8月7日11時半にアッパヴァー | 銀座一丁目の英語発音教室「メントール」のブログ

銀座一丁目の英語発音教室「メントール」のブログ

英語発音指導、英語学習、TOEIC、TOEFL指導、アカデミック英語、子供の英語教育・英語論文・国際学会・英語のパブリックスピーチ・大学、大学院での講義、経営学・ブランド論・銀座・新富町情報などのブログです。

きらきら星の歌詞に

Up above the world so high

はるかかなたの空高く

という歌詞がありますよね。

ネイティヴスピーカーは、書いてある音を全部律儀に発音しないので、発音されてるのに聴き取れないと思い込んで、一生懸命に聴こうと苦労してる人が多いのですが、

それ、大丈夫ですよ。
発音してませんから。
いくら聴こうとしても、聴こえようがないです。


Up above も、p (閉鎖音の子音)なので発音しないで、口の形だけやり、次の音を発音するまでの間、音にならない「溜め」みたいなものがあります。

平たく言うと、無音状態が続きます。

そして、aboveのvは、発音されますが、多くの日本人がローマ字読みで英語の音を理解しているため、vを vu (ヴ、またはブ)のように、子音と母音がセットになったような音だと思い、0.8くらいの音を2.0のように記憶したり、発音しているんです。


vが、数字で表すと0.8くらいだとしたら、uは1.2くらい(数字は単なる例えで、大きさもテキトーです)なので、余分なものが入ってしまっているんです。

文字でうまく説明できないので、かえって混乱
させてしまったかもしれません。


ともかく、up aboveは、強引にカタカナ表記すると、アップ アバーヴ ではなく、アッパヴァーみたいな発音になります。


てなことを理解し、できるようにしないと、英語が聴き取れないし、英語に聞こえないのに(他にもいくつかもっと重要なことはありますが)、こうした重要な事実を義務教育で国民に教えず、教えようともしない日本国の制度に頭に来すぎた父スギーズは、昔、当時の文部科学省かどこかに、発音教育の重要性について提言しに行ったそうなんですが、相手にされなかったらしく、ずいぶん長い間怒っていました。

子供心に、なんでこの人こんなに怒ってるんだろうと不思議でしたが、私も今、発音で苦労している皆さんにレッスンする毎日の中、父と同じようにプリプリ怒っています。

宇宙レベルの変人な父になんて全然似たくなかったのに、全く同じことしてて愕然としますアセアセ

あーあ。

彼は権力欲が全くなく、ポジションはどうでも良かったみたいなんですが、一人一人教えてても数的にらちがあかないため、大学生に発音を教えようと思い、ある時大学の英語の常勤講師に応募したら、修士号を持ってないことが理由で書類落ちし、またプリプリ怒って、60歳を過ぎてるのに、アメリカの大学院の日本キャンパスで、英語教授法TESOLの修士号をとりました。


日本キャンパスとはいえ、ある分野の世界的権威の教授も、ちゃんと日本に来て授業をするため、質はアメリカやイギリスの大学院に劣りません。

そんな錚々たる言語学者や教育学者からも意見を求められるくらい、発音を学問的、実務的に研究していた父なので、

学位なんてなくてもいいや、と思っていたけど、記号、符号が大きな意味を持つ日本ではそうはいかない経験をしたため、仕方なく後から取ったのです。

私も、MBAを取る前に同じ大学院で三分の一だけ履修終えたのですが、先にMBA取っちゃってから復帰してTESOL取ろうと思っていたところ、商学博士の道にズルズルっと片脚をつっこんで今やどっぷり首まで浸かってしまいました。

父同様、権力欲は皆無なのですが、発音の重要性をいくら訴えても、まだまだ記号社会、権威社会、そして、残念ながら男性社会の日本国において、発言に影響力を持たせようとしたら、わかりやすい記号が必要であると理解しているために、こんなに博士号に執着しているのです。

修士号ならわりと持ってる人いますが、博士号は、修士号に比べたら少ないので。

いつも、893の入れ墨にたとえて笑われますが、
わりと簡単にほれる桜吹雪より、大きな龍の入れ墨を見せたほうが、説得力があるのではないか。

父がアッパヴァーに行ってしまい、一人で発音教育の重要性を叫ばねばならくなった今となっては、ますます龍の入れ墨(博士号)を背中にほっておくことの重要性は高まりました。

商学博士号をさっさととっちゃって、父が確立した、大人の日本人が、英語に聞こえる発音ができるようになる実用性が高い教え方の精度を上げる一方、日本国に欠落している英語教育のスタンダードとして広めるために、学術的に根拠がある説明もしなくてはなりません。

実用性だけだと、教育制度として広く普及させる事が出来ません。

英語教育に何が必要なのかまるで理解していない役人達には、記号の力や、学術という道具を使わなければいけないのです。

そんなに「お勉強」するより、実務が大事的なニュアンスで揶揄されたりもしますが、私は別に世間知らずな探究心で「お勉強」してるわけではなく、趣味でやってるわけでもないのです。


目的を達成するのに必要な道具がわかっているので、その道具を手に入れて使うまでのこと。


父の志を継ぐなんて美談ではなく、たまたま私も同じことでアタマにきて、やりたくなっちゃったんで、やります。

当分(あと四年くらい?)のんびりはできそうにありません。



尚、レッスンはほぼ通常通り行います。
明日は午後から夕方空けなければならないため、一部変更をお願いするかもしれませんが、すみません。

あと、しばらくの間目がはれてたり、マスカラがにじんでホラー映画の登場人物みたいな目元になっているかもしれませんが、指摘されたら思い出して泣いちゃうので、スルーしてくださいますよう

お願い申し上げます。

父の外国の友人に、英語で残念なお知らせメールを書く任務もあるし、午後にはニューヨークから姉一家も到着するため、忙しくなりそうです。

ドーピング倍盛りで頑張ります。

↓とりあえずなんか画像いれときます↓

{BC20A3A9-246E-4CA5-9085-C51D9F107989}