まんが栄養素

漫画のコミックス感想を中心に運営中です。
少年マンガ・青年マンガ・学園マンガ・ファンタジーマンガ・4コママンガなど、結構幅広く感想を書いております。


テーマ:

【マンガ感想】

 

『へうげもの 10巻 (山田芳裕)』

 

4063728692 へうげもの 10服 (モーニングKC)
講談社 2010-01-22

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → 1巻  2巻・3巻  4巻  5巻  6巻  7巻  8巻  9巻

 

 

【あらすじ】

茶の湯と物欲に魂を奪われた戦国武将・古田織部。天才・信長から壮大な世界性を、茶聖・千利休から深遠な精神性を学び、「へうげもの」への道をひた走る。はるばる来たぜ朝鮮半島窯景色。秀吉による無謀な海外侵略の最中、織部密航団はやきもの革命を誓う。生か死か、武か数奇か、それがますます問題だ!!

 

 

功名よりも茶器に興味を示す人物・古田織部を主人公とした戦国時代を舞台とするマンガ。

この古田織部は実在した人物で、利休の弟子で、利休七哲のひとりであり、

織部焼・織部流の創始者としても有名な人物です。

 

戦国時代のマンガといえば、戦争で生き残り、立身出世が主流でありますが、

このマンガは『文化』・・・特に茶の湯の世界が中心に描かれています。

そのおかげで、このマンガは非常に新しい視点から戦国時代を描かれております。

千利休の影響で、茶の湯が多くの大名に流行ったことは有名ですが、

漫画というジャンルで、本格的に安土・桃山文化の世界を描いた作品は他に読んだことがありません。

そういった意味で、多くの読者にとって、『新しい作品』であると思います。

 

『戦国時代のもう一つの顔』である安土・桃山文化を描いているということで、

どうしても地味な印象を受けるかもしれませんが、文化的なことだけでなく、

ちゃんと戦国マンガらしい部分(独自解釈が多いけど)も描かれているので

そういった意味でも、戦国ファンが安心して買える作品だと思います。

 

----------

 

ここからは、10巻の感想。

10巻では、9巻での『千利休』の切腹により、主人公・『古田織部』が『千利休』の代わりに茶頭を

務めることとなったイベントが描かれつつも、『古田織部』が朝鮮を訪れるイベントが描かれました。

 

個人的な10巻の注目点は、やはり『古田織部』が茶頭を務めていることによる弊害の描写ですね。

この茶頭とは、貴人に仕えて茶事をつかさどった人物を指す言葉で、事実上、茶の湯のトップとなります。

この茶頭ですが、『豊臣秀吉』が天下を治めてからは『千利休』が務めていましたが、その『千利休』が

失脚・切腹となった後は、その『千利休』の弟子である主人公・『古田織部』が引き継ぐこととなりました。
 
ただ、この引継ぎ方があまり良くなかった為、かなり弊害が生まれてしまいました。

この弊害が生まれたイベントは、9巻で描かれた『千利休』の切腹+介錯でのイベントでして、

この介錯を『千利休』の弟子である主人公・『古田織部』が行うこととなってしまったことから始まります。

当然、『古田織部』は拒否するのですが、命を背いて『細川忠興』と共に淀川で『千利休』を見送って

しまったことを『豊臣秀吉』から指摘され、そのことを許されるかわりに介錯をすることとなってしまい、

結果、『千利休』が就いていた茶頭の地位を引き継ぐこととなりました。
 
このことから判るとおり、“師匠を殺して茶頭の地位に就いた”というレッテルが貼られることとなったため、

特に、『千利休』の弟子だった人物達から総スカンを食らうこととなり、『細川忠興』・『蒲生氏郷』などは

『古田織部』に向かって直接嫌味を連発することとなります。 まあ、実質的に、彼らよりも高い地位で

あるし、『古田織部』自体、茶頭を務めるだけのカリスマ性を持っているため、特にこれといって業務に

支障はなさそうなのですが、恐らく、今後の大きな伏線となっていくのではないかと思われます。
(特に、『細川忠興』の執念深さは不気味です)
 
次巻以降、この弊害がどのように作用していくのか気になるところです。
次巻も楽しみです。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【総評】

相変わらず面白いです(^^ゞ。

もうそろそろ、『豊臣秀吉』が死んでしまいそうなので、また時代が動きそうですね。
『細川忠興』や『徳川秀忠』との関係などが、『古田織部』にどのような影響を与えていくのか、

個人的に注目していきたいですね。

 

点数的には

94点

です。

 

 

では、ここまで。

 

                          ページトップへ

いいね!した人  |  リブログ(0)

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。