プチ滋賀旅行2日目。
彦根城をメインに、そこから長浜城に移り。
本当は関ヶ原も行きたかったけど、時間切れで断念。
さーそろそろ帰るべと、帰宅の途に着く。
が。
どーしても後もう1杯だけラーメンを食べたくなり、車をストップ!
google mapでラーメン屋を検索し、引っ掛かったのが「たい風」。
入店した時間が中途半端だったためか、先客はわずか1組。
ゆうゆうとカウンターに腰掛け、ここの基本メニューっぽい”たい風ラーメン”を選択。
程なくしてラーメン登場。
見た感じ、オーソドックスな感じね。
こってり作り込んでる~ってタイプじゃなさそう。
まあ取りあえず、いただきまっしょー!
スープは完濁の白。
液温チョイ熱。
口当たり柔らか。
滑らかにすいすいーっと入り込んで来る。
味わいミルキー。
味の厚みでグイグイ攻めてくるパワータイプじゃなく、軽やかにするりと抜けるライトスタイル。
後味の切れもさらっと軽め。
麺は中太麺。
茹で加減普通。
こちらもしなやかさっぱりタイプ。
高加水で食感しとしと。
淡い味がぱっと舌を滑る。
スープとの融合感はいいですね。
ライトな味同士がぴたっと噛み合って。
つるつると軽快に喉を滑り落ちていく。
チャーシューはサイズ小、厚みやや厚、2枚。
肉質ほちゃっと柔らかく。
味わい豊潤。
肉のうま味が豊かに湧き出してきて、さらにそこに醤油タレがじっとりと絡んで。
高密度な味同士が、互いの味をがっちりと重ね合う。
このチャーシューよく出来てますね。
食感、味、重みともに申し分なし。
これはかなりのヒット!
でも、それが逆に違和感。
つるるるるーっと食べ進んで。
終丼。
たい風の”たい風ラーメン”。
悪くはないけど全体に統一感のない、もうひとつしっくりこないラーメンでした。
取りあえず麺とスープ、あれはもう少し重くした方がいいと思う。
なんでもかんでも濃きゃいいってモンでもないけど、それでもこれではパワーが足りない。
もっと凝縮感を高めて、食べ応えを増した方が絶対にいい。
一方でチャーシューの出来がやけに充実してて。
肉の味+醤油の味が濃密に溶け合い、とろける美味しさ。
結果、軽いスープと麺に対してチャーシューのインパクトばかりが頭ひとつもふたつも出てしまい、どうしても全体としてちぐはぐな印象を残す。
例えて言えば、新鮮なみずみずしいお刺身の中に、なぜか揚げ立てじゅわじゅわの肉厚トンカツがどすん!置いてあるような。
そんな感じでした。
スープ、麺、チャーシュー。
一杯の丼の中で表現するそれぞれの個性と、そして整合性。
その辺をもっと意識してチューニングすれば、よりステージの高いラーメンに化けると思うんだけど。
どーだろーなー???
ごちそうさま。
はい、以上で滋賀ラーメン遊歩はお終い。
遠いようで行ってみると案外そんなに遠くなかった滋賀県。
念願の彦根城も見られたし。
滞在時間1日チョイとちょっと短めだったけど、それでもめっちゃ楽しかったです。
だけど。
ひとつだけ思い残すことがあるとすれば。
おねーちゃんとの出会いがなかった・・・・。
次回はよろしくねー!(←何を?)