まんが栄養素

漫画のコミックス感想を中心に運営中です。
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テーマ:

【マンガ感想】

 

『アクアリウム (須藤真澄)』

須藤 真澄
アクアリウム

 

ネット上での評判で買いました。

その噂によると、あの『神戸在住』並みの癒し系とのこと。

昔よりも『癒し系』に反応しなくなりましたが、

まだまだ興味はありまする。

 

 

【あらすじ】

水の中のふしぎな世界と交流できる少女・ 杢子。彼女の成長過程を透明感あふれるタッチで描く須藤ワールド!!

 

 

かなりの癒し系のマンガ。

1人の女の子の成長の物語。

その少女の特技は、『魚と話すことができる』こと

その特技を持った少女と彼女を囲む周りのキャラクター達の物語。

派手な話ではないし、派手な絵でもなく、

少し変わった日常をたんたん描いているため、好き嫌いが分かれるだろう。

雰囲気的にはエッセイ漫画的な作品だろうか。

癒し系マンガなので、疲れているときにはかなり癒してくれるだろう。

逆に、派手な作品ではないのでテンションが高い時に読むと

これくらい退屈な話はないかもしれない。

そんな作品だ。

 

 

この話は、

『主人公・杢子(もくこ)』『叔母のしずか』『金魚のおじいさん』

という、3人が主役です。

杢子としずかは、『魚と話すことができる』という特殊能力を持っている。

その魚が『金魚のおじいさん』となる。

 

いわゆる『杢子』の成長を通して、彼らとのやり取りを楽しむ作品である。

そして、そんなやり取りの中で非常に泣けそうな話も多い。

特に、人間とは違い魚の寿命が短くて、死別するシーンが多いからだ。

ただ、この作品では『死ぬこと』により『生まれ変わる』という感じで

描いているため、不思議な読後感を得られるだろう。

こういう部分がこの作品の最大の魅力部分だと思います。

 

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ウィークポイントをあげれば、キャラクターが弱いことだろうか。

あまり上手くキャラの掘り下げができていなくて、

こういう癒し系の作品に比べ感情移入しにくい状態になっている。

特に主人公の描き方は勿体無いの一言。

一見読んでみると主人公の内面が描かれているように感じるが、

冷静に読んでみると全然内面が描かれていないことに気付く。

しかも、性格があまり統一されておらず、各話ごとに性格が微妙に違う。

なので、非常に薄っぺらな印象を持ってしまう。

 

他のキャラに至っては、まさに『存在しているだけ』である。

準主役である『しずか』は、象徴的だ。

いつの間にか結婚しており子供が出来、いつの間にか母親となる。

いわゆる『大事な部分』を一切描かず省いてしまっている。

読者が一番見たいと思っているであろう『感情』をキャラクターから

感じることが一切出来ず、『共感』が生まれてこない。

メインキャラなのに、こういう『脇役』というような扱いにかなり冷める。

 

この作者の他の作品を一切知らないので偉そうに言えないが、

作者は、この作品を読む限り、キャラクターを描くことが苦手だと思う。

もし、ちゃんとした形でキャラクターを描けていれば、

同じ話でも涙を誘えただろうし、もっとメジャーな作品になっていたと思う。

 

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最後に、

少し少女マンガチックな絵ですが、男性にも読みやすい絵柄ですし、

コマ割りなどの構成部分でも高い完成度だと思います。

誰もが受け入れやすい話であると思いますし、

癒し要素も多く、疲れきった心をを癒してくれます。

 

でも、発展途上といった感じの作品なので、

あまり多くの方にはお薦めできる作品ではないですね。

大体、60点くらいでしょうか。

けして面白くないわけではありませんので、お間違いなく。

 

 

では、ここまで。

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