RAIDデータ復旧 ピーピーという警告音が出てアクセスできないPowerEdgeのデータ復旧成功 | RAIDデータ復旧事例 | デジタルデータリカバリー

RAIDデータ復旧事例 | デジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリーのRAIDデータ復旧事例。トラブル発生から納品までを追ってご紹介します。

◆今回データ復旧をご依頼頂いたRAID機器

【DELL製 PowerEdgeシリーズ PowerEdge 830】

RAIDレベル:RAID5 

構成台数:4台中3台構成(1台はホットスペア)

使用OS:Win-2003 Server

共有台数:20~30台

PowerEdge830


状況:ピーピーという警告音が鳴り、起動出来ない。

当社復旧依頼後:99.9%データ復旧完了

発端

今回は、茨城県のIT系の販売・保守業者様からのご依頼でした。

RAID構成のPowerEdgeを使用中に突然ピーピーという警告音が鳴り、アクセスできない状態に。

ログで確認をとったところ0番ディスクと1番ディスクがグレーのエラー表示。

エンドユーザー様が別にいらっしゃるとのことで、早急なデータ復旧が必要でした。

診断

診断の結果、0番、1番ディスクのRAID情報異常。

RAID情報異常とは、4台HDDを仮想的に1台のHDDとして認識させるために必要な
RAID構成情報が崩れてしまっている状態で、そもそもRAIDとして機能しなくなってしまうエラーです。

ハードディスクは主に管理領域とデータ領域の2つから成っており、
コンピューターがRAID構成を認識する際にはまず管理領域のRAID情報を読み込み、
次にファイルシステムを読み込んだ後、ユーザーが保存したデータ領域を読み込みに行きます。

そのため、RAID情報異常のエラーが発生してしまうと、
ファイルシステムや中のデータは無事であっても、アクセスができない状態に陥ります。

今回の障害の場合、RAIDとして機能をしなくなってしまうというエラーですので
ホットスペアも使用はできません。

復旧

まず、お預かりしたアクセスができないPowerEdge 830と同じ状態のRAIDを仮想環境にて構築します。

そしてエンジニアがファイルシステムを解析し、異常が起きているRAID構成情報を正しいものに組み換えます。

このRAID構成情報の中にはRAIDレベルであったり、ディスクの順番、
ストライプサイズ(HDD内のデータを分割しているストライピングのサイズ)など、
さまざまな情報が入っており、累積経験豊富なエンジニアでなければ解析ができません。

納品

デジタルデータリカバリーでは、経験を積んだプロのエンジニアが常駐しています。

実績のあるエンジニアでしかできない解析を必要とした今回のPowerEdge830のデータ復旧も、
ご依頼頂いてから1日で復旧作業完了、その日のうちにご発送にて納品させて頂きました。

今回は下手にいじらずそのままの状態でお持ち込み頂き、
ご依頼頂けたので復旧作業をスムーズに完了させることができました。

高度な解析作業を必要とする故障の場合、再起動やディスクの交換などを行ってしまうと
ファイルシステムの不具合が悪化し、データを復旧できなくしてしまう可能性が高くなり
大変危険です。

データの復旧が必要な場合は、まずデジタルデータリカバリーにご相談ください。


■関連記事
【RAIDサーバー症状別の対処法・障害原因】

■実際にRAIDデータ復旧を利用されたお客様の声
・【名古屋大学大学院 理工研究科】
会社の中で復旧を行っていることと、復旧実績が選んだ理由です。


・【宮城県白石高等学校】
他社で出来なかった暗号化RAIDを、デジタルデータリカバリーならやってくれると確信を持っていた。








にほんブログ村 PC家電ブログ パソコン・周辺機器へ
にほんブログ村

パソコン ブログランキングへ

にほんブログ村 パソコン・周辺機器

人気ブログランキング パソコン・周辺機器