重なご意見をいただき、ほんとうに勉強になりました。(写真は武田会長さんと)



宮城の方々とお目にかかり、3.11の被害をくぐり抜け復興に向けて歩んでおられるお姿を拝見し、尊敬の念を禁じえませんでした。

人と人とのつながり、地域の相互援助、豊かな自然や大地など、首都圏では退化消滅してしまったもの、こういうものがメンタルヘルスにも災害時にも底力を発揮するに違いないのです。



復興支援という事もさることながら、大都市圏の人間は様々な面で、東北の方々のお知恵をいただかねばならない、と痛感しました。

首都圏一極集中はやはり間違えなのでしょう。



解散し宿に向かう途中、信号待ちしていましたら車が止まって、「先生!お送りしますよ!」。講演にご参加いただいた方が、お声をかけてくださったのです。



ふっと、「そのうち、ここに引っ越そうかな・・・」という思いがよぎりました。



武田会長さん、ご参加のみなさん、そしてご縁をつないでくださった池田会長さん、みなさんに感謝です。



メンタルヘルスに関しては、本やメディアでは語られていない事がたくさんあります。これからも機会があればいろいろな所にうかがい、それをお伝えしていくつもりです。



いつも最後までお読みいただきありがとうございました。

ではまた、お目にかかりましょう。

2012年01月20日(金) 00時45分39秒

「うつからの復職ーきびしい条件提示」Dr.千村の心日記

テーマ:うつ 休職 復職 リワーク
こんばんは、南池袋クリニックの千村です。
1月ももう半分以上過ぎようとしています。
みなさん、いかがお過ごしですか?

北の国では雪の日々が続いているでしょう。
北風が身にしみるようでしょう。
被災地のみなさんの健康が気にかかります。

今回は復職の話題です。
最近復職予定の通院患者さんから、こんなお話をしばしばお聞きします。
「会社が復職に際して、とても厳しい条件を提示してきたんです」
「とても自信がなくなるような事を言われました」・・・などなど。

詳しくお聞きしますと・・・
(例の1)復職は、初日から定時内勤務実働8時間で週5日勤務、3ヶ月はテスト期間、この間にたとえ風邪など身体不調でも5日以上欠勤の場合、復職は取り消す・・・

(例の2)会社指定のリハビリ機関に通所し、規定の期間を皆勤又は定められた出席率をもって精勤すること。そして、復帰は休職前と同じ部署で定時内勤務をこなせる事が条件・・・

(例の3)主治医の復帰可能という診断書により、指定機関でのリハビリを開始。これをこなしたら、健保組合が規定した独自のリハビリ勤務をこなす。その後、会社産業医の面談ジャッジ。最後に社内の復職審査委員会での審査をへて復帰決定・・・
などなど。

勿論、一方で柔軟に対応してくださる会社も多く、すべての会社が厳しいハードルを提示してくるわけではありません。

おそらく、心臓病や脳血管障害などによる休職から復職の場合、これに類する復職規定は経ないのでしょう。
心の病気という独自性と、最近問題になっている新型うつや頻回の休職事例に対応する上での、会社側のスタンスの変化なのでしょう。

以前から心の不調についての過剰なまでの諸説の流布、たとえば「がんばれと言ってはいけない」とか「とにかく休養して薬は勝手にやめない」などには、とても疑問を持っていました。
しかし、今度は取って返したような厳しい考え方の蔓延の兆し。
極端から極端へと振れる日本的思考の典型です。

うつの本質をきちんと考えていく事が望まれています。
DSM診断について、その功罪はすでに語られていますが、私はこれに加えてEBMの陰の部分が大きく作用していると確信しています。
この事は、別の機会にお話いたしますが。

一律に復帰についてのハードルを厳格化する事は、おそらく思わぬ方向で大きな禍根を残す結果になるでしょう。
物事はそこそこ、常識と良識、節度と限度があるのだと信じています。

数日後は、東北です。現地の方のご案内で被災地周辺を回り、いろいろな方からメンタルや医療に関するご苦労、お困りの点をお聞かせいただく予定です。

身近の東北出身の方々から、「寒いよー、覚悟して行ってこいよ」とおどかされています。早速押入れから昔のスキーウェアを引っ張り出しています。


みなさんも風邪などにお気をつけて、この冬を乗り切ってください。
いつも最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまた、おあいしましょう。

