現象・現象学

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そっか、現象の意味を見出したり、みるんじゃなくて,現象の構造をみるんだ。


現象は現象。そこにある現象は、その現象そのものでしかない。だから、現象の時間的前後や、文脈性のようなものをみて、現象そのものを理解する。  しかし、現象は見えている部分だけではない。


隠れている部分も観ることで,現象の構造が明らかになる。


それによって現象がより鮮明に捉えられるようになる。



でも、それって・・・。現象学ってなに?ってなる。



現実の社会を生きていくためには、現象学は必要だし、かなり有益。


でも、人としてどうあるべきか、人とは、人の本質は?

根本的なことは、述べきれないんじゃないか。


やはり、カントやハイデガーなのかな。




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人ってシンプル

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ここ数年、哲学とか、今やってる勉強を始めてから思うことがある。



人ってシンプル。


シンブル?って思うかもしれない。

私だって、自分自身で収集つかないような気持になったり、

いろんな感情が湧き上がってきて、複雑な気持になったりする。




でも、そういう気持ちを複雑にさせてるのは、

わたしたちが生きている社会だったりする。

そこの人間関係とか、世間体とかが、

事態を複雑にさせている。


自分の本心を包み隠して、

そのうち、自分の本当の気持ちがじぶんでも見えなくなって、

社会のことばかり気にして生きてたりする。




コンサルテーションでくる事例もそういうのが多い。

そこに関わる人が、なん人もいればいるほど、それぞれの想いが交差して、

複雑さを増していく。


そこをひとつづつ整理していくと、本質がみえてくる。



その本質が、実はとてもシンプルだったりする。


人を突き動かしている元となってるもの。


自分でも意識できていないことも多い。

相手のことがすごく大切なのに、うまく伝えられなくて,傷つける行動をとったり、

本当は怖いのに、その気持ちを悟られないように強がって、ひどい態度をとってしまったり。



なぜか気持ちと反対のことをしちゃって、じぶんでも止められなくなったり
する。



人の感情って、刹那なもの。

そしてどんどん沸き起こって、方向性をかえていく。




現象に惑わされず、ものごとの本質をみる。

本質はシンプルなものなのかもしれない。

シンプルなのだろう。















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今日は映画を観てきた。




「Drパルナサスの鏡」




前評判通りわかりにくいところが多く、見終わってから、いろいろ整理して考えてた。


私の理解力が足りないだけかもしれないけど(笑)




物語の詳しい説明はこちらをどうぞ(※ネタばれあり)


http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/cinema/creview/20100122-OYT8T00741.htm




伝道師の博士は、初めて悪魔と逢った時に勝利し、永遠の命をもらう。


そして、その後1000年生きている中で、「彼女」に出会う。


しかし、自分は1000年も生きていて、若い彼女と恋愛できない。


そこで、悪魔と契約して若さと財力を手にし、彼女と愛し合うことができた。


そして、娘(ヴァル)を身ごもり、彼女は娘を生んで亡くなる。


パルナサスは、死ぬことができない自分に死を望む。


その代償として、娘が16歳になったら悪魔に引き渡すと取引をする。


そして、娘が16歳になったときに、悪魔が迎えに来る。


でも悪魔は博士に賭けを持ちかける。


誕生日までに、幻想館のショーで、5人お客をとることができたら、娘は連れて行かないと。

同時に悪魔も客(と言っておく)を5人集めるので、先に集めたほうが勝ちとなる。


そして、誕生日当日、博士は4人まではお客をとれるが、5人目が取れない。


そして、まだ時間が残っているにもかかわらず、すっかりあきらめている。


しかも、娘に母親のことなど真実を話すのだが、娘ができたことは過ちだと言ってしまう。


それを悪びれるでもなく、言った後も取り繕ったりもしない。




結局、博士は4人しか集められないまま、悪魔に負けてしまう。


真実を知った娘は、悪魔の5人目の客となって、死を選ぶのだが・・・。


(まだ物語の先は続く・・)






博士は人々の過剰な欲望を捨てさせ、想像力を広げる手助けをし、正しい理想を持たせるようにしているはずなのに、一番利己的なのは博士だと思う。


1000年も生きていて、人間のことは見えるようにあっているかもしれないけど、


博士自身は、自分自身のことしか考えていない。



1000年も生きていて、やっと愛し合えた大事な人の忘れ形見を、自分の死を手に入れるために悪魔に売るって・・。


しかも、最後のほうの悪魔とのやり取りを見ていると、悪魔との長い間に繰り返される契約、賭けを面白がっているように見える。


結局、博士と、悪魔の長く生きている中での、この映画での出来事は、ヒトコマに過ぎなかったかのよう。


博士の行動で、共感できないところがあり、なんだか、すっきりしない感じ。


それに、やっぱり説明が足りなくてわからないことも多い(博士と小人の関係や、小人の不老不死なこととか)。





私は死があるから人は生きていられると思う。


死のない生がどれほど恐ろしいものか。


生に限りがあるから人は生きていける。



現代では、特に、それを忘れてしまって、生きている人が多い。




先日の坂本竜馬のドラマで、


病にかかった竜馬の父親が、


「わしは自分の命を使いきる。」


と言ったセリフがとても印象的だった。



当時は、自分の命がいつ終わりを迎えるかもしれない世の中。


常に命の危険性を自分自身にも、周りの人間にも感じている。


自分の命の限りを予感し、生をまっとうしようとするその姿勢が、今の時代の状況や考え方と違うことを象徴するようなセリフだなとおもった。





話は戻って、「Drパルナサスの鏡」では、最終的には、娘は元に戻って、結婚し、子供を産んで幸せになっていた。


彼女は限りある命を生きていくのだろう。


でも博士の、いや、博士と悪魔のこれからはまだまだ永劫続いていく・・・。





見てない人に、あの世界観を言葉で伝えるのにはかなり限界があるので、


こういう感想を持ったのはかなりたぶん少数だと思う。


ネットでの感想でも、配役のことや、監督の話とかが主だったので。




気になる方はご自身で観に行ったほうがいいかも。


ここに書いてあるのは、私の個人的な感想なので。




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