まんが栄養素

漫画のコミックス感想を中心に運営中です。
少年マンガ・青年マンガ・学園マンガ・ファンタジーマンガ・4コママンガなど、結構幅広く感想を書いております。


テーマ:

【マンガ感想】

 

『へうげもの 8巻 (山田芳裕)』

 

4063727742 へうげもの 8服 (8) (モーニングKC)
山田 芳裕
講談社 2009-02-23

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → 1巻  2巻・3巻  4巻  5巻  6巻  7巻

 

 

【あらすじ】

茶の湯と物欲に魂を奪われた戦国武将・古田織部。天才・信長から壮大な世界性を、茶聖・千利休から深遠な精神性を学び、「へうげもの」への道をひた走る。「美」をめぐる確執が、利休を秀吉暗殺へ駆り立てた。伊達政宗を弄び、今焼で覇を唱えんとする織部。生か死か、武か数奇か、それがますます問題だ!!

 

 

功名よりも茶器に興味を示す人物・古田織部を主人公とした戦国時代を舞台とするマンガ。

この古田織部は実在した人物で、利休の弟子で、利休七哲のひとりであり、

織部焼・織部流の創始者としても有名な人物です。

 

戦国時代のマンガといえば、戦争で生き残り、立身出世が主流でありますが、

このマンガは『文化』・・・特に茶の湯の世界が中心に描かれています。

そのおかげで、このマンガは非常に新しい視点から戦国時代を描かれております。

千利休の影響で、茶の湯が多くの大名に流行ったことは有名ですが、

漫画というジャンルで、本格的に安土・桃山文化の世界を描いた作品は他に読んだことがありません。

そういった意味で、多くの読者にとって、『新しい作品』であると思います。

 

『戦国時代のもう一つの顔』である安土・桃山文化を描いているということで、

どうしても地味な印象を受けるかもしれませんが、文化的なことだけでなく、

ちゃんと戦国マンガらしい部分(独自解釈が多いけど)も描かれているので

そういった意味でも、戦国ファンが安心して買える作品だと思います。

 

----------

 

ここからは8巻の感想。

8巻では、『豊臣秀長』の死、『石田三成』の台頭、『千利休』の反乱が描かれ、

安定していた豊臣政権に陰りが現れ始めました。

 

今巻の注目点は、やはり『豊臣秀長』の死ですね。

『豊臣秀長』は、『豊臣秀吉』の実弟で、『豊臣秀吉』の補佐役として豊臣政権を支えてきた優秀な人物で、

成り上がりのために不協和音が生じやすい豊臣政権の舵取りを任されていた人物です。

元々補佐役という地味なポジションのため、普通の作品では彼にスポットが当たることはありませんが、

この作品に関しては、彼と共に豊臣政権を支えてきた『千利休』の活躍を描いている影響で、

多くの場面で登場+活躍するシーンが描かれてきました。

 

そんな豊臣政権にとって非常に重要な人物である『豊臣秀長』が今巻でついに亡くなりました。

そのことで、全ての権力が『豊臣秀吉』のお気に入りである『石田三成』に移ってしまい、

安定していた豊臣政権に徐々にですが、不満の声+不協和音が生じ始めました。

そんな中、その『石田三成』による豊臣政権に対して、『千利休』が『徳川家康』を担いで、

豊臣秀吉を暗殺し、政権を奪うという反乱を起こそうと企てます。

 

『石田三成』の粛清、『千利休』の反乱、そして『徳川家康』の冷静な状況判断と、

この作品において、大きな歴史の分岐点ともいえる内容を非常に丁寧に描かれておりまして、

この作品の醍醐味といえる部分がこの一冊に詰まっている内容だと思います。

今巻が面白いところで終わったので、次巻がますます楽しみになっていきました。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【総評】

ラストの『千利休』の『豊臣秀吉』に対する宣戦布告は格好良かったです(^^ゞ。

また、本筋ストーリーに主人公・『古田織部』が一切関わってこないところが面白いですね(笑)。

次巻についに『千利休』の死が描かれることになるのかもしれませんね。

 

点数的には

90点

です。
 

 

では、ここまで。

 

                          ページトップへ

いいね!した人  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。