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【マンガ感想】

 

『風雲児たち 幕末編 15巻 (みなもと太郎)』


4845837099 風雲児たち 幕末編 15 (SPコミックス)
リイド社 2009-07-28

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → 8巻  9巻  10巻  11巻  12巻  13巻  14巻

 

 

【あらすじ】

遂に、「勅許なき調印、止むなし」として、日米通商条約締結の決断を下した、大老・井伊直弼。すると、調印の翌日には、ロシアのプチャーチンも神奈川沖に現れ、将軍への謁見を要求。そしてその頃、薩摩は出陣を目前に軍事訓練の真っ最中であった…! また、長崎に上陸したコレラも、九州から本州へと拡がりつつあり…? 迷走を始めた、大混乱の幕末日本!

 

 

幕末・・・に入る少し前の時代を描いている歴史マンガです。

この作品は、ナント1979年から連載がスタートしているらしく、

何度か不遇な扱いを受けつつも、連載誌を変えて20年以上も連載されている大作です。

 

潮出版社時代には、本屋でこの作者の作品を見かけることはあまりできませんでしたが、

2001年にリイド社に移籍してからは、各種メディアにも取り上げられる機会も増え、

ありがたいことに、普通の本屋さんでも最新刊を手に入れやすくなりました。

 

現在は、『幕末編』と名称を変えて連載を続けておりまして、

坂本竜馬・勝海舟・吉田松陰・村田蔵六・桂小五郎・島津斉彬・西郷隆盛・土方歳三など、

幕末に影響をもたらした人物や、幕末で活躍する人物を掘り下げながら、

スローペースで描かれております。

 

ただ注意点がありまして、間違っても、『幕末編』からこのマンガを買ってはいけません。

この『幕末編』は、20冊(ワイド版)ほど発売されている作品の続編であり、

そちらを読んでから『幕末編』を読まないと、面白さは半減以下であると思います。

もちろん、そのオリジナル作品は、定価で買う価値のある魅力的な作品ですので、

興味のある人は、ぜひとも『オリジナル』をご覧くださいませ(^^ゞ。

 

----------

 

ここからは、15巻の感想。

15巻では、大老・『井伊直弼』が着実に幕府内の権力を掌握する姿が描かれつつも、

あと数年長生きしていれば日本の近代史をぬり変えたであろうという名君・『島津斉彬』が

遂に今巻でコレラで病死しました(一説によれば、実父斉興とお由羅一党の暗殺説の可能性もあり)。

 

そんな15巻の注目点は、やはり『島津斉彬』の死でしょう。

『島津斉彬』とは、薩摩藩の第11代藩主で、開明的思想を持ち、薩摩藩の富国強兵を成功させた名君で、

明治維新で活躍する事となる『西郷隆盛』を育てたことや、大河ドラマで有名となった『篤姫』の養父で

あったことなどから、幕末の話が描かれる場合、取り上げられる事の多い人物の一人です。

 

その『島津斉彬』の死が描かれる事となったのがこの15巻です。

『島津斉彬』の死因は、薩摩東征のための戦闘演習を日中のほとんど指揮を執り続けたため、

熱射病に掛かってしまいそのまま息を引き取ったという説や、自ら釣った魚で作った馴寿司(なれずし)

を食べた事でコレラに掛かってしまいそのまま息を引き取ったという説や、実父『斉興』とお由羅一党が、

『斉彬』のお金の使い方や、幕府に対してクーデターを起こそうとしていることに危機を覚え、

最終的に暗殺したという説があり、この漫画では最後の暗殺説を有力説として紹介しています。

(ただし、一般的にはコレラという説が有力とされている)

 

正直、私はこの時代(江戸末期~明治維新)にあまり詳しくないので、この『島津斉彬』がどのくらい

素晴らしい名君だったのかを知らないのですが、この漫画で読む限り、『島津斉彬』という人物は、

先見の明があり、『あと数年長生きしていれば日本の近代史をぬり変えたであろう』という言葉も、

けして大袈裟に聞こえない人物であったようですね(薩摩東征の考え方は凄い)。

 

で、

その『島津斉彬』の死により、薩摩東征はうやむやな形になりそうで、『幕府』と『井伊直弼』は

九死に一生を得る形となると思われます。そして、薩摩は『島津久光』が掌握することとなりまして、

次巻からは『島津久光』と相性の悪い『西郷隆盛』の苦悩が描かれる事になりそうですね。

(逆に考えれば、『島津久光』の部下である『大久保利通』・『小松帯刀』の活躍が増えるということ)

 

気になる終わり方をしたので、次巻の発売が楽しみです。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【総評】

『井伊直弼』の権力掌握が描かれたので、もうそろそろ『吉田松陰』の死が描かれそうです。

ついに、近々、タイトルである『幕末』に突入していくことになりそうですね。

 

点数的には

88点

です。
 

 

では、ここまで。

 

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