『まじもじるるも 3巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『まじもじるるも 3巻 (渡辺航)』

 

406373157X まじもじるるも 3 (3) (シリウスコミックス)
渡辺 航
講談社 2009-02-23

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → 1巻  2巻

 

 

【あらすじ】

校内巨乳ナンバー1の沢下さん、1年女子ランキングナンバー1の棚子ちゃん、巨乳婦警の飯田さん、おまけに鬼の風紀委員の井上等々、まじもじ女子キャラオールスターズの水着姿に柴木のハートは全開!海を舞台に伝説の水着が引き起こす大騒動「夏と海と子魔女」、るるも、まさかのTVデビューか、の「子魔女のバンド天国」など、人気エピソード盛りだくさんの第3巻!!

 

 

魔法少女が突然やってきて居候するコメディ作品です。

 

修行魔に降格した『るるも』を元に戻すには、主人公に送られてきた1枚に付き1回だけ、

修行魔の『るるも』が魔法が使えるという『魔法チケット(666枚つづり)』を全てを消費すること。

しかし、主人公が持つその『魔法チケット(666枚つづり)』の全てを消費してしまったら、

その時点で、主人公は死亡してしまうという凄まじい設定(笑)。

自分の生命が掛かっているので、普通は迂闊には使えないのだけど、基本がコメディ作品なので、

この主人公は自分の欲望の為や、使わざるおえない状況に陥り、どんどん使ってしまう(笑)。

 

このまま魔法チケットを使い続けて主人公が死んでしまうのか、

それとも、何かしらの救いの手が差し伸べられるのか、気になる作品です。

 

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ここからは3巻の感想。

3巻では、海に行き『るるも』がスク水姿になったり、黒猫・『チロ』が褐色の女の子に変身したり、

学園祭でライブが行われたり、初詣でちょっとしたイベントが描かれたりと多くの話が描かれました。

 

その中でも、一番面白かったのが、黒猫・『チロ』が擬人化された話ですね。

この話は、『るるも』の使い魔の黒猫・『チロ』が、25年ぶりに変身許可証がおりた関係で、

人間の姿に変身する事ができるようになり、その人間の姿になった『チロ』が色々と騒動を起こすと

いう展開の話でして、この作品らしく少しエッチでコメディー色強めの面白い作品になっています(^^ゞ。

 

この話を面白くしている所は、やはり『チロ』が普段とは違い非常に明るい性格で描かれている点でして、

無表情な『るるも』とは正反対の明るい女の子として描かれることにより、『るるも』とは違った魅力を

持ったキャラクターになっておりますし、何よりも、その性格ゆえに、エッチなシーンを自然に描ける部分も

この作者の作風を活かす上でも重要な部分であると思います。
 
また、この話をきっかけに、『るるも』と『チロ』の出会いのイベントも描かれた部分も良かったですね。

『るるも』らしさ、『チロ』らしさが上手く描かれたイベントでしたし、『チロ』が自分の事を『るももの妹』と

名乗る理由が判ったこと、そして、何よりも出会った頃から似た者同士だったということも

この話を面白くした部分であると思います。

 

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【総評】

『弱虫ペダル』とは違う魅力ある作品であると思います。

どちらかと言えば、こちらの方がこの作者らしい作風の作品なのでしょうね。

 

点数的には

88点

です。

 

 

では、ここまで。

 

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