『せいなるめぐみ 1巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『せいなるめぐみ 1巻 (荒井チェリー)』

 

4832279203 せいなるめぐみ (1) (まんがタイムKRコミックス)
荒井 チェリー
芳文社 2010-06-26

by G-Tools

 

 

【あらすじ】

姫カットに縦ロールでごきげんよう――な、超お嬢様学校出身の女の子・聖。高校からは、地元穂海市の公立学校(しかも共学!)へと通うみたいですが、果たして馴染めるのでしょうか……なんて、そんな心配は一切無用!! ひよりに光正、乙女のトリオを巻き込んで、今日も聖は大暴れ!荒井チェリーの描く新感覚ラブコメ、第1巻登場です!!

 

 

荒井チェリー先生の最新作。

 

お嬢様学校の迷迭香女学院に通っていた主人公・『刑部聖』は、その生活に嫌気が差し、

地元の公立高校へ入学することとなる・・・。

 

という感じで始まる作品でして、お嬢様で完璧超人なのだけど腹黒い主人公・『刑部聖』が、

同じ学校の生徒・『一柳ひより』・『新宮光正』・『椿乙女』の3人と交流していく4コマコメディです。

 

主な展開としては、お嬢様だけど腹黒い主人公・『刑部聖』が、友人3人と仲良くなっていく様子が

描かれつつも、それぞれのキャラクターの家庭環境(何かしらの問題を抱えている)にスポットが

当てられていくという感じで進んでいきます。
 

もちろん、この作品のメインとなるのは、主人公・『刑部聖』と友人3人との交流イベントでして、

個人的には、やはり『椿乙女』の活躍が一番の面白いポイントであったと思います。

この『椿乙女』とは、老舗旅館の娘でして、極度の無口なのですが、心の中では饒舌という

かなり変わったキャラクターです。 当初は、お嬢様である主人公に対して、あまり良い感情を

持っていなかったのですが、主人公に痴漢から守ってもらったことをきっかけに、主人公に対して

恋愛に近い感情を持ってしまうこととなり、それ以降は、百合キャラとして活躍することとなりました。

 

百合キャラとなった『椿乙女』は、主人公達を食ってしまうほどの存在感を持つこととなり、

大いに笑わせてもらいましたし、惚れている主人公の行動全てを良い方向へ勘違いする姿は

非常に可愛らしかったと思いました。 もし、次巻が発売されるならば、このままの関係を

保ちつつも、『椿乙女』をもっと暴走させて欲しいですね。

 

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【総評】

作者の他の作品に比べ、キャラクター達の家庭環境にシリアス要素はあるものの、

内容自体は、作者らしい明るい4コマコメディーとなっております。

作者のファンであるならば、大きなハズレは無い作品だと思いますよ。

 

点数的には、

80点

です。

 

 

では、ここまで。

 

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