こんなページを最近になって知りました。

http://euro2002.hp.infoseek.co.jp/orita_top.html(無断リンク)

端的に言うと京都大学のとある胸像に毎年毎年落書きが行われている、というもの。まあそれだけ聞けばタチの悪いイタズラなんですが、何が凄いといって銅像をヤキソバン色に塗りつぶしたりとか、もう単なる落書きの域を明らかに超えている。

しかももっとすごいのは、その胸像が工事のため撤去された後も、何者かが自分達で胸像を作って置いているという事です。何故そこまで!

毎年この時期になると新しい「折田先生(胸像の名前)」が生まれるのが風物詩となりつつあるそうで、ここまでくるとたかが悪戯も侮れない。胸像への悪戯具合がどうこうではなく、悪戯そのものがアートみたいになってるからなァ。

まあ推奨するべきものではないのでしょうが、こういうひたむきさにはちょっきし憧れたりもします。ボク自身芸術系の大学にいたけれど、ここまで気合入った人はほとんど見なかったし。

ボクが入学する前に、学校中の便器を真っ赤に塗り上げた人がいたらしいという噂は聞きましたが、それくらいのもんです。

あ、股間に蛇口付けてる人がいたな……。
どこ行ったんだろ、あの人……。

まあそれはさておき胸像の一件ですが、毎年行われているというあたりから察するに、おそらくはどこぞのサークルの恒例行事なんだろうなァ。胸像を作って卒業する、という。
微笑ましいと言えば微笑ましい。

しかしまあ、悪戯は良くないよ。
そのエネルギーをもっともっと有効に利用しようぜ!
と、賢しいオトナの意見を言ってみたり。

でも分かるよ。無意味な事だから楽しいんだ。
無駄な事にこそ力を注ぎたくなるんだ、人間ってヤツは。

そして、だからこそ面白いんだ。生きてくのはさ。


ボクは、下らない事に一生を捧げる、そんなオトナになりたい。