【日記】
東京方面の友人と、このブログの最後の企画について相談。
なかなか面白い企画を手に入れたのだけど、自分のセンスが問われる企画で、
明らかに、失敗する可能性が高い。 2ヶ月あるので頑張ろう。
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【マンガ感想】
『ゴーゴー・こちら私立華咲探偵事務所。 4巻 (渡辺航)』
ゴーゴー・こちら私立華咲探偵事務所。 4 (4) (BUNCH COMICS)
渡辺 航 新潮社 2007-04-09 by G-Tools |
【あらすじ】
これほどまで探偵らしくない探偵は初めてだ!! 華咲サヤが局長を務める探偵事務所に職を得た、新人探偵小金田一耕太郎。まるで芳しくない事務所の営業状態に気をもむ耕太郎だが、サヤは一向に気にしてはいない。プニプニに体重大増量した局長サヤに、思わず萌えてしまった耕太郎。しおりが好きだと叫んでみるも、正月休みに押し掛けて来た目の前のサヤから目が離せない。しおりとサヤの間で揺れ動く耕太郎の心は...? 大団円完結!!
打ち切りとなった作品でして、この4巻が最終巻です。
あくまで噂ですが、人気がなく打ち切りになったわけではなく、
単行本が売れなすぎて打ち切りになったそうです。 あくまで、噂のレベルですけど・・・。
でも、この4巻を読んで正直に感じることは、『かなり迷走している』ということ。
今巻の序盤こそ、三角関係を上手く描いていてニヤニヤが止まらない展開が続くのだけど、
次の話では、いきなり『しおりちゃん誘拐事件』が起こり、何故か巨大ロボが登場し、
折角上手く描いた三角関係をぶっ潰すようなストーリー展開が描かれる。
そして、ここで打ち切りが決まったのか、出せる駒全て使い、話がクライマックスに向かっていく。
あくまで私の意見だが、『巨大ロボ』出した時点で、この作品は終わったと思う。
もちろん、けして面白くなかったわけではない。 最後までそれなりの面白さを持ち続けていたと思う。
しかし、作者の悪ノリで『巨大ロボ』を出した時点で、この作品は色々なものを失ったと思う。
単行本が売れなかったという事実に、この『巨大ロボ』は関係ないと思うけど(3巻から登場だから)、
打ち切りとなった理由に、この『巨大ロボ』は関係していると思う。
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以下、軽い感想。
第31話:好きだと言え
ラブコメ。
小金田一がサヤに誤爆し、サヤの誤爆がしおりちゃんに直撃するというラブコメ。 気持ち良いくらいに、勘違いラブコメを演じており、もし、この展開のままに連載をしていれば、スクールランブル並みにネットで話題になっていたかもしれない・・・。 あ~、勿体無い。
第32話:凶悪なる陰謀!!
第33話:追跡!!スパイ通販社
第34話:迷宮!!そして嵐の海に
第35話:圧勝!!華咲探偵事務所
第36話:再会!!いとしきその胸で
魚崎さんという行方不明だったキャラクターを登場させるために、『しおりちゃんを誘拐』させ、『巨大ロボ』も再登場させるという大掛かりに描いた作品。 面白いか面白くないかは読む人次第だと思うのだけど、私はあまり好きではない。 何故、この作品でこのような展開を描いたのか、作者に聞いてみたいです。 まあ、面白くないわけではないのだけど・・・ねぇ~。
第37話:チョコっとラブ
バレンタインデー。
あれだけ苦労して仲間にした魚崎さんを一切活躍させないって、どういうつもりなんだか。 まあ、このタイミングで季節ネタを入れてくるあたり、この作品らしいといえばらしい展開なのだけど、前回と一切リンクしない作品を描くのは作品としてどうなんだろうか?
第38話:さよならと言わずに
第39話:華咲サヤ その永遠なる願い
クライマックス。
結構前から打ち切りが決まっていたのか、なかなか上手いクライマックスだと思います。 まあ、今更、ラブコメを展開しても遅すぎるのだけど・・・ね~。 32話~36話を無かったことにして、この話を32話あたりに入れておけば、この作品の寿命が少しは延びたと思うのは、私だけでしょうか?
サヤのウェディング姿が見せたのは最後で最高の読者サービスかと(笑)。
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【総評】
今更、打ち切りになった作品を買おうと思う人は少ないと思いますが、
この作品に関しては、買っても損はしないと思う。
『巨大ロボ』の展開を除けば、面白いコメディ作品だと思います。
点数的には
87点
かな。
次の作品では、絶対に『巨大ロボ』なんて登場させて欲しくない。
作者がそういう展開が好きなのは読んでいれば理解できるが、
では、ここまで。
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