わたしね、人間国宝になりたいんですよ。
なんかカッコいいじゃないですか、人間国宝。
ググって調べてみると、そもそも人間国宝とは「重要無形文化財の保持者として各個認定された人物を指す通称」という事らしい。
なるほど。
でもそんな紋切り型の人間国宝じゃつまらない。
わたしが目指す人間国宝はズバリ。
「下ネタ人間国宝」!!!
コレよ、コレ!
史上初。
下ネタの人間国宝!!!
でもそうするとまず、大前提として下ネタが「重要無形文化財」でなければならん訳ね。
と言う訳で。
ラーメン遊歩はこれからも知的・文化的下ネタの発信、および格調高い芸術性を模索し。
さらなる高みへと下ネタの芸道を磨き上げ。
その社会的地位の確立と認知の向上を目指して。
より一層の精進を重ねていきたいと思います。
目標は!
下ネタ人間国宝第一号!!
やるゼぇぇぇオレわぁ~~~~~~(炎)(炎)(炎)(炎)(炎)(炎)
そんな下ネタへの熱い思いを胸にたぎらせながら。
ラーメン。
この日はお休み。
ちょっと用事があって、金沢中部をうろちょろ。
お昼。
せっかくなのでのぼる
でラーメン食うべと向かう。
この店は昼営業しかやってないので、こんな時しか食えない。
しかし。
必殺の店休パンチ!
おい、定休火曜日だろうがよ?
なんで月曜に休んでんのよ?
イラっとしながら車を走らせ。
次に向かった先は一世風靡
。
定休日。
後で調べたら、ここは元々月曜定休だったらしい。
撃沈。
という流れから、最後は夕介へ漂着。
へろへろにヘタり果て。
選んだメニューは”魚介とんこつ”。
ヤケクソの大で。
こーなったらもーーー思いっきり食っちゃるわい!!
それではフラれフラれて三件目。
相変わらずの定休パンチの悪魔の仕打ちに。
涙ぽろぽろ流しながら。
夕介の魚介とんこつ、いただきます。
スープは完濁の茶色。
液温あちちー。
味の密度感がいいですね。
口当たりからぐっと押してくるような圧力。
豚骨の重み。
魚介の硬質感。
その両者のバランス。
ひとつひとつの要素がしっかりと設計され。
無駄も出過ぎもない、実に完成度の高い構成。
エエ味に仕上がってます♪
ただ。
もーちょっと玉ねぎ増やして欲しいっス。
生玉ねぎのシャキシャキした辛みと鮮度感が、このスープにめっちゃ合うんですわ。
麺は太麺、形状若干フラット。
茹で加減は普通を指定。
むっちむっちとした豊潤な粘り、伸び。
湧き出す小麦の味は、どかん!とダイナミックで。
ひと噛みひと噛みの充実感が抜群!
この麺、吟とん
の麺と似てるね。
食感・舌触り・味。
ひとつ違いを言えば、吟とんの方はもうちょっと塩気強め。
まあいずれにせよ。
わたくし好みのウメ~ぇ麺です♪
チャーシューはサイズ・厚み共に中程度。
2枚。
肉質柔らか~く。
とろとろ。
脂の甘みとお肉うま味が程良く溶け合い。
液状の味わいがゆったりと喉を通っていく。
何とも言えない贅沢×贅沢~なお肉エキス。
これまたわたくし好みで。
ウマうま過ぎますわ~♪♪
半分ほど食ったところで、卓上にあるにんにくクン投入。
小さじで3杯ほどブチ込む。
一気に増すボディ。
にんにくの反則エアーで味のボリュームがそれまでとは段違いに膨らむ。
ぼっかん!ぼっかん!と飛んでくる、にんにくパンチ!フック!ストレート!
でもなんか。
どう言うか。
なんか違うんスわ。
どことな~く味がボケちゃうのね。
味の輪郭をがっちりと固める魚介。
味のボリュームを外方向に膨らませようとするにんにく。
正反対の指向同士が喧嘩して。
結果、両方の持ち味を両方で打ち消し合うような中途半端な形となり。
ちぐはぐ。
このラーメン。
にんにくはNGやね。
入れんでエエわ。
そのまま残りの麺とスープをずるずるりと食べて。
終丼。
ふと見ると中待ち数名。
もーちょっとぐだぐだくつろぎたかったけど。
後客に迷惑なので。
とっとと席を立つ。
オープンして3年。
修業先真打
とは違った、独自の方向に進み始めている夕介。
この先の進化にさらに期待っス!!
ごちそうさま。