西洋美術の楽しみ方_ルーブルの魔女からの伝言

絵画の見方・味わい方、西洋美術史の魅力を知りたいあなたへ
メルシーパリ.ネット運営者ブログ


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「アトリビュート」という言葉、


美術史用語なのですが、

皆さんは、聞いたことありますか?




来月実施の「西洋美術史パーフェクトプログラム第5回」では、


「アトリビュート」を中心に取り上げます。 






 

私の全6回美術史講座の中でも、
 

絵画を観るうえでの「謎解き」のような要素が強く、


純粋に、鑑賞の面白さを味わっていただけるのがこの回です。 




「アトリビュート」とは、

 

・こんな服装をしていたら、この人物は誰・・ 
・このアイテムは、○○の象徴・・

 

 

のように、

一言で言うなら、目印のようなもの。



単純に考えれば、事例の暗記だけでも済むのですが、


ここを本質からとらえることで、絵画と向き合う姿勢が変わります。




*** *** ***



たとえば・・・


大きな鍵を手にした、この男性。


タイトルを見るまでもなく、この人物が誰なのか

私はおおよそ見当がつきます。




<ルーベンス作「初代教皇ペトロ」1611年>

 



聖ピエトロ大聖堂に眠る、初代ローマ教皇「聖ペテロ」です。


「鍵」は、ペテロのアトリビュートです。




アトリビュートは、

画家と発注者の間で取り交わされてきたルールです。 




このルールを知らなければ、

絵画は永遠に沈黙したままですが、



一度認識してしまったら、


時代を超えて 絵画の向こう側から、

画家たちが饒舌に語りかけてきます。 





聖ペテロの持ち物は、

とても分かりやすい例のひとつなのですが、



必ずしも、全てが「鍵=聖ペテロ」のように

 

試験用の 丸暗記に近い認識 で済むわけではありません。




なぜ鍵が聖ペテロのアトリビュートなのか?

 

単に事例として覚えるより、「聖ペテロ」がどんな人物だったのか、

出典にあたるのが、正統的な攻略法です。

 




アトリビュートを極めるのは、はてしなく長い道のりで、

おそらく、

生涯かかっても終わらないくらいのボリュームがありますが、




それでも、この過程をとばしてしまうと、最終的に、

絵画鑑賞でもっとも味わい深い部分「=自分なりの解釈」という域にまで


達することはできません。




*** *** ***



アトリビュート成立の背景には、

神話や宗教的な概念、ヨーロッパの社会通念なども関連してきます。

 



一度入り込むと、その奥の深さを思い知らされます。

 

 

と同時に、

知れば知るほど、加速度的に面白くなっていくのが「アトリビュート」です。

 

 

 

 


講座のこの回では、


「アトリビュート」とは、似て異なる「シンボル」や、


西洋絵画を観るうえで欠かせない「擬人像」についても取り上げます。

 

 

 


たとえば、よく知られるこの作品

「民衆を導く自由の女神」ドラクロワ作





一般的には、「自由の女神様」が、民衆を率いている場面

とされることが多いのですが、



真ん中のこの女性は、

「自由」という概念を人物で表す「擬人像」です。



・・・と言われても、なんのことやら?

と感じるかもしれません。



「アトリビュート」 → 「シンボル」 → 「寓意」 → 「擬人像」

と段階を追って、お話していきますので、


ご興味を持たれた方は、ぜひ、聴きに来てくださいね!

 

 

◎ 参考記事:嫉妬の擬人像

 

 


ちなみに、この全6回の講座を受講してくださった方々に

 

 

「もっとも印象に残った回は?」とお聞きすると、

 


この回を挙げてくださる方が最も多い、おすすめの回でもあります。

 

 

 


長い道のりの第一歩を、ご一緒に踏み出しましょう。

 






▶︎西洋美術史パーフェクトプログラムについて:詳細




◎日程 
第5回:8月 6日(土) 

 


◎時間
13:45 開場

14:00~16:30頃まで 


◎会場 
東京都内会場 
※詳細はお申込みの方にお知らせします


◎受講費 各回2,800円
その次の9月4日(日)の第6回「宗教と建築」
セットでお申込みの場合は、5,000円



◎支払方法
クレジットカード払い または

銀行振込(楽天銀行 or ゆうちょ銀行宛て)



◎主な内容
・アトリビュートとは何か 

・アトリビュートの意義と役割 

・発生の過程 

・主な事例  

・似て異なる「シンボル」 

・同じアイテムが違う事象を表す例(バラ、鳩など) 

・「擬人像」の概念 

・アトリビュートの例外 

・アトリビュートを疑う 

・「寓意画」とは? 

