【岡本晃典 物語】第3回(幼少期3) | Juicyブログ【書とデザインとROCKと。】
幼稚園児だったか、

小学生だったか、

とても痛い思い出がある。







日曜日は大体決まって、父方の田舎へ帰っていた。



父親が田んぼや畑をしてたのもあって、

毎週のように帰っていたが、

自然豊かな田舎で遊べた事は、

本当に良かったと思う。



好奇心や、想像力、

いろんなヒントが田舎にはあった。

あの時培った感受性はきっと今に役立ってるはず。





田舎には同い年の従兄弟もよく来ていた。

同い年の従兄弟とその兄ちゃん。



布団を閉まってる部屋で、

よくプロレスごっこしてたりして遊んでた。



もちろん外でも。

カエル捕まえたり、

カブトムシの幼虫探したり、

 ヘビから逃げたりw




とにかく遊び道具は自分で
見つける時代。




その日も散々遊んで、

夕暮れに。


自宅に帰る時間。




一通り準備できたのか、

一足先に僕は助手席に乗った。

なんか後ろ寄り前に乗りたいよねこの頃って。




すると従兄弟がちょっかい出して来た。

俺も喜んでドアを開けたり閉めたりして遊んでた。


んな事してたら、


「帰るでぇー」


のおじさんの声。
従兄弟もそれを聞いて、

バイバイって言って、

ドアを閉めた。




バタムッ




ドアを閉めたその瞬間、

目の前に電気が走った。



そう、左手の親指が、

閉まるドアに…





反射神経からか、

すぐに引っこ抜いたその指は血だらけ。



痛いのと、怖いのとで

泣きわめく僕w


その声を聞きつけ、

親父が指を確認。


指はちゃんとあることを確認して、

すぐに病院へ。





骨折してたかどうかは忘れたけど、

子どもの指、

下手したら無くなっててもおかしくなかった。




今でも無事にある左手親指。

感謝しかない。






大人になって、

友だち家族も増え、

子どもたちと車に乗るときなんか、

その経験から、

つい気にしてしまう。



いや、良いことだけどもね。



挟んでしまわないか、

より心配になるのは、

自分の経験が無かったらそこまで気にしない事かもなぁといつも思うのでした。




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当時、親父が乗ってた、


マツダ ファミリア


たしかこんな感じのだった気がする。

もしこれだったとしたら、

かなりカッコいい!!


昔のクルマのデザインは本当にイカす。


いつかクルマのデザインしてみたい。








つづく…