2012年01月02日(月) 17時55分32秒

「髪もこころもおなじ」Dr.千村の心日記

テーマ:うつ 自然 こころ 統合医療 栄養 癒し

こんばんは、南池袋クリニックの千村です。

正月二日の夕方ですね。

みなさん、思い思いのお正月をお過ごしでしょう。

あるいは、お仕事でお忙しいみなさん、ご苦労さま、お疲れさま。



精神科医 千村晃のブログ わたしは、今日も外出しました。

日頃は毎日の診療で、室内での時間が多いものですから、こういう時に外回りの仕事や用事をこなすようにしています。

外出するといろいろな事、いろいろな物にふれることができ、とても勉強になります。

街並みの変化、行きかう人々のファッション、商店のディスプレイの様子など。


いろいろな出会いの中から、今回は毛髪のお話です。

なんで精神科医のわたしが毛髪の話かというと・・・

実は先日ある方のご紹介で、毛髪のつや再生の専門家美容師、田中さんとお目にかかりました。

お言葉に甘えて、毛髪の診断調整をしていただきました。


「添加物の多いシャンプーや整髪料、ヘアケア製品の使用で、毛髪と頭皮のダメージが大きい!」との診断でした。

治療のための処方箋は、「ヘアケア製品はすべてやめ、シンプルにすること」。


始めは「今までの整髪法をやめ、髪がボサボサになりまとまらなかったらどうしよう!」と不安が大きかったです。

しかし、どうでしょう、そんなことは決してなかったのです。

ちゃんとまとまり、何も付けずに形もおさまるようになりました。

他にも、もっともっとたくさんの良い変化がありましたが、それはまた別の機会におはなししましょう。


今まで全く考えもせず、どこの理容室、美容室でも教えてくれなかった事、それを一人の専門家との出会いで知ることができた、これは大きいです。

知ってるようで、当たり前のようで、でも私の知らないことが山ほどあるんだ、と改めて痛感しました。


田中さんが他の美容室では教えてくれなかった事をご指導くださったように、私も受診なさる方々に他とは違う何かをお伝えしていきます。


今年もまたまた、いろいろな方々との出会いを求めてあるき続けます。

ほんとうに、楽しみです。


いつも最後までお読みただきありがとうございます。

ではまた、お会いしましょう。

2012年01月01日(日) 18時56分57秒

「謹賀新年、こころは何によって動く?」Dr.千村の心日記

テーマ:うつ 生活習慣 治療 食事療法 薬以外

こんばんは、南池袋クリニックの千村です。

静かな元旦の宵です。みなさん、いかがお過ごしですか?

元旦二つ目のブログです。



精神科医 千村晃のブログ
わたしは辰年、今年で還暦になります。

自分がこんな年になるとは、想像もしていませんでした。

でも、年齢は必ず一年ずつ私たちの上に重なっていきます。



物心ついた昭和30年頃から、私なりにその時代ごとの変化を目の当たりにしてきました。

そして医療を始めとして、様々なことに関わってきました。

日本の高度成長、バブル経済の前後の状況、IT技術の急速な進歩、それに伴う社会や経済文化のグローバル化、産業企業の興亡盛衰、人間関係家族関係の変化など、こういうものがいかに人間の疾病や病気、医学に関与しているか、痛切に感じています。


今みなさんが、医療という枠組みの中で行われている、と信じていらっしゃることが、全く異なる理由や事情からなされている場合もあるのです。


ゴールはみなさんに本当の幸福を手にしていただくこと、それには一人でも発病する方を少なくすることであり、最後には予防医学が主流となり治療医学が不要となる社会です。


メンタルな医療事情に目を向けてみると、最近の流れには疑問を感じざるを得ません。

セロトニン仮説など簡単な理論で説明できるほど、人間の心身の仕組みは単純ではない、わたしはそう確信しています。

本質的に大切なのは新薬や目新しい検査方法など診断治療に関することではなく、「なぜ病気になるのか?どうすれば発病を予防できるか?」です。


今年は、このような医療の根幹に関することについて、幅広い領域からご賛同いただける方にご協力いただき、検討し情報発信していきます。


写真は富士山にお参りした時のものです。日本晴れの富士山が、「がんばれよ!」と言ってくれました。


いつも最後までお読みいただきありがとうございます。

ではまた、お会いしましょう。


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