売れない物書きはオダテブタの夢を見るか

2006-07-25 Theme: ニッキ

とりあえず落ち込んでばっかもいられないので言うけれども、先日東京に行って「pulp」の3巻の見本を貰ったんだ、ボクは。


そんでもって聞きたくなかったけれども話の流れ上聞いちゃうじゃない、部数の事を。2巻も相当下がったんだけれどもどうなんだそのへんは、って思うじゃない、やっぱ。人として。


それでまあ具体的な数字聞いちゃってビックリして、もうマジで数字を書いてしまいたいけれどもそれは流石に編集さんに怒られるから書かないけれども、しかしながらとりあえず落ち込んでばっかもいられないのでこれだけは言っておくけれども、超低いから! 部数! 結構覚悟していたボクが、へー、底辺ってそんなに低いんだ、って感心するくらい少ないから!


今とても売れている、「涼宮ハルヒの憂鬱」の1巻あたりの平均部数を「1ハルヒ」とした場合、大雑把に言って、「pulp」第3巻の部数は「20ミリハルヒ」くらいだから。たぶん。少しでも多く見えるようにセンチ単位にはしない小さな見栄をここで披露。


こんなん書いちゃって絶対編集さんに怒られるけれども、ボクは断固この日記は消さないし、これは半分自虐ネタなので笑ってくれたらいいと思うし、せめてこうでもしないと心の均衡が取れないからこんなん書いちゃうし、だからとりあえず、ボクの言いたい事は、「pulp」の3巻目が欲しい人は発売日にでっかい本屋さんに行ってそんでもってその店に置いてある数冊がその街に存在する殆ど全ての「pulp」かもしれないぞ、っていう事なんだ。それくらい少ないぞ、って事なんだ。気を付けろ!


あと同月発売が「がーごいる」シリーズとか、「まかでみ」シリーズとか、「狂乱家族日記」とか、ファミ通の中でもとても売れているエース級ばっかりでドッカンドッカン流通に乗せられてる事が予想されるので、本屋でボクの本を見て、「あ、凄い少ない。結構売れてる?」とか思ったとしたらそれは大きなミステイク、最初から少ないだけですからー! 残念! という、もう今じゃ古臭いお笑いネタが出てしまうくらいには少ないぞ、って事なんだ。


いいか君達、これは冗談じゃないんだ。繰り返す。これは冗談なんかじゃないんだ。


自虐ネタだとしてもそこに一切の誇張などなくボクはたぶん真実を言っているし事件は会議室で起こってるんじゃないし現場で起こってるんだし本屋さんも大変ですねこんな売れない本押し付けられて本当にすみません、って謝りたい。


他の作家さんもなんだこんな本ダラダラ3冊も書きやがってボケがとか思ってるかもしれないし編集さんは編集さんでおいおい好き勝手にやらせてこれかこのガキャァ調子に乗りやがってとか思ってるかもしれないしとりあえず謝らないとボクの気が済まないので謝りますごめんなさい全てボクの力の至らなさ故なので顔を踏むなり鞭で叩くなり縛り上げるなりして下さい女王様。


と、いう感じには少ない。

土曜日に会った、あきさかあさひさんに延々愚痴を聞かせてしまうくらいには少ない。初対面なのに。

本当にすみませんでした。ネガチブにも程がある。ウナギ美味しかったですね。あとパフェご馳走様でした。美味しゅうございました。せめてそのくらいは。ポジティブなボクを。


で、やぱりネガチブな人間だから前の話に戻ってしまうわけなんだけれども、ボクもさ、「三月、七日。」好評ですから、とかっておだてられて調子に乗っていたんだ正直。大して売れているわけでもないのに。

「3巻書いていいよ」とか言われて、ウヒッ、って小山ゆうの漫画のキャラみたいに笑って書き始めて好き勝手やったらリストカットだの暴力団だの麻薬だの、そりゃあいかんよ、売れんよそんなん、って今更ながら思うけれどもオダテられてのぼせたボクはそんなん気付かないまま書き始めちゃってしかも書きようによっちゃもう少しこう、どうにかできたかもしれないのに、実力不足、結果こういう結末になったのだという事だけは、ボクはしっかりと噛み締めなくちゃいけないし、こんなところに書く事じゃないんだろうけれども書かないとまたぼけーっと忘れてしまうから自分に戒めるために書いてみた。


