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少年マンガ・青年マンガ・学園マンガ・ファンタジーマンガ・4コママンガなど、結構幅広く感想を書いております。


テーマ:

【マンガ感想】

 

『鈴木先生 4巻 (武富健治)』

 

4575941476 鈴木先生 4 (4) (アクションコミックス)
武富 健治
双葉社 2008-01-12

by G-Tools

 

過去記事はこちら → 1巻  2巻  3巻

 

 

【あらすじ】

第11回文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞に輝く今最も熱い学園ドラマコミック。今回は女生徒、小川の叫びに鈴木先生が純文学的カタルシスを感じ、そして先生の性的信条が露わになったり…。相変わらず波乱万丈の展開!

 

 

公立中学校で2年生の担任を務める若手教師の鈴木先生が主役の教育マンガです。

教育をテーマとしている作品で、学校で起こる様々な事件を真面目に描いています。

  

このマンガの面白いところは、過去に起こってしまった事件で『作り上げた』、

もしくは『崩れてしまった』人間関係を一切リセットしないまま話が進んでいるところ。

そのため、話が進めば進むほど全てのキャラの性格や人間関係はどんどん変わっていき、

巻を重ねるごとに人間関係がどんどん複雑になっていきます。

(この作品の場合、この複雑さを絶妙のバランスで表現されており、非常に面白いです)

 

ただし、この作品は『気色悪い』です。

気色悪い理由として、鈴木先生をはじめ生徒全員が、性欲むき出しで行動しているからです。

舞台が中学校なので、そういうところが強調されて描かれることに不満はないのですが、

生徒達だけではなく、先生達も『性欲むき出し』というのが気色悪いのです。

(しかも、この作品で描かれるイベントは、全て『性欲』に関するイベントだけです)

もちろん、『性欲がむき出し』だからこそ、このマンガのキャラクターは『生きている』と感じ、

この作品のストーリーに引き込まれるのだと思います。

逆に言えば、『生きている』と感じるからこそ、リアルすぎて『気色悪い』のだが(^^;。

 

---------

 

今巻のイベントで一番笑ったのが、鈴木先生と続木先生のバカコンビの漫才。

3巻から続いている『小川蘇美』というマドンナ的女子生徒を巡るイベントで、

「その女子生徒と主人公・鈴木先生が特別な関係にあるのではないか?」という噂が流れたときに、

続木先生というキャラクターが鈴木先生を呼び出し、土下座して懇願するわけです。

 

続木 「小川だけは・・・小川だけはどうかやめて下さい」

    「あの子だけは汚さないでください!!」

    「あの子は僕にとって・・・のんのんさま(観世音菩薩)なんです!!」

 

その言葉を聞いた主人公・鈴木先生は、彼の肩に手を置いて、

 

鈴木 「僕も同類ですよ続木先生・・・!」

    「我々は・・心強い仲間・・・同志です!!」 

 

えーと、こいつら2人共に中学校の先生ですよ(^^;。

しかもこの会話で出てくる小川という女の子は、鈴木先生が担当するクラスの女子中学生です。

前巻で鈴木先生が『小川病』なる『ロリコン病』に掛かってしまいましたが、今巻のこの描写は、

ロリコンというレベルを超えて頭が狂っているようにしか見えません(笑)。

しかも、この作品では、こういうシーンを非常に真面目に描いておりまして、滑稽で笑えてきます。

鈴木先生も『先生である前に一人の人間なんだよ』ということを描いているのかもしれませんが、

リアルにこんなロリコン同盟を結ぶ先生達がいたら本当に嫌だけどね(^^;。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【総評】

ということで、今巻で長らく描かれた『小川病』と、『河辺+竹地』の問題が解決しました。

特に『河辺+竹地』の問題で、鈴木先生が語った『処女論』や『経験論』などは必見ともいえる話で、

生徒達だけでなく、読んだ人全員引き込まれたのではないでしょうか?

また、この話は、今後のイベントに大きく影響しそうな終わり方をしたのも注目ポイント。

どんどん素晴らしいキャラクターになっている『中村』が話のメインになる日も近いかも・・・。

個人的に『中村』は、小川以上に良いキャラになので、変なイベントで汚して欲しくないな~。

(でも、この作者が『この最高の素材を汚さないわけがない』というのが現実なわけだが・・・)

 

点数的には

90点

です。

 

まあ、正直言いますと、面白い作品ですがあまりお薦めはしません。

『話に引き込まれる』という言葉が似合うくらいの吸引力を持った作品だと思いますが、

絵柄的にも内容的にも人を選ぶ作品だと思います。

特に、話の全てが『性行為』に関係しているので、不快に思う人も多いと思います。

(ただし、直接的な描写は一切ないです。 一応、全年齢対象に・・・なるのかな?)
 

 

では、ここまで。

 

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