『トリコ 5巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『トリコ 5巻 (島袋光年)』

 

4088747186 トリコ 5 (ジャンプコミックス)
集英社 2009-08-04

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → 1巻・2巻  3巻  4巻

 

 

【あらすじ】

リーガルマンモスの親を探し、トリコたちはリーガル高原へ! 目的は、マンモスの体内に存在する“宝石の肉”! 襲いくる猛獣共を倒し進む一行だったがその行く手に、またもや美食會が操るGTロボの影が!?

 

 

美食屋『トリコ』が活躍するアクションマンガ。

 

世はグルメ時代・・・未開の味を探求する時代。

その未開の味を求めまだ見ぬ食材を自ら探し捕食する『美食屋』が多く存在し、

その『美食屋』の中で“四天王”の一人として活躍するのが主人公・『トリコ』。

その主人公・『トリコ』と、高級ホテル『ホテルグルメ』で料理長を務める『小松』が、

新たな未開の味を求めて旅を続けていく・・・。

 

という感じのストーリー展開の作品で、人間離れした身体能力を持つ主人公・『トリコ』が、

普通の人間では捉えることのできない巨大な生物をバッタバッタとなぎ倒し、

そして食するというアクションファンタジーマンガです。

 

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ここからは5巻の感想。

5巻では、4巻と同様に、『美食會』との“リーガルマンモス”争奪戦が描かれつつも、

リーガル島に住んでいる高レベルの猛獣達(新登場)が多く描かれました。

 

そんな5巻の注目点は、やはり『トリコ』達の驚異的な戦闘能力の秘密が明らかになった点ですね。

このことは、『小松』が、四天王の一人・『サニー』に対して『美食會』の目的について質問したときに

明らかになったことでして、このイベントを通して『トリコ』達の虚位的な戦闘能力の秘密が判ると同時に、

『美食會』が何故、『IGO(国際グルメ機関)』と敵対しているのかもわかりました。

 

で、その驚異的な戦闘能力の秘密とは、『グルメ細胞』にあるようです。

『グルメ細胞』とは、深海に棲む“幻のクラゲ”から採取できる特殊な万能細胞であるらしく、

他の細胞組織とうまく結合させればその組織の長所を驚異的に伸ばす事ができるらしいです。

その『グルメ細胞』を人体へ結合させることも可能なようで、うまく人体と結合をさせることが出来たならば、

超人と呼ばれるほどの圧倒的な生命力を手にすることができる反面、その成功率はけして高くなく、

『グルメ細胞』との結合に失敗した場合、最悪、死んでしまうこともあるようです。

また、その『グルメ細胞』の特徴として、その『グルメ細胞』と結合した者は『旨い食材』を

食べば食べるほどその人物の身体能力のレベルも上がるようです。

(ちなみに、『美食會』の目的も、食材確保による『グルメ細胞』のパワーアップにあるようです)
 

現在の時点で、この『グルメ細胞』と結合している人物は、四天王(トリコ・ココ・サニー・ゼブラ)と、

グルメ研究所所長の『マンサム』、『サニー』の妹である『リン』、そして『美食會』メンバーの数名のようで、

その人数の少なさからも、恐らく、結合自体の成功率は相当に低いのではないかなと思います。

もちろん、『グルメ細胞』と結合している人物の名前を全員発表しているわけではないので、
ひそかにこの『グルメ細胞』と結合してる人物が登場していたりするのかもしれませんが・・・。

 

とりあえず、『トリコ』達の驚異的な戦闘能力の秘密や、『美食會』の目的が判明したので、

今後、より物語を楽しむ事ができると思いますし、また主人公達の立ち位置が判ったのが良かったです。

次巻の発売も楽しみです。

 

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【総評】

この“リーガルマンモス”争奪戦が続く限り、戦闘中心に描かれそうですね。

賛否両論あるかもしれませんが、物語自体は結構面白く仕上がっていると思うので、

まあ、これはこれでなかなか良いのではないでしょうか。

 

点数的には

90点
です。

 

 

では、ここまで。

 

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