すべてのコミュニケーションは、
相手に自分の望む反応を期待
しておこなわれます。
「そんなことない！
俺は純粋に相手の幸せを
願ってやっている。
見返りなんて求めちゃいない」
そう思われる方もいらっしゃるでしょう。
実は「相手を幸せにしたい」
というのもあなたの望みなのです。
あなたは、「その人を幸せにしたい」
という自分の望みのために
相手に何かをしているのです。
だから、この場合
金品や感謝の言葉でのお礼がなくとも
ショックは受けないでしょうが、
「あんたのせいで、不幸になった。
どうしてくれんのよ！」
なんて責められたら、
いい気はしないですよね。
だから、
他人のためではなく、
自分のためにやろう！
ということになるのですが、
それはちょっと目的が違います。
そこにどんな形であれ
他人が関わったら、
それはコミュニケーションなので、
相手が自分の期待にそぐわない
反応をしたら、満足できないのです。
では、相手があなたの望む反応を
してくれなかった場合、
どうすればいいのか？
相手があなたの望む反応を
してくれるように
コミュニケーションの仕方を変える。
または、
あなたが相手に望むことを変える。
それでもダメだったら
その人とは関わらないようにする。
そして、あなたが望むとおりの
反応をしてくれた人だけに
与え続けるのです。
自分が好きなことをやっていれば
相手にどう思われようが
相手がどんな反応をしてこようが、
気にならないんだよ。
と、よく言われています。
でも、実際それは無理なことなのです。
もし、そう思うのなら、
それはコミュニケーション
ではありません。
ただ自己満足でやっているにすぎません。
あなたは、見返りを求めず
相手に何かをしたり与えたりした。
けれど、相手から拒否されたり、
責められたり、
裏切り行為をされた。
そんなときは、
腹が立って当たり前です。
自分を責めないでください。
相手がどんな反応をしようとも、
そこには
「この人に、幸せになってもらいたい」
「この人に、喜んでもらいたい」
というあなたの愛があったことを
忘れないでください。
人を愛したい
人から愛されたい
そのためにわたしたちは
コミュニケーションをする
のですから。
矢野惣一から濃～い内容のメールが毎日届く