さらに一歩先へ!“ブラックレーザー加工” | カスタムクラブ製作提案!

さらに一歩先へ!“ブラックレーザー加工”

今日から新たに修理加工技術のNEWラインナップとして新しい技術をお伝え致します。


最近のフェースは本当にブラックIPが多いですね!



「こんな感じのフェース…」


今までフェースの加工を施すとシルバーの地金が出てしまう為に“塗装”で似たようなブラック塗装をしてきました。


このようなイメージで…



この処理は比較的安価でかつ容易な為にブラックIPのフェース面の擬似的な技術として使ってきました。しかし塗装は塗装…。ウィークポイントとしてやはり剥がれてくる可能性が高いです。


チタンの地金の上に塗装処理を施しいる為にフェースの撓みに対して密着強度が足りないのがその理由です。


ただ加工前は、黒いフェースだった為にシルバーになるのはおかしい?ということで多用してきましたが剥がれのウィークポイント解消の為に別の方法を模索してきました。


強い塗装膜のもの、またはIP加工の再加工など…


IPは、基本的にチタンの変色に近いものなので剥がれることが少なく塗装処理に対しては圧倒的に強度があります。その為に兼ねてからIP加工の後処理を模索していましたが金額的なもの、そして納期的なもので結果的に断念…。


その代わりとなるものでレーザー照射を使った新しいブラックフェース加工の技術に成功しました。


こちらをご覧ください。




レーザー照射をフェース面のクラウン側からソール側にかけて丁寧に1本1本照射することにより“ブラックフェース”の再現をしています。


「きれいでしょ…」


この913はフェースを反発加工した後に新技術を使ってブラックフェースに仕上げ、さらにスコアライン間の模様も再現したものです。


さらに副産物として研磨加工したフェースの反発がさらに上がる!ということが分かっています。レーザー照射によってフェース面の硬度が増したことが原因かもしれませんが詳しいことは分かっていません。とにかくさらに反発が上がるということしか…。


レーザー照射によってブラック化したフェースですがクラフト的に問題点が一点だけあります。それはフェース面クラウン部分の補色塗装が必要になってくる点です。


レーザー照射はフェース面範囲ギリギリを狙ってブラック加工します。しかしクラウン部分の境目塗装ががその熱で若干焼けてしまう為にこの部分の補色塗装が必要になってきます。その為に納期と手間がいつもよりも若干掛りますね…。


ただここまで綺麗に塗装以外で処理出来たことは“新しい技術”として自信を持ってラインナップに加えることにしました。


今後、フェース反発調整加工時にこのオプションをご希望の方は“ブラックレーザー加工”と明記たは口頭でお伝えください。


フェース面の剥がれに強くさらに研磨以外で反発が上がる新技術“ブラックレーザー加工”を本日から加えます。より純正に近い処理をご希望の方、剥がれないブラックをご希望の方はこのオプションをご利用ください。オプション料金は¥18,000(税別)です。


よろしくお願いします。