小中高生の男児ポルノ専門サイトが摘発された事件で、主宰者のデザイナー小林葉介被告(29)(川崎市中原区中丸子)が、海外に同じ内容の「ミラーサイト」を多数設け、開設と閉鎖を短期間で繰り返していたことがわかった。

 代金振り込み用として、海外口座や19の国内口座も利用しており、埼玉県警は、主宰者がサイトの違法性を認識し、巧妙に摘発逃れを画策したとみて調べている。

 捜査関係者によると、小林被告は無料ホームページサービスを利用し、米国やロシアなどにある海外サーバーに多数のミラーサイトを設置できる状態を整え、ひと月に何度も開設・閉鎖を繰り返していた。情報照会に時間がかかる間に証拠隠滅するためとみられ、県警は、閉鎖されたものも含め、59サイトを確認した。

 国内の関係者が違法なサイトを作る場合、海外サーバーを使うケースがほとんど。すべて日本語で作成・更新されるが、海外法人の運営を装い、複数のミラーサイトを使うなど、同様の手口が使われている。

 小林被告が主宰するサイトでも、「アゼルバイジャン共和国内の法人が運営」「72のミラーサイトを持っている」といった説明があり、「ミラーサイトは定期的につぶす」「利用者情報も警察に渡らず安心」といった書き込みもあった。

 捜査関係者によると、小林被告は、マンションなどに設置された他人の無線LANを勝手に使う「ただ乗り」も多用し、サイト更新などを行っていた。

 英国や中国、ウクライナなど海外に複数の口座を開設し、国内にも他人名義を含む19口座を持っており、顧客からの資金の流れが摘発の端緒になることを警戒していたとみられる。

 ◆ミラーサイト=あるサイトを複写したようにそっくりな別サイト。設置しておくと、接続が急増した際、サーバーの負担を軽減できる。違法サイトでサーバー側に削除されたり、証拠隠滅のために閉鎖しても、利用者は別のサイトで閲覧を継続することができるため、サイバーパトロールをかく乱する目的で使われることがある。

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