「こんな人たち」の底力を! | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 「こんな人たちに皆さん、私たちは負けるわけにはいかない」と安倍首相が都知事選の最終日、秋葉原の街頭演説(7/1)で、つい本音を言ってしまったことはすでに有名です。ここで「こんな人たち」とは、安保法を成立させ、共謀罪法を強引に成立させ、改憲を押し進めようとする自民党・安倍政権に対し、「帰れ!」「やめろ!」、そして「安倍、菅を監獄へ」というボードを掲げた「一般市民」のことです。

 

 そして安倍首相のいう「私たち」とは、「こんな人たち」を支配したい人たち=権力と資本側、ということでしょう。

 

 結局、都知事選では、「こんな人たち」の選択により、自民党安倍政権は歴史的大敗北を喫したわけで、「負けるわけにはいかない」「私たち」は、とりあえず、負けちゃったわけです。

 

 本日、川崎にて、排外主義のヘイトデモが行われるということで、これをよしとしない人々が呼びかけ、多くの人が現場に集まり、カウンターとしてデモの中止を呼びかけ、結局、あっという間にヘイトデモの人たちは撤退してしまいました。

 

 私は、秋葉原街頭での安倍打倒の「こんな人たち」の力、そして、川崎での「ヘイトデモ」打倒の力、いずれも民衆=こんな人たちの力の発現として、とても民主的だと思います。というか、これこそ民主主義の力。

 

 今日も、警察は、私を含む「こんな人たち」からヘイトデモを守るように「盾」として現れ、このクソ暑い中、バッチリ決めて、そこここに立ちはだかっていましたが、私は、その機動隊、公安、警察官の目に、怯えこそ見出せても、誇りはかけらも見えませんでした。

 

 もちろん、警察組織は、安倍政権側の「暴力装置」であり、排外主義=国家ファーストの民衆動員プロパガンダを守ることこそあれ、「排外主義」を排することは、それこそ背理でしょう。

 

 しかし、安倍・自民党支持の人も、公明党の人も、民進党は都民ファーストの支持の人も、今、いやいやヘイトデモの警備やっている警察官の人も、「こんな人たち」になる可能性はあります。というか、基本、「こんな人たち」側なんじゃないの?それこそ、「ヘイトデモ」の人たちも。

 

 私たちは「こんな人たち」側は分断されている場合ではなく、「こんな人たち」として底力を発揮すべき時です。底力には、知恵も、知性も、知識も、団結する力も、そして、奪われている暴力を選択する力も含まれています。今日だって、「体を張って」、でたらめな排外主義的デモを阻止するつもりの人々もいたはず。素晴らしいですね。

 

 私は、私を含めての民衆の力の発現としての民主主義を支持します。安倍首相を秋葉原の街頭から事実上追い出し、川崎でヘイトデモを粉砕した民衆の力を。

 

 私たちとしての私たち、つまり奴らにとっての「こんな人たち」としての底力を発揮しましょう。おかしいものはおかしい、奴隷のままではいられない、そんな当たり前の、だけども騙されていると気づかない違和感に喰いついて、吠えて、体を張って、責任をもって、「こんな人たち」による、「こんな人たち」の、「こんな人たち」の世界を実現しましょう!