だからと言って、ボクに売れるものが書けるかどうかなど全く分からないけれどもとにかく何か、このままじゃ駄目だ、わたしもうぢきだめになる、っていう事をひしひしと感じている今、新しい物語を書くにも勇気が足りない。青いブリンクに勇気を貰いたい。元気玉でもいい。オラに元気をーッ! みたいな気分だからちょっと励ましてくれると嬉しい。


そんな感じで目一杯愚痴というか泣き言というか、これを書いてたら少しだけやる気が出たので小説を書く。



次のヤツ書き上がるまで更新しない。くらいのつもり。たぶん。

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不純ゆえ

2006-07-20 Theme: ニッキ

帰り道すがら、不意に寂しくてうずくまってしまうボク、そりゃあもう、通りがかった野良猫だって不審げな眼差しでボクを見るわけで、何だコレ、安っぽい恋愛ドラマじゃあるまいし、不幸面して誰かが同情してくれるわけでもなし、こんな自分は本当に嫌なんだけれど、仕方ない。寂しいもんは寂しいし、不安なもんは不安なのだ。全くもって。うずくまる。


悲恋が美しいもんだと決め付けられるようになったのは、一体全体誰のせいなのか、ロミオのせいかジュリエットのせいか、寛一お宮か金剛石か、そんなもんは知ったこっちゃないし、そもそもこれが悲恋かどうかも知ったこっちゃなくて、悲恋っちゅうか、どっちかつーと無謀な恋か、これは。ひょっとして。いやそもそも恋なのかさえもどうも分からないけれど、とりあえず、好きだーッ! って叫びたいくらいには好きなんだから、恋なんだろう。たぶん。ここは世界の中心。愛を叫ぶ場所。恋。


まあまあ、こんな恋愛話略してコイバナなんぞ書いてみたところで誰も興味ないし、あんましこういうの書いて、この人は年がら年中盛ってンなァ、とか思われても嫌なんだけれども、まあ近年稀に見る勢いで盛ってんのも確かで、ハハ、ボクもまだまだ若いナ、とか自分で自分に感心とかしちゃったり、する。


そんなこんなで欲望真っ盛り、煩悩一直線に走ってみている昨今、これが悲恋だ苦難の道だ、なんて言ってみたところでロミオもジュリエットも出てこないし仮死状態になれる秘薬もないし、生き別れの妹との再会とかそういうもんでもないわけで、本当に、世間で思われてるところの悲恋の物語みたいな、そんな美しいものじゃないんである。ドッロドロのグッチャグチャなんである。正直な話。不純の象徴、金剛石も出てきやしないが、さりとて純でもない、むしろそれ自体が不純な、あまりに不純な。


ただ、今、ボクという一個人の我執と言うか、我欲と言うか、そういうあまり美しくないものが、しかしあまりに純粋にそれだけあるもんだから、ギラギラキラキラ光っているように見えて、あたかもそれが純愛のような、そういう光を放ってるかもしれないという、そんでもってそうあったらいいなという、そういう話なのだ。


彼女が美しく見えるのも、たぶん、あまりに純粋な欲望のゆえ、我侭で浮気で非道な彼女を、ボクはとても美しいと思ってしまったから、今がある。仕方ない。そう思っちゃったもんは、思っちゃったんだから、どうしようもないだろう、この際、悩んでも。


純愛モノの恋愛小説が流行した頃、ボクは次に流行するのは「不純な純愛」だと、何となく思って、思ってはみたものの、不純な純愛って何だソレ、と自分に突っ込み入れたのも今は昔、たぶん、これだ。これが不純な純愛だ。あまりに不純ゆえ。肉欲愛欲が強すぎるゆえ。それはあまりにあまりに美しい。


