『まじもじるるも 2巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『まじもじるるも 2巻 (渡辺航)』

 

4063731294 まじもじるるも 2 (2) (シリウスコミックス)
渡辺 航
講談社 2008-08-22

by G-Tools

 

 

過去時期はこちら → 1巻

 

 

【あらすじ】

可愛くて切なくて、ちょっぴりニアデス(“死”が身近)!?渡辺航会心のマジカル・スラップスティック・コメディ!送られてきたのは、なんでも願いが叶う魔法のチケット!でも、その代償が自分の“命”だったら……どうする!?

 

 

魔法少女が突然やってきて居候するコメディ作品です。

 

修行魔に降格した『るるも』を元に戻すには、主人公に送られてきた1枚に付き1回だけ、

修行魔の『るるも』が魔法が使えるという『魔法チケット(666枚つづり)』を全てを消費すること。

しかし、主人公が持つその『魔法チケット(666枚つづり)』の全てを消費してしまったら、

その時点で、主人公は死亡してしまうという凄まじい設定(笑)。

自分の生命が掛かっているので、普通は迂闊には使えないのだけど、基本がコメディ作品なので、

この主人公は自分の欲望の為や、使わざるおえない状況に陥り、どんどん使ってしまう(笑)。

 

このまま魔法チケットを使い続けて主人公が死んでしまうのか、

それとも、何かしらの救いの手が差し伸べられるのか、気になる作品です。

 

 

さて、ここからは2巻の感想を。

2巻の第一印象としては、良い意味で1巻の延長線上という感じですね。

単発の新キャラクターは多く登場したものの、レギュラーとなれるようなキャラクターはゼロで、

主人公と『るるも』を中心としたコメディーという基本路線のままで、上手く纏められていたと思います。

 

特に、今巻で目立ったのが、主人公の描写ですね。

普段は、ただの陽気なスケベで変態キャラクターなのですが、所々に男気のある人物として描かれ、

ヒロイン・『るるも』がそんな主人公に惚れるという描写が多く描かれました。

多分、このことが積み重なって、今後の魔法チケット関係の話に影響してくるものだと思いますし、

このことが何かしらの救いの手になっていくものだと思います。
 

で、主人公と『るるも』以外で目立ったキャラクターは、やはり風紀委員の井上さんかな。

彼女は、一巻から登場している眼鏡属性の『ツンデレ』ポジションのキャラクターでして、

主人公とは小学校(?)からの同級生という設定のキャラクターです。

その井上さんは、主人公に対してある種のコンプレックスを持っておりまして、

今のところ主人公に対しては『ツン』の部分しか見せておりませんが、

その井上さんが活躍した『第7話』では、いずれ『デレ』の部分を描かれていくような雰囲気を感じました。

個人的にですが、いつかこの井上さんをメインとした話を作って欲しいところです(^^ゞ。

 

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【総評】

驚くべきことに、無感情と思っていた『るるも』が、主人公に惚れるような描写が多く見られました。

いずれ、コメディー作品から、ラブコメディー作品に変更していくのかもしれませんね。

 

点数的には

85点

です。
 

 

では、ここまで。

 

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