【マンガ感想】
『ブリザードアクセル 4巻 (鈴木央)』
- 鈴木 央
- ブリザードアクセル 4 (4)
まずは過去記事をどうぞ。 1巻レビュー 2巻レビュー 3巻レビュー
非常に早いペースで最新刊が発売されました。
フィギュアスケートマンガという過疎ジャンルでありながら、
ここまで面白い作品は他にないと思います。
【あらすじ】
ペアで110点以上取らないと、フィギュアをやめさせられてしまう立花。 吹雪は立花を救うために、シングルだけではなくペアもやることにした。 いかにパートナーと信頼し合い、いかに心を一つにするかが問われるペアで、吹雪と立花はどんな滑りを見せるのか? 運命を決する試合が開幕する第4巻!
はっきり言います。 ええ、はっきり言いますとも!!
ヽ(*´∀`*)ノ 最高に面白い作品です!!
期待していた以上に面白く、そして笑わせていただきました(^^ゞ。
正直、現在連載中の少年漫画の中で一番面白いかもしれません。
もちろん、今後ずっと面白いという保障はありませんが、
この4巻までの展開は神が宿ったとも思えてしまう(^^ゞ。
早く、次の巻が出ないかな~(笑)。
本編では、主人公吹雪がヒロイン立花の窮地を救うためにペアとなって、
ライバルフィギュアスケートクラブ『フロストクイーン』との対抗戦で、
110点以上を目指すという燃える展開です。
そして、今巻はその試合がメインでした。
正直言うと、練習部分が描かれていないので
『いつの間に、ここまで上手くなったんだ!?』
と思ってしまいますが、作画の素晴らしさと演出の素晴らしさと
表現力の素晴らしさとストーリーの素晴らしさで
非常に説得力のある展開になり、ついつい納得してしまいました(^^;。
特に、今回は鈴木央先生の過去の作品と違って、
ギャグを多用するといった新しい試みをしています。
しかも、これが一切雰囲気を壊さず、
むしろ作品としての幅を広げた感じで更なる可能性を感じました。
さて、対抗戦の相手『フロストクイーン』。
女性陣は、ペアの霜角樹里亜以外、たったの2ページで終了(笑)。
まあ、だらだらとしないこの展開は正解だったと思います。
でも、ペア以外のキャラを掘り下げていないので、
これからの展開がいまいち盛り上がりに欠けるのは少し残念かな。
まあ、戦いになる前に軽く掘り下げられると思うので、
それに期待したいところ。
そして主人公側の『白帝』。
徳永あかねという新キャラは、2コマで終了(笑)。
個人的に、好きなキャラ絵だったので少し残念。
そして、桜田小雪が特待生ということで思った以上の実力に驚きました。
三条院晶は、期待通りの強さで今後の展開も期待できそう。
そしてそして、
やっぱり五反田くんでしょう。
まさかこういう展開で話に絡んでくるとは思っておりませんでした(^^ゞ。
とりあえず、彼にはずっとこの物語に登場していただきたいので、
ここでの覚醒に期待したい!! というか、脱落は止めてくれ~。
------------------------------------------
本当に面白かった。
この作者の才能をいかんなく発揮したのは間違いないと思います。
この作品の表現力は、まさしく満点だろう。
こういった作品に出会えるからこそマンガ読みは止められない(^^ゞ。
では、ここまで。