・図像学の基礎


▶︎詳細とお申し込み登録はこちらから


お申し込みお待ちしています!


講師 内田ユミ



 

 

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時代が移り、国・地域が変わって、

社会的な規範が違っているとしても、

人が本質的に持っている感情や思考自体は同じ。



たかだか2000年くらいで、人の精神の働きは変わらない・・。

 




ギリシア・ローマ神話を読んでいると、

つい最近、芸能ニュースで話題になっていたような

 

浮気事件(・・よりもヒドい事例)が、

当たり前のように出てきます。



 

ただし、感情そのものは我々と変わらないとしても、

表現方法には、随所で違いが見られます。




その例として、

ローマの詩人オウィディウス(BC43〜AD17)が残した

「転身物語(変身物語)」から、



 

戦いの女神が「嫉妬」を訪ねる場面を、
 

少し長くなりますが、引用してご紹介します。



 


・・・そこで女神は、どす黒い血にこわばった「嫉妬」の住家へ出かけた。

その家は、ふかい谷の奥にあり、陽の目も知らず、風も吹かず、荒涼として、凍てつくような寒さに閉ざされ、永遠に火の気がなく、永遠の暗闇に包まれていた。

雄々しい戦の女神もここまで来ると、家の前に立ち止まってしまった。
 

 

(中略)
 

見ると、嫉妬は、その悪行の糧である腹蛇(まむし)の肉をむしゃむしゃと食べていた。女神はおもわず顔をそむけた。

嫉妬は、地べたからのっそりと立ち上がり、食いかけの毒蛇の屍体をそのままにして、ゆっくりと女神の方に近づいてきた。


(中略)

その顔は、まったく蒼白で、からだはどこもかしこも肉が落ち、眼はやぶ睨みで、歯はやにで黒く、胸は胆汁のために緑色になり、舌には毒がしたたっている。

他人の不幸を見てほくそえむほかは、まだかつて笑ったことがない。それに、まんじりともしない猜疑になやまされて、一度も眠りのよろこびを味わったことがない。

他人の幸福にいらいらして、それを見るたびに憔悴していく。他人をいじめながら、じつはそれによって自分だけを苦しめ、自分が自分の罰なのだ。



=引用ここまで=
「転身物語」オウィディウス著
田中秀央 前田敬作 訳
人文書院 出版 初版 昭和41年

 



 



 

 

毒蝮をむしゃむしゃ食べ、やせこけて、

日光が射さず、風の通らない、凍えるような家に暮らし、

(しかも家は、どす黒い血でこわばっている!)


他人の不幸を喜ぶ以外で笑ったこともなければ、

猜疑心のせいで満足に眠ったこともない・・・・・



 

 

オウィディウスは「嫉妬」を、

「自分が自分の罰」と表現しています。




 

自分が、嫉妬で狂っていると自覚したとき、

 

客観的な視点で、

自分の心が、こんな感情に支配されていることを

想像できたら・・・


 

自分で自分を苦しめるのは、

その瞬間から、一切やめようと思えるのではないでしょうか。



*** *** ***

 

さて、ここで


美術史的な視点からも
 

とても大事なポイントがひとつあるのを

お伝えしておきたいと思います。



 

それは、上の文章中で、


「嫉妬」が、「嫉妬の女神」や「嫉妬の精」など、

その感情を司どる生きものとしてではなく、

 

「嫉妬」という概念自体を、

人として表している(擬人像)という点です。





絵画でも、眼に見えない概念や心理、国家、地域などを

人物像として表現することがよくあります。

 



 

日本語に、「擬人化」という修辞法がありますが、
 

これと西洋の絵画における擬人像は、少し異なります。

(人のように表せる対象の範囲が広い)





