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【マンガ感想】

 

『皇国の守護者 2巻 (原作:佐藤大輔、作画:伊藤悠)』

佐藤 大輔, 伊藤 悠
皇国の守護者 2 (2)

 

前回の記事の続き。

今回はネタバレありの方向で書きますので、ご注意を・・・。

 

 

【あらすじ】

破竹の勢いで北領を蹂躙してゆく東方辺境領姫・ユーリア率いる【帝国】軍。 新城直衛が属する独立捜索剣虎兵第十一大隊・八百名は真室大橋を拠点に【帝国】軍を止めるべく、伏撃作戦を展開する。 しかし、現われたのは予想を遥かに超える二個旅団・八千名の大軍勢だった・・・! 佐藤大輔・原作の同名小説を俊英・伊藤悠が鮮烈に描く戦記浪漫、待望の第二弾!

 

 

今巻の魅力は、主人公の指揮官としての目覚めであろう。

大群の【帝国】に、真正面からぶつかって、【皇国】の兵が800名いた大隊が300名まで減り、

剣牙虎(サーベルタイガー)も5匹となってしまい、普通ならば全滅と判断されてもしょうがない軍を、

中尉から大尉になった主人公が率いていくことになる。

 

こういうストーリーを一冊の本の半分を描いているのが、これがかなり濃い。

圧倒的な映像で、戦場の最前線の主人公視点で描かれており、

圧倒的な大群の【帝国】の描き方に絶望感というものを感じることが出来る。

一体どうやってこの圧倒的な【帝国】軍と戦っていくのか、と思い次々とページを捲ってしまう。

 

そして、その全滅とも言われかれない軍隊にまたまた奈落の底に突き落とすような使命が言い渡される。

それは、殿(しんがり)。

撤退する味方の最後尾に付き、味方が逃げ切るまで前線で戦い続けるという最悪の仕事。

主人公の大隊自体、その役目を担っていたのだが、

今にも全滅しそうな主人公軍にもそのままその任務を押し付けられることになる。

 

しかし、その最悪の状況なのに、主人公が奇策ともいえる戦略を提案がますます面白くする。

現地調達をしながら進んでくる【帝国】軍の先鋒隊を悩ませる最低な作戦だ。

道徳的に最低だが、この戦場においては最高の作戦であった。

この部分については、完全なネタばれになってしまうので書かないことにする。

この最低な作戦により3巻では主人公軍が攻勢に転じることになり、最高に面白くなるとだけ書いておこう。

 

----------

 

この巻では、人物描写がますます深くなる。

主人公の部下である漆原・兵藤・妹尾の3人の将校や、今巻ではあまり目立たなかったが猪口軍曹、

超能力者の金森二等導術兵、そして水軍の笹嶋中佐など主人公の周りを固める人物達も揃い、

これからの生き残り作戦を行うに最高の舞台が整った。

 

その中で、やはり主人公と漆原少尉のやり取りの描かれ方は興味深い。

戦争という精神状態が崩壊しそうな場所で、まともでいられる者はいない。

最悪の作戦を行おうとする主人公がまともな精神なのか、

その作戦に反発しある意味人間らしい判断で状況を読まない漆原少尉がまともな精神なのか・・・。

 

軍の行動によって生じた問題の責任はそれを命じた者だけが負う。

命じられたものでは決してない。

 

まさしく、この作品らしい言葉で鳥肌が立った。

こういった人間同士のやり取りがどうしようもなく面白い。

そして、3巻ではさらに敵陣のキャラの掘り下げがなされ、ますます面白くなっていく。

 

---------------------------------

 

2巻になってますます上昇気味のこの漫画。

 

もちろん

100点満点

です。

 

次回も3巻をレビューというか紹介です。

 
 

では、ここまで。

 

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