側湾症スパイラル | めるもバレエ metamorphose Ballet

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バレエスタジオをつくることになり、奮闘する様子を中継してます。

2024年2月オープン
東横線 日吉 綱島・グリーンライン高田駅@横浜

 ポールスター・ピラティスの日本における大イベント、ポールスター・ピラティス・ジャパン・カンファレンスが開催されました。

 今回、本当に受けたい!!!と思っていたワークショップ、それはDawnna先生の"Exploring the Scoliosis Spiral"。側湾症に対する動きの講義です。

 私は医療従事者ではないので、クライアントさんはおおまかには健康な方がほとんどなのですが、みなさまの姿勢評価をしていて「側湾傾向がある」と感じることがとても多いのです。今の私にとっては一番身近な症状のひとつ。

 最も多く見られる側湾のカーブについて学びましたが、わたしも傾向としてはこれにあてはまると思います。右凸胸椎だわ。

 側湾のある方にどのような動きをつけていくのか。少し大きなお手玉のような、Dawnna先生手作りのプロップをカーブ凸部に置きながら行うエクササイズなどを習ったのですが、側湾は前額面だけの曲線ではなく三次元的なねじれなので、これを理解するのが難しい。頭で三次元の図を描く訓練がまだまだ足りていない。提示された側湾を自分の身体で再現しながらエクササイズを行おうとしても、簡単ではない。従ってからだに落とし込んで理解するには至らない。

 Dawnna先生は「考えるきっかけにはなったでしょう」とおっしゃっていましたが、ワークショップとは全くその通りで、何かを得る場所ではないのです。まず考えるきっかけを与えてもらう場所。それを手がかりに、自分で調べ、自分で実践して、初めて何かを得る。段階を経ることなくしては、何も手に入らないのですよね。

 Dawnna先生は「こういった趣旨のワークショップで学んだことは、絶対に間違って提供してはいけない」ともおっしゃっていました。プロップを凹部にあててしまっては、側湾を悪化させることになります。状態をきちんと見て、間違いなく行わなければならない。理解と応用ができるまでに時間がかかりそうです。

 姿勢評価をしていて、特に側湾傾向を見た時にいつも思うのが、脱衣していただき、背面全体が見える状態で少し距離を置いて見させていただきたい、またできれば写真を撮らせていただきたいということです。(恐縮しており、こちらからお願いすらしていないのですが。評価の際の撮影は、膝から下のお写真を撮らせていただくに留まっています。)スタジオ内の姿勢評価では、お洋服を下から少し捲らせていただく程度に留まります。私の手で捲らさせていただいているので距離は非常に近く、女性はブラジャーもあり、カーブを全体的に見ることが難しいのです。

 姿勢評価は裸に近い状態で、運動時はできるだけぴったりとした着衣で行っていただくのが早道ではあるのですが、そうでない場合は見えないものも多く、運動される方にとっても、インストラクションする側にとっても、取りこぼしが続くのはもったいないなあと思います。

 もしご協力くださる方がいらっしゃれば、ぜひ評価時に脊柱のお写真を撮らせていただきたく存じます。



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