「擬人像」は、西洋の絵画を見るうえでとても重要で、


この捉え方に馴染んでいくことで
 

多くの絵画に見られる人物像の意味を

正しく捉えることができます。




 

美術館などで作品に添えられている解説文なども、

すんなりと理解できるようになるはずです。

 



この件は、回を改めて、

さらなる解説記事を書きたいと思っていますが、

 

(順を追って説明しようとすると、激・長文になる予感・・)

 

 

 


8月6日に行うセミナーで、

この部分を扱いますので、

 

こんな感じのテーマがお好きな方は

ぜひおいでください!





<西洋美術史パーフェクトプログラム>




 

「アトリビュート」、「シンボル」などの、
 

比較的馴染みやすい事例から入って、
 

最後に、「寓意」「擬人像」までたどり着く予定です。




*** *** *** ***



▶︎西洋美術史パーフェクトプログラム第5回
絵画の謎を解くアトリビュート





6回シリーズの講座ですが、

内容は、毎回独立させていますので
 

初めての方でも、この回からお聞きいただけます。




詳しい内容は、このブログ記事で。

▶︎8月6日の内容|銀貨の袋を手に持つ人物は誰?『アトリビュート』とは


 

▶︎セミナーお申し込みご案内ページはこちら




講師は、わたしです。


嫉妬の話は、しないかも♡



内田ユミ



 

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昨日は、西洋美術史パーフェクトプログラムの個人レッスン

 

(全6回講座の第一回:ギリシア神話と絵画のヒミツ)を

行っていました。

 



 



西洋美術史というからには、美術の歴史なのですが、

 

扱うのは、それだけにとどまりません。


 

 

絵画は、長らく社会の中で果たすべき役割を担っていたため、

 

政治や経済、宗教、思想、人々の価値観など多方面とつながっています。

 

 

 

第一回(ギリシア神話)は、

その広い世界に旅立つための第一歩。


 



 

ギリシア神話を知らなければ、

西洋の絵画を楽しむことはできない・・




という主旨のことは、しばしば耳にしますが、

 

 

それは、単に

神話のストーリーが絵の主題になることが多い、

という事実以上に



 

人々の考え方の根底に、

ギリシア文明期から培われた大きな概念が

 

今も、流れているからなのだと感じます。


 




 

 

個人レッスンで扱う内容は、

セミナースタイルで行っている講座の内容に準じますが、


 

私からの一方向性になりがちな、教室での講義形式と違い、
 


 

ひとり対ひとりの対話形式ですすめる個人レッスンは、

 

濃くしたい部分はより濃く、

 

あっさりで良い部分は、さくっとした形で、

 


 

受講してくださる方とともに、

臨機応変にアレンジしていく楽しさがあります。




 

その方が既に持っていらっしゃる興味の対象、

 

それまでの人生におけるご経験によって、

 

同じレジュメであっても、広がり方は無限。



 

私自身も興味深く、個人レッスンは、

毎回とても楽しい時間です。






 

 

 

ご興味を持ってくださった方は、下記ページから詳細をご覧ください



▶︎あなたの『眼』を入れ替えます!
「西洋美術史パーフェクトプログラム:プライベート」


 

半年が過ぎる頃までに、

あなたの眼に映る絵画は、別次元のものになります。










同じ絵の前に立っても、

そこから広げていける世界は、人それぞれ違います。



絵画は、ときには沈黙し、ときには饒舌に語ります。



そんなパラレルワールドを体験をしたいあなたの

お申し込みをお待ちしています。




***************

宝石赤完全個人レッスンですので、
お好きな曜日・時間帯に
受講していただけます。

宝石赤現在、あらたにお申し込みを
お受けできるのは3枠です。

宝石赤うち、主に土日実施の方が1名様
おもに平日実施の方が2名様までとなります


詳しくはお問い合わせください


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講師 内田 ユミ


 

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現在、一緒にプロジェクト進行中の

漫画家masausaさんの記事をリブログ!





