『ゴーゴー・こちら私立華咲探偵事務所。 3巻』の感想 | まんが栄養素

まんが栄養素

漫画のコミックス感想を中心に運営中です。
少年マンガ・青年マンガ・学園マンガ・ファンタジーマンガ・4コママンガなど、結構幅広く感想を書いております。

【日記】

仕事がものすごく遅れている。

今日中に終わらせるくらいの勢いで仕事をしないと、月末が・・・。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【マンガ感想】

 

『ゴーゴー・こちら私立華咲探偵事務所。 3巻 (渡辺航)

4107713296 ゴーゴー・こちら私立華咲探偵事務所。 3 (3) (BUNCH COMICS)
渡辺 航
新潮社 2007-04-09

by G-Tools

 

過去記事はこちら → 1巻  2巻  

 

 

【あらすじ】

これほどまで探偵らしくない探偵は初めてだ!! 華咲サヤが局長を務める探偵事務所に職を得た、新人探偵小金田一耕太郎。まるで芳しくない事務所の営業状態に、日々気をもむ耕太郎だが、サヤは一向に気にする様子は無い。24時間、探偵丸出しの耕太郎は高杉に感化され職業を隠す事を決意。イメチェンを謀るも巧くいかず落ち込み自身の存在意義に悩む。一方局長のサヤは、食欲の秋に負け気付けは体重大増量中で...。

 

 

探偵事務所を舞台としたコメディマンガ。

まあ、題名が『探偵』と書いていますが、探偵の話は一切ありませんが(笑)。

 

1巻が迷走して面白さが散漫になりましたが、

2巻でこの作者らしい微エロが加わり一気に面白くなってきた作品です。

しかし、コメディマンガとしてこれからというところで、打ち切りとなってしまったようです。

打ち切りの理由は、『あまりに単行本が売れなかった』という無情なもの。

そういえば、前作の『制服ぬいだら♪』もその理由で結局打ち切りになったような記憶が・・。

 

私が言うのもなんですが、やはりもっとメジャーな雑誌に連載を目指した方が良いと思います。

確かに、雑誌のトップを張れるような作品を書かれる方ではないですが、

漫画スキルの高い方ですし、メジャー誌でも充分生き残っていける方だと思います。

『単行本が売れない』=『知名度がゼロ』ということでしょうから、

そういった意味でも、やはり一度はメジャー誌を目指した方が良いと思うのですが・・・。

ファンの一人として、メジャー誌に連載してくれれば、連載分も追いかけていけますし(^^ゞ。

 

----------


以下、3巻の軽い感想。

 

第21話 :小金田一の苦悩

主人公が見た目にも性格的にも『探偵向きでない』という事実に気付いてしまい、どうにかしようとするコメディ。 この作品らしからぬローテンションでありますが、ラストをサヤで纏めさせたのが良い感じに・・・。 主人公の掘り下げをしながらも、サヤの魅力をアップさせるという一石二鳥な話です。 まあ、そのため、しおりちゃんの好感度が下がってしまうのですが(笑)。

 

 

第22話 :肥えてゆけ、秋の高き空に

第23話 :サルベージ

ヒロインのサヤが『太ってしまう』というコメディ(笑)。

 
200704151936000.jpg 200704151937000.jpg
           (太る前)                           (太った後)
 

Σ(゚д゚;) 変わりすぎっ!! つーか、別人!!

まあ、この『太ったヒロイン』が今巻のメインの話でして、連載時に好評だったのか第30話でも『サヤが太って』しまいます。 体型も丸っこくなっていますが、性格の方も丸っこくなっており、正直、この状態のまま連載を続けて欲しいと思ったくらいです(笑)。 ちなみに、巨乳姉ちゃんの再登場や、しおりの家族も再登場している。

 

 

第24話 :登場!!曲調その血と共に

第25話 :由緋、戦いの果て

借金取立て局の局長・『佳名芝由緋』が新登場。 この話のメインは、ガンダムをモチーフとした『プラウニー』が登場するところですね。 あと、伏線を張っていた『巨大ロボ・バンダム』も登場します。 読んでいて、作者が楽しんで書いているのが判る。 まあ、突拍子もなく登場した巨大ロボなので、作品に合っていないというのが本音です。 まさか、この『巨大ロボ』の話が、4巻にまで続いていくとは・・・・。 『バンチ(連載誌)』ってガンダム世代が多いのでしょうかね?

 

 

第27話   :制服きたまま

第27.5話 :ひねくれ!うさうさうさ子!

『野々原うさこ』が新登場。 他人に対して素直になれないツンツンキャラ。 キャラ設定は悪くないのですが、あまりにツンツンしすぎていて魅力が少ないキャラになってしまいました。 少しでも良いので、『デレ』があれば、化けたキャラになったと思いますが・・・。 最終巻である4巻でも彼女の活躍はなかったですね・・・。

 

 

第28話 :発進!!宇宙戦闘艦ラフレシア!!

第29話 :紅に染まる宇宙

今までの設定を全て忘れて、全くの外伝的な作品で迷作。 テーマは、『宇宙戦艦ヤマト』。 話が進んでいけば、ザクのような『ザブロフ』も登場する。 しかし、何でこういう外伝的な話を2話連続で描くことになったのでしょうか? 話こそ面白いと思いますが、今まで作ってきた印象を壊すようなことを作者本人がすることもないでしょうに・・・。 連載時での評判が聞きたい作品です。

 

 

第30話 :お正月に会いにきました

22話・23話に引き続き、サヤがまたまた太ってしまったという話。 サヤは、太ってしまったことで、思考も幼児化してしまったようで、凄まじいまでの『萌え』を含んだ設定となっております。 ラストの主人公の誤爆が良い『引き』になっており、次巻に続いていきます。 詳しくは次巻の感想で書きます。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【総評】

上記で書いたとおり、この作品の連載は終了しております。

作者もこの漫画の連載誌から離れるようで、今後の作者の活躍に期待しましょう。

 

点数的には

90点

くらいかな。

 

全体的に悪くない出来でしたが、『宇宙戦艦』や『借金取り』の話はくどかったですな。

作者がロボットアニメ好きというのは判りましたが、この作品とは不似合いすぎる。

まあ、話自体はけしてつまらないわけではないのですが・・・。

個人的には、『太った局長』の話ばかりしていれば、打ち切りはなかったのだろうと思います。

これを面白くないと感じる読者ばかりなら、4巻まで連載できなかったと思いますし。
 

 

では、ここまで。

 

                          ページトップへ

                        人気blogランキングへ