と、いう、そういう話を書こうと思って、今、考えている。

しかしながらあまりに売れそうにない話だ。


夢がない話か。



あまりに、あまりに。

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スナフキンのように

2006-07-18 Theme: ニッキ

昨日は海の日であった。


ボクはほぼ丸1日寝ていたのであるが、普通に考えて、せっかくの休みに1日中寝るなんて! 勿体ない! などと思う方もいるやもしれぬ。


しかし1夜明けた平日の今日、水族館に行く準備をしているボク、会社を辞めて以来、休日とか祝日とかが本当にどうでも良くなった。と言うよりもっとはっきり言うと曜日の概念があんまりなくなってしまった。


フラフラ気ままに街とか出歩いて、人が多いと、おや、今日は休日だったかしら、などと思う事もしばしば、全く浮世離れした生活、ムーミンに出てくるスナフキンのように、ぼんやりと、のんびりと。

されど悲しいかな、スナフキンのような悟りにも似た境地に至れているわけではなく、煩悩欲望嫉妬不安を抱いて、時にはそれに振り回されて、カッとなったり泣いてみたり謝ってみたりして、ああ、スナフキンだったらこんな時、パイプくわえて釣りでもしてるだけだろうに、なんて思ったりするのだった。


ああ、而して、ボクよ。小さき人よ。

幼き頃憧れたスナフキンの如きになれるはいつの日か。


とりあえず、釣りはできないので水族館に魚を見に行く、と、そういう事にしておこう。



マンボウ、いるかな。

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愛ゆえに

2006-07-15 Theme: ニッキ

愛って何だ、ってな事をしみじみ思う最近、一体全体何をどうしたらそれが愛だと言えるのか、考え考え、ぼんやりと生きる日々。


仮にだ。仮にだよ。


自分以外の男と暮らして同じベッドで寝ている女に愛はあるのか、とか。

そんでもってそんな女をそれでも好きと言う自分に愛があるのか、とか。


まあ、仮にの話なんでそんなもの、じっくり考えたところで仕方ないのだけれども、怒るのが愛とか、許すのが愛とか、それくらい単純な話であれば、世の中に痴話喧嘩なんちゅうものはなくなってしまうわけで、少なくともそれなりに考えるには値する問題ではあるのだろうなあ、と、思う。


ただ、愛ゆえに、愛ゆえに、って、有名なセリフはあるけれど、それで人が苦しむとか悲しむとかは思いたくないし、かと言って今自分が感じてるものが愛じゃないとも思いたくないし、いや、仮にの話なんだけれども、だからあんまし、ああ、この人今そんな状況なんだと思われても困るんだけれども、とにかくまあ、愛って難しいなあっていう、それだけの話なのだ。


で、振り出しに戻って考えて、愛って何だ、ってまた考え始めるボクがいる。答えは出ない。


役所に行って証明書でもポンと出るならそれはそれ、会社も辞めた事だしすぐさま役所に行って発行してもらうんだけど、そういうわけにもいかないし、ただそんな簡単にポンと出るもんだったらたぶん愛の価値が大暴落する事必至だし、やっぱし、何とも言い難いものだからこそ大事なものなんだろなあ、とか思うし、あれ、また考えが振り出しに戻ってねえ? もうこんなん考えるだけ無駄なんじゃねえ? って思いつつもやっぱ考えてしまうわけで、まったく、心休まらぬ。


とは言え、結局、自分が愛だと信じるものを貫き通すしか、できる事などないわけで、いや、仮にの話なんだけれども、やっぱ誰に何と言われようとも、ボクはやっぱり愛を叫ぶべきなのか。そうなのか。そうだ。たぶん、絶対。


しかし叫び過ぎたら過ぎたで安っぽいってあたり、やっぱり愛ってのは難しい。


考え過ぎて、頭が痛い。

まあ今日はゆっくり寝て、そんでまたグルグル考える日々に戻ろう。

ひとまず一言呟いて、今日はおやすみなさい、また明日。



愛してる。

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いろいろ

2006-07-09 Theme: ニッキ

とりあえず、いろいろ。


7月6日から、「ちょく読み」っていう携帯コンテンツで、「三月、七日。」が配信との事。
AUとDocomo対応だったかな……。


「ちょく読み」

http://www.kadokawa-mobile.co.jp/yomi/index.html


本買うよりはお安いんで、興味ある方はどーぞ。



それから、「三月、七日。」が再度重刷という噂を聞き、へえ、そんな売れるんだ、とか自分自身ビックリしたりしてるんだけれども、新刊の「pulp」は全くもって売れたとかそんな話聞かないので何かとても悲しい。