ヘルメスにどんな服装をさせるかという話題でしたが・・


ちなみに、

ルーベンスが描いた「ヘルメス」の一例は、こんな感じ。
 

一番右側。


(アングレームの条約:部分)




「ヘルメス」と言ったら、このような姿で描かれるのが、

スタンダードといえると思います。




ヘルメスは、羽のついた帽子に、

羽のついたサンダルを身につけていて

飛ぶように早く移動します。




伝令の神、商業の神、旅人の神であるヘルメスは、

人と人、人と地域(ときには冥界も)をつなぐ

「伝達」という役目を担います。



そのための、帽子とサンダルなのですね。

帽子とサンダルは、ヘルメスの「アトリビュート」です。



*** *** ***



上記で例に出した作品は

「マリー ド メディシスの生涯」という連作のうちの一枚です。





(パリ・ルーヴル美術館:ルーベンスのホール)




イタリア:メディチ家からフランスに嫁いできた

お妃・マリーの半生を描いた24枚の連作です。



実在のお妃の人生を描いた作品ですから、

本質的には「神話画」とはいえませんが、



とりたてて目立った経歴のないお妃の生涯を仕立てるために、

ルーベンスは、神話の登場人物たちを効果的に配しました。




部分ではなく、一枚全体で見るとこんな感じ。


(アングレームの条約)




連作24枚がどれも大きくて、

地上から、普通にカメラを構えてとると、台形になります。



ルーヴル美術館の大きな部屋、全てを使って

展示されています。



▶︎「マリー ド メディシスの生涯」について
(メルシーパリ.ネットの記事)

▶︎ルーヴル美術館の作品解説その1
(このセミナー映像でも解説しています)


 




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ルーヴル美術館の一枚の絵画から
古代ギリシア世界へ迷い込む... 
 

「プシュケとアモル」絵画の向こう側
 
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宝石ブルー自分の美しい姿に恋をして、身を焦がし 死んでしまったナルキッソスは、スイセンになりました




カラヴァッジオ作「ナルキッソス」 
製作:1596年



 

宝石緑ナルキッソスへの恋が叶わなかったニンフ・エコーは、木霊になりました



宝石赤美の女神ウェヌスの年下の恋人・アドニスは、イノシシに襲われて死んでしまい、アネモネに変わりました



宝石紫芸術の神アポロと、西風の神ゼフュロスの両者から好かれていたヒュアキントスは、円盤が頭にあたって死んでしまい、ヒアシンスになりました



宝石ブルー機織りの技術をめぐって、女神ミネルヴァの逆鱗に触れたアラクネは、ミネルヴァとの機織り直接対決のあと、蜘蛛に変えられてしまいました。

 


などなど・・・



 *** *** ***

 


上記に、短い文章で紹介したストーリーは、いずれも

ローマの詩人「オウィディウス」が書いた

「転身物語(変身物語)/メタモルフォセス」の中に収められています。

 

 

 

なにかしらの展開の末に、

主人公が、植物、動物、星座などに変えられてしまう物語です。



 


「転身物語」は、前回の記事(ローマ人が追加したnewギリシア神話)でご紹介したように、
 


古代ギリシアの各地域で伝わっていた神話をベースに


ローマ人作家の「オウイディウス」が、紀元後に書いた物語です。
 



したがって、厳密に言えば「ギリシア神話」ではなく「ラテン文学」、



いうなれば、「ローマの寓話集」なのですが、
 

現代に至るまで、文学や、絵画のテーマに広く使われています。




 

この作品が後世に与えた影響は、はかり知れず、


現代に生きる私たちが、ギリシア神話として認識している物語は、

 

その多くが、転身物語経由であると言っても過言ではありません。

 




 

ローマの詩人オウィディウスによる作品なので、
 

もともとはラテン語で書かれています。



ということは、

登場する神さまは、ラテン名(ローマ名)が基本。




たとえば、先の文章で

アネモネのストーリーで例に出した「女神ウェヌス」は、


ギリシア名でいうなら「アフロディテ」、

英語名なら「ヴィーナス」です。


 

 

アラクネを蜘蛛に変えた「女神ミネルヴァ」は、

ギリシア名では「アテナ」になります。

 

 


 

ローマ人による寓話集の追加も、

ギリシア・ローマ神話の体系を、複雑に見せている

要因のひとつと言えます。


(つづく)

 

 




 

 

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ここ、ひと月半ほど、ずっと気にかかっていた案件を済ませてきました。

 

運転免許証の更新・・・




この先の人生、 私はできれば、

もう運転はしたくない。

 


したくはないけど、もしかして、

風光明媚な地域に移り住んだりして、


・・車がないと生活が成り立たないような、


そうなったときに、

再び免許とるのもイヤだしなーとか思って、ね、


一応、行きました。




でも、今、これを書きながら思ったけど、

風光明媚な地域に移り住む展開も、ないよね、たぶん。

 

 

でもとにかく、更新しました。


 


免許の更新ってゴールドでも、5年なんだね。

10年っていう単位はなかったっけ?


10年があるのは、パスポートか。





夏生まれだから、免許の更新の時は、いつも暑い。



俗に、自分の生まれた季節は好きなもの(あるいは、得意)と

言われることがありますけれど、


あてはまらない例もあります。


(あてはまらない例 = 私)


夏、すっごい、にがて。



 

日差しの眩しい、猛暑日の日中に出掛けたくないので、

今日は涼しくて、良かった!


暑くて眩しい日に外出するよりは、雨の方が、ずっといいです。




 

免許証の印刷中に行われる30分の講習中は、

ぼーっとしながら、他のこと考えたりしてたけど


「自分から免許証を返納しますと、

 身分証明書として利用できるようになります、その期間は・・・」



ていう話が出てきて



「あ、なに、その話! もっとちゃんと聞きたい!」

と思ったときには、次の話題に移っていた。



次回は、返納でもいいのかもー。


風光明媚なところに

移り住んでいなかったらね!





そんな感じで、


そろそろ、梅雨も明けますね。




はやく、秋分になーれ。


 

 

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「アトリビュート」とは?

 

 

たとえば、この絵画・・・

キリストと12人の弟子が描かれています。


 

「最後の晩餐」シャンパーニュ作 1652年

 ※ルーヴル美術館所蔵

 

 



この場面で、まず判別されるべき人物はイエス、

 

そして、この後のシーンでイエスを裏切ることになる


弟子の一人「ユダ」です。

 

 

 


銀貨30枚と引き換えにイエスを裏切ったユダは、

コインの袋を手にした姿で描かれます。


<部分:拡大>



「コインの袋」を持った人物が描かれていたら、

 

それがユダです。

 

 

 

それからもうひとつ、「黄色い服」も

 

ユダであることの印になることが多いです。

 

 

 


この場合、「お金の入った小袋」、「黄色い服」が

ユダを示す「アトリビュート」です。




 

けれど、どんな絵画においても100%

 

ユダが、コインの袋を持ち、黄色い服を着ているわけではありません。



*** ***


 

 

次回(8月6日実施)の西洋美術史パーフェクトプログラムでは、

 

「アトリビュート」そのものの概念や成立の背景から



知っておくと、

 

絵画の見方の幅が広がるメジャーな事例を中心に

 

ご紹介していきます。

 

 

 

アトリビュートと似て異なる、「シンボル(象徴)」や、

「擬人像」まで、内容・盛りだくさんの回となっています。

 


 

ご興味を惹かれた方、ぜひ聞きにきてくださいね!!

 




◎前回(7月:第4回)に参加した方々の声

▶︎大変受講のしがいがありました

▶︎今まで敬遠していた現代美術が流れの延長であり...



==================
西洋美術史パーフェクトプログラム
第5回「絵画の謎を解くアトリビュート」

8月6日(土)2時〜4時
受講費 2800円
会場 都内板橋区


※第5回と6回セットでお申し込みの場合は
 5000円です。
 

※お支払いは、銀行振込またはカード決済


▶︎詳細のご案内ページはここから


=================



 

連続シリーズの講座ですが、
 

この回からお聞きいただいても大丈夫なように

構成しています。

 

 



お申し込みお待ちしています!!