いやいや、それにしたって、有難い事なのだぞ、「三月、七日。」買って下さった皆さんのおかげで生活助かってるんだぞ、と思いつつ、思いつつ、うう、「pulp」も買って欲しいボクがいる。


しかし正直な話、「pulp」シリーズは多分重刷される事はないのだろうなァ。あな悲し。

仕事で上京したついでに編集部に行ったら、「もっと殻を破らないと」といった事を言われてしまい少し落ち込んだ。殻に閉じ篭り続けて27年……もうガチガチで破るに破れない。

と、泣き言も言ってられないので少し変わったスタイルで新しい話など書いてみる。好き勝手にやるのは結構楽しい。へへ。



人間関係は相変わらず不安定なまま。

多少落ち着いたんだけれども、まだまだ安心もできない。しかしまあ、なるようにしかならないので、あまり慌てる事はよそうと思った。カッとなってちゃぶ台返しとかしてちゃ、駄目だ……。グラス割れたし。



他にも、こちょこちょあるけれど、まだ話しちゃ駄目な事も多いし、それはまたいずれ。

今日は少し落ち込んでいるから、そろそろ、寝る。



おやすみなさい。

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AだのBだの

2006-07-02 Theme: ニッキ

「pulp」第3巻の原稿は無事入稿され、危ぶまれていた7月発売もどうにか実現の運びとなった。


今思えば、「pulp-A」「pulp-B」「pulp-C」というタイトルにすれば良かったなあ、って、著者稿読みながら思う。1巻でAして2巻でBして3巻でCだ。10Pに渡って。書き過ぎた。正直自分でも読むの恥ずかしい。


それにしても。

失礼な話、ボクは他の作家さんの本をあまり読まないのだけれども、みんなどうなの? Cとかしてんの? ぶっちゃけセックスとかしてんの? それを書かないのが美徳なの? っていう、そのあたりの空気が全然読めないから、困る。


ボクの人生の中で読書の原初体験と言ってもいい、初めて本を読んで感動したっていうのは、村上春樹さんの「ノルウェイの森」なんだけども、「ノルウェイの森」はセックスばっかししてる話なんで、ボクはやっぱり小説を書くとどうもセックスについて触れたくなってしまうというか、そういう事に対しての描写がないと、どうも、落ち着かない。


「三月、七日。」という本では、いかにセックスさせないか、好きだけどセックスとかしちゃ駄目な関係を続けるというのはどういう事なのか、といった事を考え考え書いてて、ちょっと欲求不満みたいになって、まあそれで「pulp」とか書き始めたんである。


だから、つまり、発売もしてないのにネタばれしてナンだけども、「pulp」はそもそも嬢と彰という2人の人間がセックスするまでの話を書こうと思って書かれた話で、当然3巻ではそういう事をしてるので、そういうの嫌いな人がいたらごめんなさい、と、それをこの場で言っておこうと思ったのだった。


まあ、内容は至ってノーマルで、人を不愉快にさせるような描写はないと思うんで、普通に読み流してくれたら、それで良いと思う。


そのセックスシーンを深夜の喫茶店で1人黙々と書いていたボクはあまり普通ではないのかもしれないけれど、いかにボクが変態だろうがそうじゃなかろが、作品までそうだというわけではないし、だから、あんまりそういうシーン読んで、へー、こういうのが好きなんだ、とか思われても困るし、本当はああいうのが好きなくせに、とか思われても困るし、切り離してくれりゃいいのである。うん。


そういうわけで、7月29日、「pulp」第3巻が発売なんで、買って下さいという、話。

こういう薄暗い話書くのもこれで最後かもしんないし、まあ、記念みたいな感じで。縁起物みたいな感じで。

どうか。

あと隼さんのイラストは相変わらず超素敵なので、それを見るためだけの目的でもいいんで、ボクの小説は読まなくてもいいんで、何卒、何卒。


やっぱ会社辞めると、生活かかってるから必死さも違うのである。



さー、次はどんな話書こうかな。

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