講師 内田 ユミ

 


 

 

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ギリシア神話を取り込む形で発展したローマ神話は、その後、次の展開を迎えます。



紀元後になると、もともとのギリシア神話をベースにして、
 

ローマ人の作家・文学者たちが、物語を追加するようになります。


 

 

登場する神さまや設定は、昔からあるものを典拠として、
 

当時のローマの人々が、

より楽しめるようなストーリーを創作したのです。



 

ローマ人によって、新たに作られた作品は、
 

本来的には「ギリシア神話」とはいえず、


「寓話」「物語」として位置付けられるべきものですが、

 



登場人物はギリシア神話由来の神さまで、


特徴も受け継いでいるため、

 

 

 

2000年経った今となっては、
 

もはや、あえて区別することもない・・・

というような状況になっています。

(一部の層を除いて)


 

 

 


ローマの作家が書いた文学としては、

オウイディウス作「転身物語(変身物語)」や

 

アプレウィス作「黄金のロバ」などが有名です。
 

 


これらの作品の名称を初めて聞いた!という方でも、


西洋の絵画を見たり、神話のストーリーが好きな方であれば、



 

知らず知らずのうちに、

 

今までに幾度となく、接しているはずです。

(とくに「転身物語」には!)
 

 

 

 

現在、ギリシア神話が、一般的に認知されるイメージとして、

神々しさよりも、むしろ俗っぽさの方が

勝っているかのような印象があるのは、


 

ローマ人が楽しむために書かれたこれらの寓話が

 

大きく影響していると言えるでしょう。

 

 


***



 

「転身物語」も「黄金のロバ」も、もともとはラテン語で書かれたものですが、

 

現在、岩波文庫ほか、日本語に訳されたものを入手できます。



 


 

次回は、ローマの寓話の具体的な内容について・・

 


(つづく)
 

 

 

 

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自分のHP(メルシーパリ.ネット)のアクセス解析を見ていたところ、

ルーヴルのページ

あるドメインから、なんだか、アクセスきてるな〜と思って

見に行ってみたら、

お褒めいただいたうえで、リンクされてた。



超有能サイトだってー。

うれしいね。
 

 

見ず知らずの方で、

コメント欄も見つけられず、

コンタクトとってないけど、

勝手に逆紹介しちゃう。




「まるかじりんご。」かじさんのブログ

【フランス旅行】ルーブル美術館でモナリザやサモトラケのニケなどの作品を半日で鑑賞!


ありがとうございます。
( ´ ▽ ` )ノ








今日も暑くなりそうですねー。


朝から蝉がないてますよ。
 


今日は、海の日なの? 

海、行かないけどね。

 

 

 

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「ギリシア神話」と「ローマ神話」は、
 

しばしば、ふたつでひとつのセットのように捉えられます。


 

この両者が、どんな関係にあるのかが分かると、
 

神様にいろいろな名前がある理由など、


言葉にならない漠然とした謎だった部分も

明らかになってくると思います。
 



 *** ***


 

 

ギリシア神話は、

古代ギリシア世界で伝えられていた伝承がベースになって、


詩人「ホメロス」と、「ヘシオドス」に編纂され、伝えられてきました。





紀元前146年、

ギリシアは、ローマによって制服されます。



イタリア半島を拠点とするローマ人には、


やはり固有の宗教(ローマ神話)がありました。




ローマ人は、勢力を拡大し続けるなかで、


被制服民族の文明に対する寛容的・受容的な姿勢を見せます。

 



・・・これ、どういうことかというと、

 


政治的に制圧した相手であっても、


その民族の持つ、文明、文化、宗教までは、

制圧しないということ。




そして、自分たち・ローマの文化よりも、
 

客観的に優れていると判断できるものがあれば


積極的に取り入れる柔軟な思考を、ローマ人は持っていました。



 

ローマには、ローマの神話があったものの、
 

登場する神々は、やや個性と精彩を欠いていたとされます。


 

そこで接したギリシア神話。



ローマ人は、ギリシア人の洗練された世界観を取り入れ、
 

もともと存在したローマの神々と関連付けたり、


新たに神さまを取り入れたりして、

より生き生きとした形に、ローマ神話を発展させていきました。


 

 

「ギリシア・ローマ神話」として括られるのは、

そのためです。




そしてこのあと、

神話はさらに、複雑化していくのです。



(つづく)

 


 

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